ほのおのにっき

寄席

ほのおのにっき 2017年10月3日

みなさん「寄席(よせ)」って知っていますか???

簡単に説明すると、‘落語’を楽しむ場所です。

近年は、静かな落語ブームらしくて、若い女性の間でも流行っているとか・・・いないとか。

 

ところが・・・

残念なことに、我が消防本部がある岐阜県はもとより、東海地方には本格的な「寄席」がありません。

そこで、落語好きの老体メンバーが集まり、毎年1回「東京落語ツアー」に行っております。

休暇を利用した一泊二日のツアーのため、とにかく落語を楽しむことが目的です。

1日目=朝出発⇒昼:東京着⇒「寄席」直行⇒落語・落語・落語⇒夜:ホテル泊

2日目=ゆっくり休んで昼頃「寄席」直行⇒落語・落語・落語⇒夜:帰宅

東京観光なんぞは一切しません。

とにかく落語を楽しむツアーとなっており、二日間でトータル約12時間の「寄席」滞在時間となっています。

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新宿:末広亭

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浅草:浅草演芸ホール

 
 

 

興味の無い方にとっては・・・???な思いでしょうが、御ひいきの落語家さんを応援したり、落語の合間に登場する漫才やマジックなどの演芸を楽しんだり、「寄席」好きにとっては至福の時間なのです。

(ちなみに落語の合間の演芸を「色物」といいます。)

 

ということで、私が感じる落語の魅力を紹介します。

御存じのとおり、落語はたった一人で演じる「芸」で、何人もの登場人物を演じます。

決してモノマネをするのではなく、口調と身振りだけで話を進めます。ベテランの落語家さんになると、まるで目の前に話の風景や、何人もの登場人物が現れ、どんどん話に引き込まれていきます。

 

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上野:鈴本演芸場

 
それと、落語から学ぶべきことが一つあります。

それは何といっても話の「間」です。

この「間」一つで笑いが生まれ、話に奥行きが出てきます。

 

われわれ消防職員も訓練や講習会などで、市民のみなさんの前で話をする機会が多くありますが、是非この「間」を学んで、話術を身につけていきたいものです。