ほのおのにっき

黒猫のジジ

ほのおのにっき 2018年4月17日

私は、黒猫を見ると必ずこう呼びます。

「ジジ」

そう、「魔女の宅急便」に出てくる黒猫のジジを連想して・・・

 

いつの日からか、消防署の車庫を悠々と歩く一人の・・・いや、一匹の黒猫がいました。

猫は縄張り意識が強いと聞きますが、毎日のパトロールのコースになったようです。

 

はじめは署員を見ると一目散に逃げていましたが、「ここに悪い人はいないと」と分かると、パトロールをする後ろ姿も堂々としたものです。

 

そんな日が、しばらく続いた雪の降る夜、私が消防署でシャワーを浴びようとカバンに手をかけた時、

「ん?重い…」

中を確認すると、あの「ジジ」が熟睡中!!

「うわっ!」

この声に、署員が集まってきても動じることはありません。

「ここで温まってもいいですか?」

そんな問いかけに、署内みんなの笑顔があふれ、ほっこりした瞬間でした。

04-honoo-20180417