中濃消防組合では、水難事故に備えて22人の潜水士隊員がいます。
下の写真は水難事故が発生したときに水中を検索する潜水士隊員の基本装備です。
これだけの装備を着装して水中で検索活動を行います。
ウェットスーツが鮮やかなオレンジ色なのは、水中で検索活動している隊員がヘリコプターやドローンなどの上空からや、陸上にいる隊員から見つけやすく目立つ色だからです。
ナイフを持っているのは、水中でロープに絡まって身動きが取れなくなったときに対処するためで、水中で危険生物と戦うわけではありません(笑)
ボンベの中には何が入っているかというと「空気」です。酸素ではありません。
では、どれだけの「空気」が入っているでしょう??
答えは 約2300リットル
2リットルのペットボトル1150本分の空気が圧縮されてボンベに入っています。
そしてすべての装備で重さはなんと・・・40kg!!
水中に入れば浮力を調整できるので、装備の重さによるストレスはそれほど受けません。
8月ももうすぐ終わりますが、まだまだ暑い日が続きます。
中濃消防組合の管轄は、有名な長良川のほかにもたくさんの河川があり、釣り人や遊泳者が多く水難事故が毎年のように発生しています。
みなさんが楽しく川で遊び、事故なく無事に帰っていただけることを心から祈っています。