消防士が火災現場に行って、まず始めに行うことを知っていますか?
火に水をかける!?消火栓や防火水槽で水を確保する!?
どれも早くやらなければならないことですが、まずは情報収集です!
どこで何が燃えているのか?怪我人や逃げ遅れはいないのか?延焼の危険はないのか?
などの情報を確認して、まずは何からするべきか決定して、本格的な活動に入ります。
情報がないと、何をしたらいいのか判断ができません。
これは皆さんが119番通報するときも同じことが言えます。
119番通報をするときは、大けがをした!人が倒れている!などの緊急事態だと思います。一刻も早く助けたい!早く救急車を呼ばなくては!という思いで119番通報をするため、よくあるやりとりが・・・
通報者 「交通事故です。場所は○○。すぐ来てください。」
指令員「怪我人は何人いますか。」
通報者 「わかりません」
指令員「意識はありますか。」
通報者 「わかりません。とにかく早く来てください。」
これでは救急車が何台必要なのか、救助工作車は必要なのか、心肺蘇生の必要があるのかわかりません。
助けたい気持ちは私達も同じです。できるだけ早く、その病態に適した病院へ救急車で搬送するために必要な情報を聞いています。
119番通報しながらでもかまいません。できるだけ、指令課員の質問に答えることができるよう、情報収集にご協力お願いします。