ほのおのにっき

消防士が火遊び!?

ほのおのにっき 2017年8月15日

先日、消防署である実験を行いました。

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内容は、座布団に火のついた「たばこ」と「蚊取り線香」を置き、それぞれの火種から座布団(ポリエステル)への燃え移り方などについて、時間や様子を確認するといったものです。

決して火遊びをしているわけではありません。

 

これは再現実験といい、実際の火災現場と同じような状況を作り、本当に火災が起こるのかを試すものです。

今回は、「座布団の上に火のついたたばこが落ち、気付かずそのままにしてしまった。」という想定で実験を行いました。

 

約30分間様子を確認した結果、たばこの周囲の座布団が焦げるのみで、炎は出ませんでした。

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こういった実験をとおして、「なぜ火災になるのか」を、私たち消防士自身が目で見て確認し、住民の皆さんにお知らせすることで、同じような火災が二度と起こらないように呼びかけています。

 

たばこが原因による火災は、全国的にも毎年上位を占めます。
今回の実験では、座布団が燃えることはありませんでしたが、座布団の材質や乾燥した時期など、物や環境によっては火災となることもあります。

ほんの小さな火種が、少しの油断と不注意で大きな火災となることがあるので、みなさんも十分注意しましょう。