みなさんこれが何かわかりますか!?
実はこれ「カラビナ」と言って、私達消防士が災害現場で使う道具のひとつです。
ただの鉄の輪っぱとなめてはいけません!
このカラビナ1つで約130㎏の重さに耐えることができるのです。
また材質がステンレスやアルミ、形が丸や台形などおおくの種類があり、いろいろな災害現場で使い分けています。
使い方は、救助ロープに引っかけ安全環というねじのようなものを締めるだけです。
写真を見て分かるように、助けを求めている人や隊員を吊り上げるときに使うことがあるので、救助ロープにカラビナをかけた時は「カラビナよし!」安全環をしめた時は「安全環よし!」と必ず大きな声を出して確認します。
消防士が訓練をしている時や、災害現場でこの声が聞こえるかもしれませんね!
カラビナは全国どこの消防署にも必ず置いてあると言ってよいでしょう。
皆さんも、お近くの消防署へ行かれた時はぜひ手で触れてみてはいかがですが?
助けを求める人(要救助者)と私達消防士の「命と絆」をつなぐ、
とても大きな役割の消防7つ道具のひとつ!
それが「カラビナ」なのです。