ほのおのにっき

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第37回中濃地区少年消防クラブ研修会を実施しました

ほのおのにっき 2024年8月6日

消防に対する知識を深め防火・防災意識を高めるとともに、クラブ員同士の親睦を深めることを目的に、中濃消防組合消防本部及び関消防署において「第37回中濃地区少年消防クラブ研修会」を開催しました。

 

関市、美濃市の小学校10校から、少年消防クラブ員20名(3年生~6年生)が参加しました。

はしご車搭乗体験をした後、能登半島地震に緊急消防援助隊として派遣された隊員の話を聞きました。災害現場の写真に、ハッと驚きながら、隊員の話を真剣に聞いていました。

昼食には、水と発熱剤により温められる非常食を自分たちで作って食べました。午後は、災害時の避難についてのグループワークを行いました。

大人では考え付かないような避難物品を発想する子や、災害時のハプニングへの対処の工夫が上手なグループなど、楽しみながら災害時の対応について考えました。

災害に対して様々な視点から考えを深めながら一日の体験を通してメンバー同士の連帯感を育てることができ、この研修会の目的を達成できたと感じています。

はしご車体験 緊急消防援助隊の話

 

非常食体験 グループワーク

 

終了式(修了証交付) 集合写真

 

安全なアウトドアを!!

ほのおのにっき 2024年7月25日

アウトドアは好きですか?

洞戸出張所が管轄する関市洞戸は、清流板取川が流れる山々に囲まれた風光明媚な地域です。

アウトドア派の方には格好の場所となっており、シーズンになると釣りや川遊び、登山、キャンプなど、豊かな自然を楽しむために多くの人が訪れています。

 

そんな楽しさいっぱいの洞戸ですが、アウトドアには注意が必要なこともあります。

それは、自然が相手であるため、楽しさの裏側に危険も潜んでいるということです。

 

川で流された・・・

山で遭難した・・・

キャンプで使う道具でケガをした・・・

 

などなど、実際にアウトドアでの事故が多く起きています。

次のことには十分注意して下さいね。

せっかくの楽しい自然遊びです。

最低限の安全を守って、快適なアウトドアを楽しみましょう!!

 

安心してください、出ていますよ

ほのおのにっき 2024年7月10日

タイトルを見て、ドキッとした方。

安心してください。

出ているのは「救急車」です。

私が勤務する指令センターでは、時々こんな通報内容が見受けられます。

「いいから早く来い!」「とりあえず来い!」

このような高圧的な態度で通報があるかと思えば、こちらの質問に答えることもなく「救急車お願いします」と出前のように注文し、一方的に話を区切り早々と電話を切ろうとする行為もあります。

知っている方もみえるかと思いますが、119番通報を受けるのは指令センター員です。

指令センター員は、消防士ではありますが主に119番通報を受けることを仕事とし、現場に行くことはありません。当然、電話を早く切ったところで、救急車や消防車が到着する時間は変わりません。

災害に応じて適切な署所に必要な車両を選定し、出動指令をかけるのが、私たち指令センター員の仕事です。その中で私たちが一番重要としていることは、「情報」です。

例えば救急事案では、傷病者の容態や災害場所により人員増隊の支援隊、ドクターヘリの要請も必要になります。既往歴やかかりつけ病院も病院を選定する上で非常に重要な判断材料になります。そのために指令センター員は、通報者の声だけを頼りに現場の様々な情報を収集する必要があるのです。

しかし、情報が欲しいからと言って必要以上の情報収集は好ましくありません。もちろん「情報収取」に加え「スピード」も求められます。ですので、場所を特定した時点で、配置する署所に出動指令をかけています。出動指令をかけながら、同時に通報者から追加情報を収集していますので、どうかご安心していただき、こちらの情報収集にもご理解・ご協力をお願いします。

また、当組合のホームページでは、実際の119番通報時の質問内容など具体的な通報方法を案内しています。「救急車が本当に必要なのか分からない」、「受診可能な病院を教えてほしい」、「何科へ受診したらいいか教えて欲しい」などの問合せは、「#7119」または「058-265-0009」で救急の電話相談やアドバイスを受けることができます。

  

 

心理的安全性が高い職場環境づくり

ほのおのにっき 2024年6月28日

心理的安全性? 何のこと? 意味わからん!

こんな言葉が聞こえてきそうですね。

「心理的安全性」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。

組織行動学を研究する学者が1999年に提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義しています。

中濃消防組合では年度ごとに、目標を定め実践しています。

今年度は、重点目標の一つを「信頼される組織(働きやすい職場環境づくり)」とし、津保川出張所として「心理的安全性が高い職場環境づくり」を推進事項として定めています。写真のとおり、日常的に職員の視界に入るよう掲示しています。

具体的には、「笑顔で接し、気持ちの良いあいさつをし、職員の良い点を褒める。ミスは責めることなく、次につながるよう『チャンス』と発し励ます。」です。

消防は何事もチームで行なうのが鉄則です。

中濃消防組合は、これからもチームで消防行政を行ない、市民のニーズに応えていきます。

 

オープンカーに変身

ほのおのにっき 2024年5月14日

美濃消防署では、4月から5月にかけて救助隊の指導のもと、主に若手職員や異動職員を対象に車両破壊救助訓練を行いました。

交通事故救助事案は、車の安全性能も向上し年々減少傾向ではありますが、ひとたび事案が発生すると、車の損傷具合は千差万別で救助方法に悩まされることは多々あります。

救助隊員が交通事故救助事案に出場した時に、考えていることは皆さん何かわかりますか?

 

1 隊員が安全に活動するためには?

2 要救助者に負担を掛けずに救助するためには?

3 最短で救助するには?(破壊を最小限にして、手数を減らす。)

等々状況によっても違いますが、上記のようなことを考えています。

このように、より安全に、より痛みがなく、より速く、救助できるようにこれからも美濃消防署救助隊は訓練に励んでいきます。

 

(写真は、最終形態です。きれいな状態から少しずつ状況を想定しながら破壊訓練を行いました。)

 

救急車の前と後ろでは

ほのおのにっき 2024年4月3日

想像してみてください。

みなさんが普段通っている道を運転していると、後ろから救急車が緊急走行で近づいてきます。みなさんならどうしますか?

 

そうですね!みなさんの考えたとおり、道を譲っていただければ大丈夫です!

ですがみなさんは、救急車が後ろから来た時、どのように道を譲ったら良いか迷うことはありませんか?

救急車を運転していると

急に止まる車

カーブの途中や前後で止まる車

道の狭い所で止まる車

対向車が来ているときに止まる車

などなど、道を譲っていただけたものの、救急車が急減速しなければならないような場面もたびたびあります。

実は、救急車の車体は意外に大きく、安全に追い越すには十分なスペースが必要です。

そこで、①~④の様な場合で救急車に道を譲っていただく際のポイントがあります。

救急車が後ろから来ても、慌ててその場で止まらず、広い場所でゆっくり確実に停車してください!

救急車は急な減速にならないよう、あえて長い車間距離をとって走行することもあります。走行しているそのままの速度を維持して走り、余裕をもって追い越すことができる広い場所でゆっくり停車していただくことで、救急車が急減速せず、傷病者の負担を軽減し搬送時間の短縮にもつながるのです。

 

また、救急車は思いのほか揺れます。

特に傷病者搬送中は、揺れなどによる衝撃が傷病者の痛みを増悪させるだけでなく、最悪の場合、障がいが残ってしまうことや、命に係わることもあります。

そこで、救急車を運転する隊員は、病院までの経路上にある段差など、揺れの元となる箇所を把握しており、その手前から減速することや、揺れやすい道を走る際は、ゆっくりとした速度で走ることがあります。

みなさんが普段何気なく運転している場所でも、救急車がゆっくり走ったり、思わぬ減速をしたりすることがありますので、救急車の後ろを走る際も、こうした救急車の走り方の理由を理解していただき、今後も安全な運行にご協力ください!

 

 

令和5年度集団救急研修会

ほのおのにっき 2024年3月22日

令和6年3月14日に、隊長クラスの職員を対象とした集団救急研修会を開催しました。

「集団救急」というのは、一度に多くの傷病者が局所的に発生する救急事案のことを指します。例えば、観光バスや列車の事故などを想像してみてください。もちろん、これらの災害は救急隊1隊では対応できません。中濃消防組合の力をひとつにして対応する必要があります。

今回の研修では、職員間における集団救急の「共通の認識・言語」を再確認し、机上によるディスカッションを行いました。一人でも多くの人を救うためには、どこにどんな車両・人員を配置する必要があるのか…各テーブルで話し合った結果を全体で共有しました。

いつ、どこで発生するか分からない災害に備えて、継続した研修会を実施していきます!

 

新米隊員の成長

ほのおのにっき 2024年2月22日


令和5年度に採用された4名の職員が、11月に岐阜県消防学校の総合教育科程(初任教育及び救急科)を修了して、4名全員が関消防署に配属されました。早く即戦力で働けるように日々の訓練や消防に必要な法律の勉強を行っています。              

 

                           

4月にこの職場に入ったとき、緊張と不安でいっぱいだったと思います。しかし、消防学校を修了したときには、表情も変わり自信に満ち溢れて堂々としていました。消防学校在学中は、悔しいこともあったはずです。訓練が辛くて挫けそうになったときもあったはずです。そんなことを乗り越えて無事に総合教育科程を修了し、今では数々の現場を経験し、そして厳しい訓練にも耐えて、少しずつ一人前の消防士に向かって頑張っています。  

来年度は、先輩となり後輩を立派に指導してくれることでしょう。

私たち消防職員は、これからも職員一丸となって市民の皆様の期待に応えられるよう精一杯頑張ってまいります。

 

BEST

ほのおのにっき 2024年2月15日

救急隊が現場活動の際、上下水色の感染防止着を着用しています。

皆さんは、ある一定の救急隊員(主に救急救命士の資格をもった隊員)が感染防止着の上にベスト(vest)を着用しているのをご存知でしょうか?

※文章内カタカナ「ベスト」は、服のvest。

 

今回はこの「ベスト」に着目してみました。

 

ベストにもいろんなタイプがあり、青、赤、水色と様々です。

では、このベストには何が入っているのでしょう?

 

隊員によって違いますが、現場ですぐ使いたい物を各隊員が各々考えてポケットに入れています。

例えば・・・

すぐメモが取れるようにボールペン。 すぐ観察ができるように聴診器、ペンライト。傷病者の服を切るためのハサミ。 傷の被覆、止血のためにガーゼ、三角巾。 暗闇で使うための携帯ライト。 病院に連絡するための携帯電話、予備のゴム手袋やシューズカバーなど様々な物を入れています。

また、このベストは背中部分が反射材となっている物もあり、夜間道路上での活動の安全確保も担ってくれています。

 

全ては現場活動が円滑にいくように、救急車を呼ばれた皆さんのためにいろいろ考えています。

ベストだけに…常に現場でBESTが尽くせるように…

方向オンチは治る

ほのおのにっき 2024年2月2日

妻からの電話!

 

家に着けない?

ここどこなの?

カーナビがあっても見方がわからない。

 

そんな人、周りにいませんか?

一般的に言う方向オンチです。

 

方向オンチの原因は?

〇自分がいる場所や向かう方向がイメージできない。

〇知識の違い

これらが、複合的に重なり合って起こるものと考えられています。

 

克服するポイントは2つ

「曲がり角」「進行方向の把握」・・・曲がり角に何があったのか、どちらの方向に曲がったのかを覚える。

その2つを意識するだけで、少しは迷わなくなるでしょう。

 

安心してください。職員の中に私の妻ほどの方向オンチはいません。

我々は、普段から勉強会や地理教養を行っており、地図で向かう場所を確認し現場までのイメージができているので、迷って遅れることはありません。

一秒でも早く到着するために・・・

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