チェンソーは林野火災では倒木などの除去に、救助では倒壊家屋の柱を切断するなど、消防の現場では欠かせない資器材の一つです。
いざ現場で使う際に、切れ味が悪くては話になりません。そのため、消防署では定期的にメンテナンスを行っていますので、その一部を紹介したいと思います。
この写真は「目立て」という作業で、チェンソーの刃(ソーチェーン)の切れ味が悪くなった時などに行います。4㎜の丸やすりでソーチェーン全ての刃が均等になるように削らなければならないため、とても繊細な作業です。
削る際の角度(刃に対して30度)や力の入れ具合で形が変わってきてしまうため、全て均等に調節するのにとても骨が折れました。
消防で使用する資器材は数多くありますが、チェンソーに限らず現場で使用できるようこまめにメンテナンスを行っていきます。