ほのおのにっき

消防署と消防団

ほのおのにっき 2018年5月8日

「消防署と消防団ってどう違うの?」 と知り合いから聞かれることが度々あります。

消防署は、常勤の職員(消防吏員・消防官)が常時消防業務に専念しているのに対し、消防団は日頃各々の職業(サラリーマン・自営業等)に専念し、災害が発生した際には消防団員としてその対応に当たるのが一番の違いです。

現在全国に消防署員は約16万人、消防団員は約85万人います。常備消防機関である消防署は、機動力や即時対応力があるのに対し、非常備消防機関の消防団は動員力や地域密着性があるという特性があります。

 

しかし、消防署と消防団では上記のような違いがあるものの、目的は同じです。それは、「市民の皆さまを守る!」ことです。

 

 

↑消防署と消防団が合同で訓練を実施しているようす

 

 

私は以前消防団の事務を担当していましたので、消防署と消防団双方の実情は把握しています。
消防署員は24時間勤務の中で火災や救急出動以外にも訓練や立入検査、いろいろな届出の処理など、様々な業務を行っています。消防団員は普段それぞれの仕事を持ちながらも、いざというときにすぐ駆けつけてくれるとても頼もしい存在です。

消防署員も消防団員も災害が無いことを願っています。しかし、いざ災害が起これば、署と団は協力し合いながら全力で活動します。市民の皆さまを守るために。