消防法では建物内に居る人が避難するため、また消防隊が消火や救助活動をするための窓や扉が少ない階を【無窓階】と呼んでいます。
このような階は火事が発生した際に煙が充満しやすく、避難や消火活動に大きな支障をきたすため、建物内に居る人の命が危険にさらされる恐れがあります。
そのため、事業所や店舗などの防火対象物では消防法による規制が特に厳しくなっています。
【無窓階】にならないためには、窓やドアなどの開口部が開口のため常時良好な状態に維持管理されていることが必要です。
写真のように窓の前に物品を置くことで、思いもよらず無窓階になってしまうことがあるので注意が必要です。事業所や店舗などで家具の配置を変えたり、改装して窓や扉などの建具を変更したりする際には、最寄りの消防署へ建物の“抜け感”について一度ご相談ください。
※ロッカーが窓の前に置かれている・・・。