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フラッシュオーバー

フラッシュオーバー【flashover】とは??

火災時に発生する急激な燃焼を伴う現象の一つで、室内の限られた所で起きている火災が、数秒~数十秒のごく短い時間で部屋全体に拡大する現象のことです。

火災の熱により室内の温度が急激に上昇し、ある一定の温度に達したときに室内にある可燃物(壁や床、家具など)が発火し急激な延焼拡大が引き起こされて全面火災となります。

 

※ 「発火」とは、可燃物の温度を上げていったときに火種がなくても燃焼する現象です。

一方、火種による燃焼を「引火」と言います。

私たちがよく使う食用油(てんぷら油)が発火する温度(発火点)は340~360℃です。

台所でナベのてんぷら油を温めた調理後に火を切り忘れて火災になるのは、ナベの中のてんぷら油がこの温度以上になってしまい「発火」するからです。

この油のように可燃物は火種がなくても、温度が高くなると燃焼を始めるのです。

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