ほのおのにっき

ある日の訓練風景

ほのおのにっき 2017年11月8日

「今日、はしご車、夜間訓練やるぞ」と隊長の声・・・。

 

はしご車は、前後左右360度の操作を行わなければならない。しかし、バスケット(はしご先端の、隊員が乗る部分)に乗ると見えない部分がなかなか多い。それが夜になると、さらに視界が悪くなり確認不足が即事故に・・・。

しかし、当然火事は夜でも起きるもの。
いつもなら夕食後のほっと一息つく時間、今日はどの隊員も、ピリピリしている。
「ヨシ、訓練塔の6階から要救助者を救出!」
隊員は、普段以上に安全確認を行い、救助活動を進める。周りに注意を張り巡らし、「救出完了!!」。
このように消防署では夜間にも突然の災害に備え、訓練を行っている。夜に消防署の近くで少し大きな音がすることがあるかもしれないが、ご了承願いたい。

ここで少しはしご車について説明しよう。
当消防本部唯一のはしご車は関消防署に配備され出動に備えている。
このはしご車は、最大高さ30メートルまで延び、通常の建物の10階まで届く代物である。
バスケットには、最大4名まで乗ることができ、救助する時は活動隊員2名が乗りこみ、2名同時に救出することができるのだ。さらに梯子を水平(-10度まで)に伸ばして救助することも可能である。

いつの時代もこどもたちの一番人気は、やはりこのはしご車だ。
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