ほのおのにっき

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200インチの火災予防広報

ほのおのにっき 2024年11月20日

11月9日~11月15日に「全国秋季火災予防運動」が展開されました。

美濃消防署では、庁舎の外壁を活用した超特大サイズの火災予防広報を行いました。

 

内容は、

・消防署の訓練の様子

・火災現場の様子

・美濃市消防団が行っている出初式の様子

等をプロジェクターで投影し、消防署の前を通る皆さんに火災予防を呼びかけました。

これからの時期は、空気が乾燥し火事が起きやすく、火事の原因となりやすい暖房器具を使用し始める時期となります。久々に使用する暖房器具について、より一層の点検・確認をお願いします。

 

小さな映像もプロジェクターのレンズを通すことにより、大きな映像となります。

私たちの広報活動も、プロジェクターのように大きな効果となって防火・防災に繋がることを願っています。

🔔リリリリリン🔔

ほのおのにっき 2024年11月5日

 皆さん旅行は好きですか?

私はこの夏、家族と台湾に旅行へ行ってきました。台湾には美味しい食べ物がたくさんあり、中でも一番おいしかったものは、写真の小籠包です。口に入れた瞬間、うまみのある肉汁が溢れてきて溺れそうになりました。他にも有名なB級グルメがたくさんあります。興味のある方は、ぜひ台湾に行ってみてください。

そんな楽しい台湾旅行で悲劇は起きたのです。一日目が終わりホテルの部屋で台湾旅行への夢と期待を胸にぐっすり寝ていると…

「リリリリリン!」

ベルの鳴る大きな音で飛び起きました。起きた直後は、何が起きたか分からず思考が停止していました。しかし、すぐに自動火災報知設備のベルの音だと気づきました。その後、焦りながらも部屋の外に出て非常階段で逃げました。今回は、部屋のドアを開けて数メートル先に非常階段があった為、すぐに非常階段で逃げることができましたが、携帯電話とテレビのリモコンを間違えて持ってくるほど焦っていたため、非常階段が見える場所になければ、逃げるのに時間が掛かっていたと思います。

そんな時に役に立つのがこの避難経路図です。

皆さんホテル等の宿泊施設でよく見た事があると思います。事前に経路の確認を行っていますか? 私の様にならないためにも、皆さんホテル等で宿泊する時は、事前に避難ルートを確認し、落ち着いて避難できる準備をしておいてください。いつどこでなにが起こるか分かりません。たのしい旅行の思い出が悲しい思い出にならないように!

皆様のもとへ安全・迅速に向かうために!

ほのおのにっき 2024年10月29日

今年も管内自動車学校にご協力いただき、若年職員を対象に安全運転研修を実施しました。

 

研修の前半は、座学で車両の特徴やブレーキ構造などを講義してもらい、車両について理解を深めました。

後半は、自動車学校内のコースを消防ポンプ自動車と救急車に分かれ実際に運転し、運転技術について指導いただきました。採用から3年目4年目の職員は、防火衣を着て運転をしました。活動服とは違い、ゴワゴワした服、鉄板の入っている長靴、ヘルメット。普段とは感覚が全く異なります。

 

また、急制動(急ブレーキ)を体験し、急激な操作は、車体をコントロールできなくなってしまうことを経験しました。

緊急走行中の運転は、急ぐ気持ちが先行しがちですが、落ち着いて現場まで安全に到着することが最重要です。

 

今回の安全運転研修を生かして、安全に迅速に皆様のもとへ向かいます!

   

中濃消防組合管内の豪雨災害を語り継ぐ

ほのおのにっき 2024年10月21日

現在、豪雨災害として印象に残っているのは「令和6年9月能登半島豪雨」ではないでしょうか。

被災者の方々にありましては、この度の災害に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早いご復興をお祈りいたします。

 

今回は、私が経験した過去の関市・美濃市の豪雨災害を2例振り返ります。

 

・平成16年10月洪水 台風23号

長良川が氾濫し、両市ともに浸水被害あり。

【体験】

私が学生の頃の災害です。

友達の家が床上浸水し、家財道具の搬出を手伝ったことが、今でも鮮明に記憶されています。

搬出の手伝いをしていて一番厄介だったのは「砂塵」です。

屋外の砂塵が風や車の影響で常に舞い上がっており、ゴーグルやマスクの必要性を感じました。

 

・平成30年7月豪雨 台風7号

津保川が氾濫し、上之保・武儀地区などで甚大な浸水被害あり。

【体験】

当時私は、津保川出張所に配属されており、非常招集がかかった時間帯は深夜でした。

周囲は暗く、車に打ちつける激しい雨。一瞬道路の真ん中がきらりと反射し、よく観察すると目の前にはただよう水・・・水?

「・・・道路が冠水している!!逃げなきゃ!!」

その光景は、「異世界」のようで恐怖を感じました。

ボランティア活動には、前回の経験と被災者の実例を活かし、小サイズの角スコップ持参しました。

水分を含む粘土性の土は重く通常サイズの角スコップでは肉体を酷使しますが、小サイズは取り回しもよく活動に最適でした。

 

被災地に関わった私にできることは、多くの方々に経験を語り繋ぐことだと感じています。

 

津保川中学校で地震体験車を使用した消防訓練を実施しました。

ほのおのにっき 2024年9月25日

「チャランチャラン・チャランチャラン 緊急地震速報です 強い揺れに警戒してください」

何度聞いても慣れることがなく、緊張感が走る、この緊急地震速報のアラーム。

令和6年1月に発生した能登半島地震の際にも、みなさんがお持ちのスマートフォンやご家庭にあるテレビから、このアラーム音が聞こえてきたのではないでしょうか。

また、最近でも、九州地方や関東地方で大きな地震が発生する等、南海トラフ地震への警戒がますます強くなっています。

そんな中、武儀出張所の管内にある関市立津保川中学校では、地震体験車を使用した消防訓練が行われました。

訓練に参加した生徒の中には、初めて地震体験をする生徒もおり、真剣な表情で訓練に取り組む姿が多く見られました。

参加した生徒からは、「震度6を体験したが、思ったよりも揺れて怖かった」、「地震の危険性を改めて実感することができた」といった地震に対する感想や、「普段からの備えが必要だと感じた」、「地震が起きた時の対策について、家族と話し合っておきたい」といったような備えについての感想も聞くことができました。

今回の訓練で、改めて地震の恐ろしさを体感することができ、さらに生徒一人一人に日常的な防災意識の大切さを伝えることができたと感じました。

「自分の命は、自分で守れるようになってほしい」

そんな願いを込めて、訓練に参加した武儀出張所の職員でした。

救急講習に興味ありますか?

ほのおのにっき 2024年9月6日

想像してみてください。

今、あなたの目の前で大切な人や家族が倒れたとしましょう。

あなたは、その人を助けることができますか?

救急車は119番通報してからすぐには来てくれません。

現場到着まで平均して約8~10分かかるといわれています。

その間にも、時間は刻一刻と進んでいきます。

不安ですよね。何をすればいいのか迷いますよね。

 

そんなとき、救急講習を受けていればあなたは目の前で倒れた人の救世主になれるかもしれません。救急講習の種類は下の図のように6つのコースがあります。

私が先日担当した講習は、普通救命講習Ⅲという、大人と、赤ちゃんから小学生までの子どもに対する胸骨圧迫と人工呼吸・AEDの使い方についてでした。

 

皆さん3時間にも及ぶ長時間の講習でしたが、最後まで真剣に受けてくださいました。

帰るときには「自信が持てました」や「がんばります」といってくださり、講習を担当してよかったと思いました。

なによりこの講習をきっかけにして一人でも多くの命が助かればそれ以上にうれしいことはありません。

気になる方は、救急講習についてもっと詳しくホームページ内で紹介しているので下のボタンをクリックしてみてください!

とある救急現場での出来事

ほのおのにっき 2024年9月2日

いつものように救急出場の指令が入り、現場へ向かいました。

到着すると、車を運転中にめまいを発症し、運転を続けられない傷病者がいました。救急車に収容し処置をしながら話を聞いていると、苦しそうにしながらも、将来、救急隊員として働きたいから、救命士の資格を取得するため学校に通っているというではありませんか。

搬送中も辛そうにしながらも、申し訳なさそうにする傷病者に「がんばって資格を取って、将来、あなたも助ける側になるのだから、救急車で運ばれたという経験が、絶対プラスになりますよ!」と声をかけた救命士でした。

数日後、元気になり、お礼を言いに訪れた学生は、とても希望に満ち溢れていました。「数年後、一緒に働けるといいですね。」救命士のかけた言葉は、とても暖かく、気遣いもあり、学生の心にも響いたのではないでしょうか。

    

夏の風物詩

ほのおのにっき 2024年8月28日

記録的な猛暑が続いていますが、楽しい夏の思い出はつくれていますか?

 

夏の風物詩の一つに「花火」があります。私が勤務する関消防署武芸川出張所の近くでも先日、関市武芸川ふるさと夏祭りで花火大会が開催されました。

花火大会では、事前に打ち上げ花火を検査したり、露店に防火指導を行ったりと皆さんが安心・安全に楽しめるよう消防も携わっているんですよ。

ところで、花火大会といえば、花火が打ち上がる際に「た~まや~」や「か~ぎや~」と掛け声がかかっているのを聞いたことはありませんか?

掛け声の由来は今の時代すぐに調べられるので気になる方は調べてもらうとして、この掛け声、実は江戸時代から続いているそうですよ!

 

江戸時代からの掛け声が現在でも残っているのは、多くの人々によって掛け声が語り継がれてきたからかもしれませんね!

 

未曾有の出来事と言われた東日本大震災、能登半島地震・・・

記憶から薄れてきていませんか?

南海トラフ地震臨時情報が発表され慌てて災害に対する備えをしていませんか?

 

花火の掛け声のように災害も語りつぎ、日頃から災害に備えておきましょう。

「備えあれば憂いなし」です。

第37回中濃地区少年消防クラブ研修会を実施しました

ほのおのにっき 2024年8月6日

消防に対する知識を深め防火・防災意識を高めるとともに、クラブ員同士の親睦を深めることを目的に、中濃消防組合消防本部及び関消防署において「第37回中濃地区少年消防クラブ研修会」を開催しました。

 

関市、美濃市の小学校10校から、少年消防クラブ員20名(3年生~6年生)が参加しました。

はしご車搭乗体験をした後、能登半島地震に緊急消防援助隊として派遣された隊員の話を聞きました。災害現場の写真に、ハッと驚きながら、隊員の話を真剣に聞いていました。

昼食には、水と発熱剤により温められる非常食を自分たちで作って食べました。午後は、災害時の避難についてのグループワークを行いました。

大人では考え付かないような避難物品を発想する子や、災害時のハプニングへの対処の工夫が上手なグループなど、楽しみながら災害時の対応について考えました。

災害に対して様々な視点から考えを深めながら一日の体験を通してメンバー同士の連帯感を育てることができ、この研修会の目的を達成できたと感じています。

はしご車体験 緊急消防援助隊の話

 

非常食体験 グループワーク

 

終了式(修了証交付) 集合写真

 

安全なアウトドアを!!

ほのおのにっき 2024年7月25日

アウトドアは好きですか?

洞戸出張所が管轄する関市洞戸は、清流板取川が流れる山々に囲まれた風光明媚な地域です。

アウトドア派の方には格好の場所となっており、シーズンになると釣りや川遊び、登山、キャンプなど、豊かな自然を楽しむために多くの人が訪れています。

 

そんな楽しさいっぱいの洞戸ですが、アウトドアには注意が必要なこともあります。

それは、自然が相手であるため、楽しさの裏側に危険も潜んでいるということです。

 

川で流された・・・

山で遭難した・・・

キャンプで使う道具でケガをした・・・

 

などなど、実際にアウトドアでの事故が多く起きています。

次のことには十分注意して下さいね。

せっかくの楽しい自然遊びです。

最低限の安全を守って、快適なアウトドアを楽しみましょう!!

 

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