ほのおのにっき

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「防火区画」を知っていますか?

ほのおのにっき 2026年10月6日

「防火区画」とは、火災発生時に炎や煙が建物の中へ広がるのを防ぎ、建物内にいる人が安全に避難できるように、壁や防火戸などで建物を区切った区画のことをいいます。

※一部AIで画像を編集しています。

 

防火区画は4種類があり、大まかに説明すると以下の通りになります。

①       広さごとの区画 面積区画
②       11階以上の建物での階ごとの区画 高層階区画
③       階段や吹き抜けなどの縦の区画 竪穴区画
④       部屋の使用用途ごとの区画 異種用途区画

それぞれの防火区画の出入口には、防火戸や防火シャッターなどの「防火設備」が設置されています。防火設備には大きく2種類あって、いつも閉まっている「常時閉鎖式」と普段は空いているけど火災発生時に自動的に閉まる「自動閉鎖式」があり、よく階段に設置してある防火扉や防火シャッターは自動閉鎖式に分類されます。

 

一見するとただ何の変哲もないドアのようにも見えますが、これらの防火設備に「開け閉めが面倒だから…」とドアストッパーを設置したり、物を置いたりしてしまうと、防火区画が有効に機能しないため火災による被害を拡大させてしまう恐れがあります。

 

火災による死傷者の多くが煙を吸ったことが原因で発生しています。防火設備が確実に機能するように、日頃から適切な管理を心がけましょう。

「排煙設備」を知っていますか?

ほのおのにっき 2026年9月25日

みなさん排煙設備ってなにか知っていますか?

火災時に発生する煙には有毒な成分が含まれるほか、視界を奪い、避難の障害になります。しかも、煙は非常に燃えやすく、煙を媒介にして炎が燃え広がっていくため、近年の消防隊の消火活動では煙をコントロールすることがキモであるとされています。

 

排煙設備は、そんな火災時に発生する煙を建物の外へ排出するための設備であり、一定の規模以上の建物に設置が義務付けされています。

しかし、多くの排煙設備は手動で操作する必要があり、実際に火災現場に行ってみると排煙設備が使われていないことがほとんどです。

せっかく設置がされている排煙設備を使わないのは勿体ないので、ここでは皆さんに、排煙設備の使い方を説明したいと思います。

★排煙設備の使い方

    

どうでしたか?すごく簡単ですよね?

火を消すための設備が消火器や消火栓なら、煙を外へ排出するための設備が排煙設備です。適切に使用して火災による被害を減らしていきましょう。

電気配線を傷つけていませんか?

ほのおのにっき 2026年9月15日

電気配線を踏みつけたり、折り曲げたりして乱雑に扱うと火災発生の危険があることを知っていますか?近年、電気配線が原因となる火災が多く発生しています。

※一部画像をAIで編集しています。

 

電気配線を踏みつけたり折り曲げたりすることで火災が発生する原因は以下の二つです

・半断線

踏みつけや折り曲げなどが原因で電気の通り道である銅線が細くなることで、電気抵抗が大きくなり熱が発生

 

・短絡(ショート)

銅線の被覆が損傷することで2本のプラスとマイナスの銅線が直接触れ、電気が本来の通り道ではない抵抗の低い近道を通るため、大電流が流れてスパークが発生

この記事を読んだあなた。電気配線が物の下敷きになっていないか?ドアに挟み込んでいないか?傷や折れ曲がりがないか?被覆が損傷していないか?を確認して電気火災を未然に防ぎましょう。

真夏の炎天下はドライブレコーダーの火災に注意

ほのおのにっき 2026年8月9日

前回の投稿で真夏の車内にモバイルバッテリーやスプレー缶を放置することによる火災発生の危険性についてのお知らせをしたかと思いますが、もう一つ追加で注意していただきたいことがあります。それはドライブレコーダーが原因となる火災です。

 

多くのドライブレコーダーには駐車中も録画ができるようにリチウムイオンバッテリーが内蔵されています。そのためドライブレコーダーの取扱い説明書には、火災を防ぐための注意事項として「直射日光の強いところや炎天下の車内などの異常に高温となる場所に放置しない」と記載がしてあることを知っていましたか?

 

「じゃあ車内の温度が上がらないようにサンシェードを使えばいいんでしょ」とお思いでしょうが、そのサンシェードも使用方法によっては火災発生を誘発させる原因となってしまいます。

この画像のようにドライブレコーダーをフロントガラスとサンシェードの間に挟み込むと直射日光に加えてサンシェードからの反射熱が集中するため、かえって状況を悪化させる可能性があります。過去にはこれが原因となり火災が発生したという事例も報告されています。

 

あなたの大事な愛車が燃えないように以下の点に気を付けてください。

【ドライブレコーダー火災の予防ポイント】

・電源が頻繁に落ちたりバッテリーが膨らんだりしていたり異常のある機器は使用しない

・古くなった機器は定期的に交換する

・サンシェードを適切に使用し、ドライブレコーダーを挟み込まないように注意する

・直射日光を避け、できるだけ日陰へ駐車する

・車の窓を少しだけ開けておく

 

今やほとんどの車にドライブレコーダーが設置されているかと思います。自分を守るためのドライブレコーダーが思わぬ火災の原因となってしまわないように日頃の点検や適切な管理を行い、火災予防を心がけましょう。

第39回中濃地区少年消防クラブ研修会を実施しました

ほのおのにっき 2026年8月4日

 消防に対する知識を深め防火・防災意識を高めるとともに、クラブ員同士の親睦を深めることを目的に、中濃消防組合消防本部及び関消防署において「第39回中濃地区少年消防クラブ研修会」を開催しました。

 関市、美濃市内の小学校10校から、小学生21名の少年消防クラブ員(3年生~6年生)が参加しました。

 防災〇×クイズではクイズの答えに一喜一憂しながら防災について学びました。その後は、消防署の見学と消火体験をしました。

 非常食体験で温かくなる非常食(カレー・牛丼)を自分で作って食べたあと、災害発生時に持ち出す非常持出袋についてのグループワークを行いました。持出品について様々なものが考えられ、グループワークの最後には10㎏程度の重さを実際に体験してもらいました。

 最後に関市危機管理課の職員から過去に関市で起きた災害のことや避難所についてお話を聞き、実際に避難所で使用するパーティションや段ボールベッドの組み立てを行いました。

 災害に対して様々な視点から考えを深め、一日の体験を通してメンバー同士の連帯感を育てることができ、この研修会の目的を達成できたと感じています。

 

防災〇×クイズ

 

施設見学・消火体験

  

非常食体験

 

グループワーク 非常持出袋作成・パーティション組み立て体験

 

 

修了式(修了証交付)

 

集合写真

真夏の車両火災に注意

ほのおのにっき 2026年7月28日

かなり気温が上がってきて、いよいよ夏本番ですね。夏場の車内が高温になることは既にご存知かと思いますが、車内にモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)やスプレー缶などを入れっぱなしにしてはいませんか?

毎年、夏の暑い時期になると車内に置かれたモバイルバッテリーやスプレー缶が原因となる車両火災が発生しています。

真夏の炎天下では、車内温度が70~80℃になることもあります。

リチウムイオン電池は熱に弱く、高温下に置かれると内部の絶縁体(セパレーター)が劣化し、電池内部でショート(短絡)が発生します。ショートによる発熱で可燃性ガスが発生し、最終的には発火・破裂をします。

また、スプレー缶には可燃性ガスが使われており、高温となる場所に置かないよう注意事項が表示されています。車内の高温によって缶内の圧力が上昇することで、リチウムイオン電池のように破裂する危険があります。

 

リチウムイオン電池は私たちの身近な製品に数多く使われています。

🔋 モバイルバッテリー

📱 スマートフォン

🎧 ワイヤレスイヤホン

⌚ スマートウォッチ

🚬 電子たばこ など

 

リチウムイオン電池に使用されている電解液は消防法ではガソリンや灯油と同じような危険物として規制がされています。

「車内にリチウムイオン電池やスプレー缶などの燃えやすいものは放置しない」という意識を持ち、この暑い夏も火災予防に十分注意してください。

アース線付けてますか?

ほのおのにっき 2026年7月8日

洗濯機や電子レンジなどの家電製品に付いているアース線ですが、しっかりと取り付けていますでしょうか?

「えっ!?なにそれ…知らない。」

「あるのは知っていたけど…どこに取り付ければいいの?」

 

というそこの貴方!アース線を取り付けないと火災発生の危険があります。

家電製品が電気の力で動いていることはご存知かと思いますが、経年劣化や水濡れなどが原因となり稀に電気が機器から漏れることがあります。その時に活躍するのが「アース線」です。

 

アース線は漏れた電気を安全な場所に流す役割を担っています。もしもアース線が取り付けられていないと家電製品の本体に電気が流れるため、触れると感電⚡をしたり周囲の埃や可燃物に着火し火災発生の原因🔥になったりすることがあります。洗濯機の周辺は湿気や埃が溜まりやすいので特に注意が必要です。もし、アース線を取り付ける場所がないという場合にはアース線の設置工事やプラグ型漏電遮断器の活用をご検討下さい。

※一部画像を編集しています。

漏電ブレーカーの普及により、アース線が接続されていないことが直接の火災原因となることは稀ですが、漏電時の感電防止や漏電ブレーカーを適切に作動させるためにアース線は重要な役割を担っています。

アース線は正しく接続して安全に使いましょう。

「避難口」それは命のエスケープゾーン

ほのおのにっき 2026年6月12日

「避難口」と聞くと、火災が発生したときの逃げ道として使う四角い緑色のマークが設置された出入口をイメージする人が多いのではないでしょうか。

 

じつは消防法には「避難口とはなにか」という明確な説明はどこにも書いてありません。あるのは「この出入口には避難口のマークをつけなさい」という決まりだけです。そのためマークのありなしに関わらず全ての屋外への出入口が「避難口」であるともいえます。

 

 

消防法では、事業所や店舗などの廊下や階段、避難口(出入口)の前に物を置くことを厳しく禁止しています。

それは、煙で回りが見えない中、通路に置かれた荷物につまずいて転んだり、階段が通れなくなったり、火災発生時に建物の中にいる人の重大な逃げ遅れの原因になる可能性があるからです。

 

こうした考え方は、法的に管理義務がない一般住宅でも同じといえます。

実際の火災現場や救急現場に行くと、通路や玄関に置かれた物によって、避難が遅れる、患者搬送が困難になるなど、消防や救急活動の支障になるといったケースが度々あります。

   

※出入口・階段・通路等には火災時に避難の支障となるものを置かない!

 

「ここの出入口(避難口)や通路は普段使わないから物を置いても大丈夫…」という考えが命取り。もしかしたら、その普段は使わない出入口や通路がいざという時の逃げ道になる可能性だってあります。

避難口のマークの有無だけで判断せず、

・通路

・階段

・出入口(避難口)

などの、命のエスケープゾーンの適切な維持管理をお願いいたします。

エアコン掃除に潜む火災危険

ほのおのにっき 2026年6月8日

※一部写真を加工しています。

すっかり暑くなってきて、エアコンを使用し始めたご家庭もありますよね!

快適に過ごすためのエアコンですが、誤ったエアコン掃除が“火災の原因”になってしまうことがあります。

 

 

よく街中で見かけるエアコン洗浄スプレーですが、誤った方法で使用すると洗浄液が内部の電気部品や基板に付着し、ショートや発火を引き起こすおそれがあります。

特に、電装部分への噴射や、十分に乾燥しないまま運転する行為は大変危険です。

 

【火災予防のポイント】

・使用前に取扱説明書を確認する

・電気部品に洗浄液をかけない

・不安な場合は専門業者へ依頼する

 

エアコン内部は精密な電気機器です。

掃除のつもりが火災につながらないよう、正しい方法で安全にお手入れを行いましょう。

見えない危険、IHコンロの誤った使い方

ほのおのにっき 2026年5月21日

IHコンロの上を「使わないから」「平らで物が置きやすいから」という理由でついつい物置の場所として使っていませんか?

住宅防火指導や立入検査に伺うと、この写真のようにIHコンロの上に物が置かれている状況をよく見かけることがあります。ただ、この使い方は火災予防上非常に危険な使い方といえます。

 

例えばですが、このようにガスコンロの上に物を置いたりしますか?

 

そんな人はまずいないかと思います。それはガスコンロを「火が出る場所」とみんな分かっているからです。

ガスコンロの上には物を置かないのに…なぜかIHコンロ上には置いてしまう…。

この2つの違いは「火が見えるかどうか」だけです。

ですが、どちらも本来は“加熱調理器”であり、物を置く場所ではないという点は変わりません。

 

IHコンロは火が見えないだけで、火災のリスクはしっかりと存在します。

①使用後もトッププレートに余熱が残る

②誤って電源が入り、加熱される可能性がある

③紙や布などは低温でも炭化し、発火に至ることがある…など

 

最後に

「火が見えないから大丈夫」ではなく、

「火が見えないからこそ注意する」

 

そんな意識を持つことが火災を予防することに繋がります。

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