この整列している状況ですが、何か違和感ありませんか?
この違和感に気付いた方はかなりの「消防マニア」で間違いないです(断言!!)
答えは・・・・
「ウエットスーツの色がバラバラ」です。
そんなの気付くか!!て突っ込みが入りそうです。
これは中濃消防組合の職員ではなく、岐阜県消防学校へ入校している学生さんたちです。
「学生」と言うと、10代や20代前半のフレッシュな若者を想像しますが、この方たちは「岐阜県内の現任消防士(中濃消防の職員も2名入校してますよ)」です。
この現任消防士の方たちは、水難救助の指導者としてのスキルアップを図るために、岐阜県消防学校の水難救助科へ15日間入校していました。
訓練は河川で行う最後の総合訓練で、朝から夕方まで丸一日、中濃消防の職員5名が講師を務めさせていただきました。熱意のある学生さんばかりで、水中に網を張り2名1組で網を潜り抜ける水中障害物対応訓練や要救助者を検索する基礎訓練を実施し、講師の私たちも勉強させていただきました。
では、なぜ消防学校の学生が関市小瀬(関観光ホテル前)で訓練をするのでしょう?
岐阜県下の水難事故の統計上、この地が最も多いことや、訓練の環境が整っているからだと考えられます。
所属消防本部に戻られてから水難救助の良き指導者として活躍していただき、一人でも多くの命を助けることができることを願っています。