岐阜県を代表する河川、清流『長良川』。
当消防本部の管内(関市・美濃市)にも長良川は流れており、中濃地区の豊かな土壌を育む源(みなもと)となっていることはもちろん、釣りや遊泳などを楽しむこともあったり、悲しいことに水害や水難事故が発生したり、我々の職務とも深いつながりがあります。
さて、今回はそんな長良川に架かる『橋』に注目してみようと思います。
・・・・・・・・・調査してきました!!
まず、『橋の数は13本』あります。※1
上流から順に神母(かんも)橋⇒上河和(かみこうわ)大橋⇒洲原(すはら)橋⇒新立花(しんたちばな)橋⇒立花(たちばな)橋⇒新美濃(しんみの)橋⇒美濃(みの)橋⇒下渡(しもわたり)橋⇒山崎(やまさき)大橋⇒鮎之瀬(あゆのせ)橋⇒鮎之瀬(あゆのせ)大橋⇒千疋(せんびき)大橋⇒岐関(ぎせき)大橋が架かっております。
結構少なくないですか?私はもっと多いと思っていたのですが、本数にしてみると意外と13本しか架かっていませんでした。やはり川幅の広い長良川となると橋を架けるのも大変なのでしょうね。
さて、本数がわかったところで、さらに注目したいことがあります。
それは『橋梁(きょうりょう)形式』と呼ばれる、橋の構造についてです。
構造が単純で、建設費も比較的安い『桁橋』※2
柳のごとく柔軟な『吊り橋』※3
深い渓谷など橋脚を建設できない場合の『アーチ橋』
など様々な形式がありますが、今回紹介したいのは・・・
これです!↓
『トラス橋』です。※写真は鮎之瀬橋を撮影したものです。
メリットは剛性の高さ、つまり丈夫ってことです。
でも、そんなことより僕はこの見た目が好きですね♪
幾何学模様みたいで綺麗じゃないですか♪
この橋の他にもトラス橋は管内のあちこちでみられ、上記13本のうち上河和大橋・洲原橋・新立花橋・下渡橋・山崎大橋・鮎之瀬橋・千疋大橋の計7本がトラス橋に分類されます。
今回紹介したほかにも、津保川・武儀川・板取川・今川などのいわゆる支流・分流に架かる橋から小さな用水に架かる名も無い橋まで、我々の生活には欠かせない存在となっている『橋』。
普段何気なく通っていた『縁の下の力持ち』に注目してみると、意外な発見があるかもしれませんよ~♪
※1 『橋の数』
当消防本部管内(関市・美濃市)の長良川の右岸と左岸を結ぶ橋を調査対象としました。※4
(東海北陸自動車道・東海環状自動車道及び長良川鉄道の橋を除く)
※2 『桁橋』 写真は岐関大橋を撮影したものです。
※3 『吊り橋』 写真は美濃橋を撮影したものです。
※4 『右岸と左岸』
河川の上流から下流をみて、右手側の岸を右岸(うがん)と呼び、左手側の岸を左岸(さがん)と呼びます。