ほのおのにっき

流行のドラマから

ほのおのにっき 2018年3月20日

みなさん、陸王というドラマはまだ記憶に新しいのではないでしょうか?

先日上司から、ミッドフット接地と踵からの接地(ヒールストライク)の違いについて、質問されたことがあります。

そこで、今回は走るときの足の接地について話したいと思います。

 

まず、走るときの接地には大きく分けて3つあります。

 

1.フォアフット

2.ミッドフット

3.ヒールストライク

 

フォアフットとはつま先から接地する走法です。ケニアやエチオピアといった、海外選手に多い接地といっても過言ではありません。この接地の利点として、脚の腱(バネ)を利用しますので、地面の反発をそのまま走るエネルギーに変えやすい点が挙げられます。

さらに、踵で接地しない分ブレーキがかからないため、スピードが出るという利点もあります。

しかし、フォアフットは習得が難しく、無理に習得しようとすると故障の原因になりかねません。(私も学生時代習得しようとし、足の甲(中足骨)を数回、疲労骨折するはめになりました)。

 

次に陸王で有名になりましたミッドフット走法です。ミッドフットとは中足部から足の裏全体で着地をする走り方です。踵接地に比べて、脚への負担を軽減でき、怪我をしにくい走り方と言われています。足裏全体で衝撃を吸収するため、体幹が安定し、上下動が少なくなるとされています。マラソン選手に多いエコな走り方ではないでしょうか。

 

最後にヒールストライク走法です。これは皆さんが走る時によく言われてきた、踵から接地しなさいという一番なじみ深い走り方です。しかし、この踵接地、一番効率の悪い走り方なのです。踵で接地してしまうことによって、常にブレーキをかけながら走っていることになります。さらに、ブレーキをかけて走り続けるため、膝などをよく悪くすると聞きます。

 

全ての走り方に良い面、悪い面があるため、どれが良いとは一概には言えません。自分に合った一番走りやすい走法で練習していきましょう。大切なのは継続することです。

走ることは、大会に向けた日々の準備が重要ですが、消防の仕事でも同じです。同じ現場は一つもないため、一つひとつの活動を大切にし、自分の経験値として積み重ねていきたいですね。

私も最近駅伝に出たのですが、全く走れなくなっていました。「情けない。」と思わず口から出てしまいました。消防士にとって、体力の維持向上は、必要不可欠です。「継続は力なり。」を座右の銘として、また走り始めることを固く心に誓いました。

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