冬場は寒さから筋肉が固くなり、粘性が低くなります、そのため、運動でけがをしやすい季節といわれています。何も準備をせずに運動をすると、すぐに怪我をしてしまいます。体を十分に温めるため、準備運動を入念に行いましょう。今回は準備運動の一つとして、ストレッチについて説明します。
そもそもストレッチの目的とは、、、
・けがの予防
・運動パフォーマンスの向上
・血行促進
・リラックス
パフォーマンスの向上とリラックス、同じストレッチなのに相反していますよね?
実はストレッチには動的と静的の二種類あって、目的も変わってきます。
ではどんなものが動的で、どんなものが静的なのでしょうか。
静的ストレッチとは反動をつけずに15秒から30秒以上かけて筋肉を伸ばすストレッチのことです。
動きは単方向です。筋肉の柔軟性を高めて血流をスムーズにし、疲労回復やリラックスにもつながります。
動的ストレッチとは、反動をつけて筋肉に刺激を与えるストレッチのことです。けがの予防やパフォーマンスの向上につながります。代表的な動的ストレッチはラジオ体操です。静的ストレッチとの違いは、動きが複数方向で強度が高いことです。
運動前には動的ストレッチ、運動後には静的ストレッチを選択して行うようにするといいことが分かります。
美濃消防署では毎朝、2~3分程度の動的ストレッチを行って、突然の出動に備えています。けがの予防をするうえでストレッチは最適な準備運動になります。冬場は寒さのせいから、外に出る機会が少なくなりますが、準備運動を入念に行い、冬場も安全に運動を楽しみましょう。