消防ポンプ自動車の更新によって、退役を迎える消防車を紹介します。
平成10年(1998年)10月に日本損害保険協会から寄贈を受けた水槽付き消防ポンプ車(水1-B型)です。
車体 | 日野 レンジャー |
エンジン | J08C |
車体型式 | KC-FD1JGBA |
車両排気量 | 7960cc |
ポンプメーカー | 畠山ポンプ製作所 |
ポンプ等級 | A-1 |
特殊偽装 | クローラ式ホースレイヤー積載 |
放水銃 |
平成11年2月に洞戸出張所に配置され、令和2年までの21年間も洞戸地域における市民の生命や財産を災害から守るため活躍していました。
令和2年から現在までは、大規模火災時のための備えとして常時出場できる状態で関消防署に配置され、消防ポンプ自動車の整備期間中の代車としても使用し活用していました。
26年経過した現在の走行距離を確認すると、
31,080km でした。
消防車は災害現場と消防署の往復がほとんどですので、走行距離は少ないものでした。
それに比べて、車のエンジンがかかっていた時間を表すエンジンアワーメーターは、
2,520時間(約105日分)でした。
消防ポンプ自動車は車のエンジンの力を利用して放水をしていることから、走行距離が短くてもエンジンがかかって現場活動している消防車の特徴が感じられます。
これまでの26年間の長きにわたり、おつかれさまでした。