ほのおのにっき

備えあれば憂いなし シリーズ2

ほのおのにっき 2021年9月7日

みなさん、こんにちは。前年度から始めた「備えあれば憂いなしシリーズ」を運営している職員です。今回は、シリーズ2と題しまして、「FCB訓練(燃焼実験)」について、お話しをさせていただきます。備えあれば憂いなしシリーズ1(粉塵爆発編)

今回、右下写真のようなFCB(ファイヤーコントロールボックス、以下FCB)を使用し燃焼実験を行いました。

目的は、『火災の疑似体験と若手育成』です。

04-2021-8.7

 

 

 

 

上の写真のFCBの大きな特徴は、複数回使用できるところです。ホームセンターで一斗缶を購入し、内装材として内側に廃材を張り付け燃やしています。使用後は廃材を処分し、再度使用する際に廃材を張り付け燃やします。これまで、3回使用しましたが、まだまだ使用可能な状態です。

FCBのおかげで、様々な爆燃現象(フラッシュオーバーやバックドラフト)を体験することができます。加えて、出火~消火までの一連の消火活動を疑似体験できるため、消火活動の共有も行なえます。まさに、コスパ最強といったところです。

近年、建築物の近代化に伴い燃え方や消火方法などが多種多様化する中で、経験値の少ない若手職員が増加!と、課題が散見しています。火災現場は、様々な危険が隠れています。火災を、知っているからこそ恐怖心を掻き立てられ、知らないからこそ恐怖心が生まれない。時代の流れに合わせ、消防の世界も日進月歩なのです。

04-2021-9.7