「ブラックバス」みなさんはこの魚について知っていますか?また、どんなイメージをもっているでしょうか?
おそらく、在来種の魚を食べる獰猛で食べれない魚というようなことを連想されると思います。
1900年代前半に食用と釣り対象魚として、日本政府の許可の下アメリカから持ち帰られました。その後人為的に放流が繰り返されたため1970年代には日本全国に広まりました。しかし、魚食性が強いため、生態系への影響及びこれによる漁業被害が問題視されるようになり、現在に至っては電気ショックなどにより駆除が進んでいます。
ブラックバスからしたら、勝手に故郷から持ち出されたのに結果、邪魔者扱いをされ駆除されるなんて腑に落ちないでしょうね。
「バス釣り=食べれない魚釣り」とそのような魚を釣って何が面白い?
と、いう一般の方は大勢みえます。私が思うバス釣りの面白さはゲーム性が高い。この一言につきます。
バス釣りは、プラスチックからできたルアーという疑似餌を使い釣る方法ですが、ルアーといっても世の中には数え切れないほどの種類があり、小魚の形をしたものや、ザリガニなどの甲殻類までさまざまです。
その数え切れないルアーの中からその日の天候や気圧、風向き、雨量などを考慮して仮説を組み立てたうえで釣れた一匹ときたら三大欲求をも凌駕するほどで、まさに天にも昇る勢いです。(笑)
ちなみに、私は春夏秋冬全てのシーズンにフィールドに立ち続けています。「冬に魚釣り?冬眠しているんじゃないの?」と思われた方!違うんですよ!
むしろ、冬こそ私にとって一番の腕の見せ所といっても過言ではありません。事実、変温動物であるブラックバスは冬眠する個体が大多数なのですが、中には寒さなど関係なく捕食をし続ける個体もいるのです。その様な個体は、冬眠している個体に比べて、強い泳力をもち全身が筋肉で装甲され、まるで筋肉の重戦車のごとく圧倒的な存在感を放ちます。
そのようなダイナマイトボディのブラックバスが狙って釣りやすいのがまさに冬なんです!
私は、将来潜水士を目指しているので、ブラックバスにも負けないような泳力を身につけるのが今年の目標です。
みなさんも、冬にこたつで温まるのもいいですが、言葉では表せないほどの素晴らしい出会いを求めてみてはいかがでしょうか?
←2017年初冬に釣り上げた
58センチのブラックバス。