ほのおのにっき

「こんなこともやるんですか?」

ほのおのにっき 2017年12月12日

このホームページには「消防署の一日」として24時間勤務の流れを紹介していますが(キッズコーナー 「消防署の一日」はこちら)、災害出場、訓練、事務仕事以外にもいろいろな仕事があり、職人さんばりにDIYを行うこともあります。

DIY、最近当たり前のように聞く言葉ですね。Do It Yourself の頭文字をとった言葉で、業者などの手を借りずに自分自身で物を作ることを指します。

消防署では経費削減も兼ねて自分達でできるものは、ほとんど自分達で作ってしまいます。

 

時には、単管パイプを組み立てて、訓練施設を建てる。

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時には、木材を加工して空気呼吸器の固定具を作る。(車両に載せている予備の呼吸器です)

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 余っていた木材や、廃棄する予定であった空気呼吸器のベルトをリサイクルしています。もともとあった棚に穴を空けないよう板で挟んで固定しています。

他にも、廃棄ホースを使用して訓練人形や延長コードの保護カバー作製など、至る所にDIY作品があります。

何かを自分達の手で作ると愛着がわきますし、完成すれば達成感もありますね。

ただ、こういった仕事を任されると、センスを問われるためプレッシャーも感じます。消防署の職員はこだわりの強い人、それでいて器用な人が多いので、詰めが甘いと容赦なく指摘されます(笑)プライベートのように、自己満足だけでは終われないDIYなのです。だからこそやりがいもある。

自分達が仕事をしやすい職場環境作りのために、時には足場屋さん、時には大工さん、いろいろな職人さんになりきって汗を流しています。

 

 

先日、新人職員に手伝ってもらった時、彼は思わず言っていました。

「消防署ってこんなこともやるんですか・・・」