救急車のバックミラーについて説明します。
みなさんも一度はこのバックミラーを見たことがあると思います。
そう、車に乗った時に前を見ると付いている鏡のことです。
普通の車とおなじように、救急車にも全く同じものが付いています。
それもひとつ増えて、2つも付いているんです。
う~ん、そういえば車の後ろに乗った時にバックミラーを見ると、
運転しているお父さんお母さんの顔が見えるような・・・
時には目が合ったりして・・・なんか気まずいですよね・・・
そうです!!実は運転手から見られているんです。
車の後ろで車酔いしていない?
シートベルトをちゃんとしているか?
兄弟ゲンカしていないか?
お菓子をこぼしていないか?
ポケ○ンGОばっかりしてないか?
そして車の中だけじゃありません。
車の後ろから来る人や車や自転車なんかも見ています。
つまり、バックミラーの役割とは、運転手が同乗者や車の後ろを確認して
安全に運転できるように必要なんです。
そして救急車は2つのバックミラーを使い、
運転手と助手席に乗る隊長の2人の目で安全を確認しているんだね。
そして、もう1つ重要な役割があるんです。
隊長は常に搬送している患者さんの容態をバックミラーで見ています。
救急車は急いで病院へ搬送しなければならない患者さんを乗せています。
搬送中に症状が悪化していないか?急変しないか?
車のちょっとした振動で容態が悪化するような病気もあります。
もしもの時は、隊長が助手席から救急車の後ろへ行き救命処置を行うこともあるんです。
2つのバックミラーは患者さんを安心・安全に病院へ搬送するための鏡なんだね。