11月17・18日に緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練に参加してきました。
この訓練は、中津川市阿寺断層においてマグニチュード7.8の地震が発生したことを想定し、消防、警察、医療機関、消防団等の関係機関が連携する実践的なもので、岐阜県の他、東海、北陸地方等の消防も参加する大規模な訓練です。
当組合からは救急隊1隊、後方支援隊1隊が参加し、岐阜県消防相互応援隊として県内のその他の本部とともに活動しました。
下の写真は、1日目の瑞浪市消防本部訓練場で、集結直後の様子です。
その後、現場へ向かい、浜松市消防局・富山県大隊と協力し合計14隊で中高層建築物救出訓練を行いました。
夜は中津川市馬籠ふれあい広場にある体育館で実際の災害を想定し野営訓練をしました。朝・夕食は災害時の食事(レトルト食品)のため豪華とは言えませんがとてもおいしく食べることができました。寝床は体育館の中で簡易ベッドに寝袋、毛布をセットして就寝するためとても寒かったです。
晩御飯・寝床はこんな感じでした。
2日目は福井県大隊・静岡県大隊と合計23隊が合同で中高層座屈救出訓練を行いました。座屈とは建物に一定の力が加わることにより建物自体が崩れ落ちることであり、今回は崩れた建物内から傷病者を救出してくるという内容でした。雨も降っており本来の災害現場に近い状況下で訓練を実施することができました。
いろんな車両が参加してました!
2日間という短い日程でしたが様々な消防本部の救出方法・車両を見ることができ、とても良い経験をすることができました。今後、緊急消防援助隊が出動する災害が無いのが一番ですが、発生した際に今回培ってきた経験を存分に活かし他消防本部と連携して多くの被災者を救出できるように精進していきます。