ほのおのにっき

火災のお守り

ほのおのにっき 2018年2月7日

「ぎょぎょぎょ~」はさかなクン(魚類学者、タレント)の有名なセリフですね。

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「けぎょ」は漢字で「懸魚」と書きます。それはなに?と思われる方が多いでしょうが、じつは多くの方が子どもの頃から神社やお寺に行かれた時に見ていると思います!

 

この懸魚に興味を持ったわけは、妻の実家のある京都へ帰省し、初詣と子どもの合格祈願にお寺と神社へ行った時に、どちらにも似たような飾りが屋根の下にあることに気付き、これは何?と思ったことからでした。

 

 

 

この写真が「懸魚(けぎょ)」です。(写真の中の円印部分です)04-honoo4-20180207

「懸魚(けぎょ)」と火災、また「ぎょぎょぎょ~」との関係はなに?と思いますよね。

昔からお寺や神社などの木造建築は火災に弱く、ひとたび火災となると現在のような消火器具もないため、大きな被害となりました。

そこで、火除けの願いを込めて、建物に水に関係するものをつけることで、火による災いを防ごうとするようになりました。

水に関係する「もの」→「水生生物」→「魚」ということで、「魚」を屋根にかけておこう!ということから始まり、魚のままではなく、デザイン化されてきたそうです。

ちなみに、京都の知恩院というお寺には、魚以外の水生生物が隠れているそうですよ!

 

この懸魚は、庶民の家には付けられなかったそうですが、ある時代から庶民の間には、「水」などの文字を懸魚の飾るのと同じような位置に付けたりして、火除けの願をかけたそうです。

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さて、これらの効果は様々だったようで、実際に懸魚があった建物だけ火災から免れたという逸話もありますが、現代にはとっても心強い味方があります!

火災そのものを防ぐ効果はありませんが、火災の初期に煙を感知して知らせてくれる住宅用火災警報器(住警器)です!これで逃げ遅れなどを防げます。

条例で設置が義務となっていますので未設置の方はお早めに設置して下さい。

また、設置してから10年近く経つ家では取替えがおすすめです。電池切れや故障などでいざという時に鳴らない可能性があります。これでは「ぎょ、、、、」としてしまいますよね。

 

 

これを読まれた皆さん、町を歩く時や寺社へ行かれた時などに、ちょっと屋根などに目を向けてみると面白いかもしれませんね!(あ!美濃のうだつにもありますよ!)