「ヒートショック」とは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが原因となり起こる健康被害のこと。
特に冬場の入浴では、暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、 熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。
お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。
湯船に浸かって「ふ~、気持ちい~」なんてときは、実は血圧が下がり危険信号が点滅しているときなのです!
寒いトイレでも似たようなことが起こりえますよね。大きいほうが出たときなど(笑)
血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。
当組合管内においても12月から3月の寒い時期に、自宅内の浴室や脱衣所で倒れて救急搬送される高齢者の方々が増えています。そして、そのほとんどが発症してから長時間経過しており、手遅れのケースが多くあります。
しかーし!ヒートショックは予防できます!
色々な対策法がホームページ上に掲載されており、一つの小さな対策が一人の尊い命を守るのです。
ここでも、いくつかのお風呂での予防法を紹介しますので、是非とも実践してください!
【脱衣所】
・居間など暖房を使う部屋と脱衣所がつながっている場合は、ドアを開ける
・脱衣所用にヒーターやストーブを設置する
【浴室】
・シャワーで湯はりする等して浴室全体を温める
・脱衣所でストーブなどを使っている場合は入浴前に浴室の扉を開ける(火災にご注意下さい!)
【入浴】
・ぬるま湯のシャワーを手足からかけ、お湯に体を慣れさせてから湯船に入る
・できるだけ半身浴でお湯の温度は38℃~41℃以内に設定する
・浴槽から出る際は立ちくらみに気をつけてゆっくり立ち上がる
・食後、飲酒後すぐの入浴は絶対に避ける。
倒れてからでは遅いのです!
まずはこの記事を最後まで読んで頂いた、あなた!
今日から始めてみましょう「ヒートショック対策を!」