高速道路のトンネル内で事故発生!
事故車からは火が出ており、車内には取り残された人がいる!!
消防車が現場に急行し、消火活動を実施。
その後、車内の要救助者を救出するため、油圧カッターでハンドルを切断します!
また別の日・・・。
山の頂上付近でけが人がいるとの通報!
隊員たちはけが人を救出し、細くて急な山道を搬送!
頂上でけが人を防災ヘリコプターへと引き継ぎます!
どちらの事案も、周囲に危険が伴う中での活動であり、隊員たちは体を張り、必死でけが人を助けようとしています!
ですが・・・、安心してください。
どちらも「訓練」の写真です。
私は中濃消防組合の広報担当として、日々の訓練や各種イベント、もちろん実際の災害でも現場に行き、さまざまな写真を撮影しています。
とは言っても、もともとカメラ撮影の知識も技術もない普通の消防士です。
配属された当初は、「とりあえず写真をたくさん撮り、記録として残しておけばいいだろう」というつもりで撮影していました。
しかし今は少し違います。
1つ目のトンネル事故訓練は、実際に夜の高速道路で本物の車を固定、破壊し、実際の事故現場に近い状態で訓練を行っています。
そういった訓練を行う隊員たちの「本気さ」、そして「緊迫感」を見ている人が感じてくれれば、と思い撮影しました。
また、2つ目の山岳救助訓練の写真は、ヘリコプター接近による突風から自分たちの身を盾にし、少しでもけが人にかかる負担を減らそうとしている「救助隊員の想い」を伝えたい!
といった気持ちから、距離や角度を考え撮影しました。
とは言え、カメラを機能を使いこなせていないため、詳しい方が見ると指摘箇所だらけの写真ばかりだと思います。
でもそんな思いを込めて撮った写真を少しでも多くの人が見てくれたら・・・。
そして、「消防士はこんなことやってるんだ!」と少しでも消防に興味を持ってくれたら・・・。
そんなささいな願いをこめて、これからもさまざまな現場を撮影し、みなさんへたくさんの情報をお伝えしていきます!!
P.S.
先日、休みの日に関消防署の「こども消防見学会」に参加しました。
もちろん「消防士」としてではなく「パパ」として。
しかし、やっぱり広報担当の性でしょうか。
撮った写真は消防車がメインで、子どもは後ろ姿しか写ってないものばかりでした・・・(笑)