私たちの仕事は火を消すだけではありません。火を消してからも仕事があります。
なぜ、火災が起きたのか?
そう、私たちは、火災の原因を突き止める「探偵」です。
火が消えた後は、火災の現場などに立ち入って、詳しく調査を行います。必要があれば、実験を行って出火のメカニズムなど火災原因を調べることもあります。いろいろな調査を行って、どこで、何が、どのような原因で燃えていったのか、また、どれだけの被害があったのかを調べあげて、原因を究明します。製品からの出火に疑いがあるときは、製品を持ち帰って更に詳しく調査し、メーカーと協力して原因を追究することもあります。
※調査実習の写真です。実際の建物火災の写真ではありません。
火災調査の最大の目的は
「類似火災の予防」=「同じような火災は起こさせない」
です。
原因や損害を調査し、その結果を広報することで、火災が発生する傾向や実態を市民の皆さんに知って頂いたり、また、火災が起こりにくい製品を作るようメーカーに働きかけて、再び同じ原因によって火災が発生してしまう可能性を無くしていくのです。
これからも私たちは灰の中から真実を見つけ出す「名探偵」となり、市民の皆さんの生命、身体、財産が失われないよう、「類似火災の撲滅」を目指し努めていきます。