中濃消防組合は、緊急事態への対応力を高めるために、岐阜県の消防相互応援協定に基づいて、12月12日(火)に大規模火災を想定した訓練を実施しました。
※消防相互応援協定とは、「災害が発生した消防本部だけでは対応できない大きな災害時に岐阜県の各消防本部が相互に応援し合う」という協定です。
この訓練には、中濃ブロック内の3つの消防本部(可茂消防、郡上消防、中濃消防)が参加し、美濃市内の火災現場に迅速に駆けつけ、救助・消火活動を行うための連携訓練を行いました。
訓練では、各消防本部が連携して移動する際の連絡や調整を密に行い、1時間15分という限られた時間の中で、主に連携時の移動と連絡方法を練習しました。
中濃消防組合は、応援を要請する際の手順を確認するとともに、改善点について検討しました。また、可茂消防事務組合は、ブロック代表として指揮支援隊が出動のシミュレーションを行い、郡上市消防本部と協力して、最新情報を迅速に把握し、適切に対処する方法を確認しました。
訓練終了後には、具体的な反省点や改善点が報告され、迅速な情報共有や指揮・現場活動の流れが、実際の災害時の対応力を高めることが確認されました。
この訓練を通じて、消防隊員は、さまざまな局面での連携の重要性を再認識し、災害時の対応力が向上したと実感しました。
中濃消防組合は、これからも住民の安全・安心を守るために、訓練を繰り返し、備えを怠らないよう努力していきます。