今回で3回目を迎える山行日記は、11月に紹介した関市板取の蕪山です。
前回は色とりどりに染まった紅葉の中での山行でしたが、今回は白一色に雪化粧した、まるで別の山!?
と感じる蕪山を2人で登りました。
蕪山がある関市板取地域は、県内でも有数の豪雪地帯であるため、年始の大寒波により、路肩や民家の庭先には1m近い雪が残っていました。
そのため、いつも車を停める21世紀の森公園には四駆ですら入ることができず、国道からの登山となりました。
登山口付近の積雪は30センチ程度でしたが、登るにつれてどんどん雪深くなり、気付いた時には膝上まで埋もれていました。
そこで登場したのが「輪カンジキ」です。
それまでの苦労がウソのように、深く積もった雪の上をすいすい歩けるばかりか、登山道ではない所も真っすぐ登ることが出来るのです。
日本人が考え、古くから使われ続けているものの素晴らしさを実感できた瞬間でした。
とは言うものの、登山道も雪に埋もれて分からないため、自分達の記憶とスマホに保存したトラックログ(GPSの軌跡)を頼りに登り続けること3時間(普段の倍)、遂に山頂に到着したのでした!!!
その絶景たるや、言葉では伝えきれませんので写真から感じ取って頂けたら幸いです。
冬の冷たく澄み切った空気は、遥か遠くの山々(白山、御嶽山、乗鞍岳など)を、いつもより近くに感じさせてくれました。
そして、そんな絶景に囲まれながらの昼食は、雪を溶かしたお湯で頂くカップメンと淹れたてのコーヒーです。
味は皆さんのご想像にお任せします。
今後も中濃消防登山部は、四季折々の山をお伝えしていきます。
それでは第4回もお楽しみに!