東京オリンピックで正式種目として採用された「スポーツクライミング」、中でもロープを使って十数メートルの壁を登っていく競技を「リードクライミング」と言います。最近うちの11歳の娘も始めたのですが、このクライミングは一人ではできません。登る人=クライマー、確保する人=ビレイヤーの二人が揃ってはじめて成り立つ競技なのです。
※わが家では娘=クライマー、父=ビレイヤー
クライマーとビレイヤーは1本のロープで繋がっていて、ビレイヤーはクライマーが壁を登るときはロープを送り出し、クライマーが落下したときはロープを張って落下を止めます。
安全に登るためには二人の息が合わないといけないのですが、まだ親子共に初心者なので息が合わずケンカすることもしばしば。だいたいいつも父が怒られています(笑)
趣味でやっているクライミングですが、実は私の仕事にも役立っているのです。
それは「確保(かくほ)」です!!
消防には、いろいろな場面でその状況に応じた確保技術が求められます。
消防が災害現場や訓練でおこなう「確保」とクライミングの「確保」はまったく別物のようですが、自分の命を守る、人の命を預かるという意味ではまったく同じものです。
安全で動きやすい確保をするために、相手をよく見て次の動作を予測するという面もよく似ています。
私のクライミングの確保は発展途上ですが、これからも消防とクライミング両方で確保技術を磨いていきます!!