ほのおのにっき

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Meeting and farewell ~出会いと別れ~

ほのおのにっき 2018年12月26日

出会いがあれば別れもある・・・

 

先日10年連れ添った相棒とお別れをしました。

 

彼女とは昼夜問わず様々な燃え上がる場所へ一緒に行き、いつも私のことを守ってくれる存在でした。

 

そんな彼女とのお別れは突然でした。

 

そう、私の前に現れたのは・・・

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美しさと才能を兼ね備えた新しい女性!!(新型防火衣)

長年連れ添った相棒とは別れ、これからは新しい彼女と一緒です。

きっと新しい彼女も私のことを守ってくれると思います。

 

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旧相棒の写真です。どことなく寂しげなのは気のせいでしょうか。

「今までありがとう・・・さようなら・・・。」

 

こどもの習い事・・・ 将来は・・・

ほのおのにっき 2018年12月20日

小さなお子さんのいるご家庭で、「お子さんの夢は何ですか?」と聞くと、「消防士になりたい!」と言う、消防士である私にとっては頼もしいお子さんがいると思います。

しかし、子どもの夢は無数でありますし、もしかしたらお父さん・お母さんが、子どもの将来を考えた習い事を、小さなうちから学ばせているご家庭もあるかもしれません。

 

私にも小学6年生の長男がおり、「将来の夢は?」と聞いてみましたが、「別に・・・」という過去に聞き覚えのある言葉しか返ってきませんでした。

でもそんな子にも、将来という考えまでは全くありませんでしたが、今までいくつかの習い事をさせてきましたので紹介します。

 

まず、幼少期から学習力を伸ばそうと考え、タブレットを用いた通信学習を申し込むも・・・数日後にはタブレットの電源を入れることもなくなるという状況により終了。

同じく、幼少期から体を鍛えようと考え、スイミングスクールへ通わせるも・・・必死のバタフライも虚しく、右肩の骨折により終了。

 

そんな中、幼少期からの感性を高めようと考え、今でも続いている習い事が一つだけあります。それは「生け花」であります。

生け花と一言で言っても様々な流派がありますが、妻の友達のお母さんが生け花の先生をしているということで、結果的にその流派で習っているところであります。

男の子で生け花・・・正直、続かないだろうなぁと思っていましたが、はじめてから約5年が経ち、今でも楽しんで続けています。

 

生け花を通じ、子どもの感性が高まったかどうかは日常の生活から今のところ感じることはできませんが、この先の人生で人さまのお役に立てるようなことにつながれば父親として満足であります。

 

「消防士になりたい!」という夢は私の子には全くありません。また、幼少期の習い事が消防士になるため役に立つことはないかもしれませんが、「消防士になりたい!」という夢をもつ有望な子どもさんが、一人でも多く誕生してくれることを期待します。

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先生から習っているところ

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自宅に持ち帰り 一部修正

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完 成 !

放課後フィットネスクラブ!?

ほのおのにっき 2018年12月19日

こちらは「中濃消防組合フィットネスクラブ」…いえ、間違えました。「指令センター」です。え?「指令センター」って?? そう、119番通報などを受けるところですね。

 

消防士の仕事って、一般の方からみると何かいつも訓練とかしていそうな・・・そんなイメージがありますよね!?

まあ現場のみならず、たとえば総務関係の部署なんかはデスクワークがメインとはいえども、普通は他の部署との調整などで結構動き回っているものです。

でもそんな消防のお仕事の中でも、トイレに行く以外ほとんど動かない(動けない?)なんて部署があるのです! それが「指令センター」というところ。

ここの職員はずっと椅子に座って地図ディスプレイとにらめっこしているわけで、現場中心の職員に比べると何と運動量が少ないことか(汗)。

 

ですがっ!!そんな運動不足を解消するため、そしていつ現場に戻っても活躍できるよう、「指令センター」の中で放課後・・いや休憩時間内に「とあるトレーニング」をしています。

 

そのトレーニングは「バーピー」という超高負荷運動で、5分間で完結という短時間であるにもかかわらず、なんと45分間の有酸素運動に匹敵するといわれています。

指令センターでこの「バーピー」をやっているという噂は瞬く間に広まって、消防本部に勤務している事務の女の子達も一緒にやることがあります。皆でやれば辛いトレーニングであっても乗り越えられますよね!たった5分ですし!

 

「ほのおのにっき」を見ている皆さんも、運動不足の解消と健康管理のため「バーピー」始めてみませんか? たった5分ですよ!

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実るほど頭を垂れる稲穂かな

ほのおのにっき 2018年12月18日

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉、皆さんはどういう意味か分かりますか?

 

ことわざ辞典で調べてみると

「稲は実が熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだ」と書かれています。

しかしある先輩に

「『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という言葉にはもうひとつの考え方がある」

と教えていただきました。

それは

「大きな成功を収めたり、徳を積んでいない、若いうちから頭を垂れるな!!小さくまとまるな!!」

という考え方です。(※あくまで個人の見解です)

私の友人や親戚などで成功を収めている人たちや、私が尊敬する先輩は、ほとんどが謙虚な方ばかりです。

しかし、その人達は若いうちから謙虚だったのでしょうか?そんな事はないと思います。

成功を収めるために、謙虚とは逆に自分のやりたいことを、自分のやりたい方法でどんどん押し進め、ガムシャラに働いていたのではないでしょうか?

しかし、その傲慢なやり方によって手痛い失敗や、苦い経験をする時もあるハズです。

その経験から自分の望む結果を得るための立ち回り方を学びます。

結果として、成功を収めた人は謙虚となるのではないでしょうか?

稲も苗のときは、ライバルよりたくさん日光を浴びるためにグングン上に向かって伸びていきます。

そして大きな実りを得た時は、自分の意思で頭を垂れているわけではありません。自然に頭が垂れるのです。

成功を収めた人も、それまでの経験から自然と謙虚になっていったのではないでしょうか?

まだ何も得ていない若いうちから頭を垂れてしまっては大きな実りを得ることはできないのかもしれません。

 

 

私は働き盛り全開の35歳の消防士です。

私の考える「消防士にとっての大きな実り」とは、安全でスムーズな災害現場活動です。

これができるよう、日々の訓練や業務を一生懸命行っていきたいと思います。

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※写真はイメージです。 本当はいつも優しく指導してくださる先輩です♡

 

手痛い失敗で苦い経験・・・

ここで学ぶ事が大切

失敗を認めて改善

次への糧とします!!!

女性の方もお待ちしております

ほのおのにっき 2018年12月13日

消防の仕事には、皆さんがご存知のとおり、火災の予防や消火活動、救急活動、救助活動など人命に関わる業務があります。

現在、中濃消防組合では、約170名もの職員が、管轄する関市・美濃市でこのような業務を行っています。

しかし、全職員の中で女性吏員は5名(全体の2.9%)で、男性吏員がほとんどの職場なのです。

平成6年に女性の労働基準が見直されたことにより、女性消防吏員が働くことのできる環境が整い、増加が図られてきたところです。

しかし、中濃消防組合に限らず、全国の消防吏員に対する女性吏員の割合は2.6%と依然として少なく、警察、自衛隊といった消防と同じような組織と比べても非常に少ない現状です。

 

消防の仕事というと住民の安全・安心のための活動が使命であることから、体力重視の男性の職場というイメージがありますが、救急、予防、指令など女性としての能力が発揮できる分野も多くあります。

 

今年も残すところあとわずかとなりました。

来年は、消防の仕事に興味を持っていただける方が、女性も含め一人でも多くなればと思っています。

こんなことを願い、職員の採用に関わる裏方的業務も、また、消防の仕事の一つです。

 

国は、2026年までには女性吏員を5%にまで引き上げる数値目標を掲げています。

そこで、新年度も採用の説明会を何度か行っていきます。男性の方はもちろん、女性の方も大歓迎です。

少しでも関心のある方は参加してみてください。

また、ホームページ内に女性職員の特設ページがありますので、こちらもご覧ください!
特設ページ「女性消防士活躍中!」はこちら

 

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我が家の備蓄食料事情

ほのおのにっき 2018年12月12日

「みなさんのお宅では災害に備えて何か対策をされていますか?」と聞くと、家具の転倒防止器具や非常用の持ち出し袋など、防災に対する意識の高まりから様々なグッズを揃えていると回答を得る機会が増えてきました。9月1日の防災の日はすでに過ぎていますが、先日TVで防災グッズが特集されていたことを機に、我が家が被災した場合について家族会議を行いました。

防災に携わる者として、家具・家電の固定や趣味のキャンプを生かした、非常持ち出し袋は家族分を準備していますが・・・、大事な水・食料が全くないことに気付きました。

災害が発生したらまず、負傷することなく生きのびることが大切ですが、大規模災害時など避難所に入れない場合や補給物資が手に入るまでのことを考えると、最低3日分(可能ならば1週間分)の食料と飲料水が必要と言われています。キャンプで食べられる食糧や、どんな水でもろ過するストロー型の浄水器は持っていましたが、家族4人、3日分には程遠い量でした。圧倒的に家族分の食料と飲料水が足りないことに危機感を感じ、早速スーパーへ走りました。

1日1人当たり水3L、家族4人分で12L×3日=36L。これは2Lペットボトルの水を箱単位で購入すれば2箱で足ることになります。また、今すぐ手に入り保存が効く食料=缶詰めや干物、インスタント物、レトルト物と考え、予算は1万円!!1年は保存できる物に限り手に入れてきました。

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まだまだ改善の余地ありです。

 

保管する場所は家の通し柱がとおっている押入れで、かつ出入り口に近い場所にしました。我が家ではこれを賞味期限が切れそうな順に前に出して保管し、賞味期限が来たら食べて不足分を買い足していく計画です。これをローリングストック法と呼ぶそうです。普段から少し多めの食材を入手し、使ったら使った分だけ買い足しておく方法です。これで常に新しい食料が備蓄されることになります。また、最低3日分の家族の食料を確保するには、軽くてかさばらない物を備蓄するようにしましょう。でないと我が家のように保管場所を大きく取らなければならなくなります。普段の食事に使うちょっと賞味期限の長い食材を常にローリングストック法でストックしておけば保存期限を気にすることなく食料を備蓄できるのでおすすめです。

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2つの箱に分け、賞味期限が早い物順に入っています。

 

今回はお手軽に手に入る食品でそろえましたが、防災用の長期保存食の方が最近は保存期間が長いのはもちろん栄養面もよく考えられて作られているみたいです。これからそちらは徐々にそろえていこうと思います。
  

(今回の投稿は農林水産省「緊急時に備えた家庭用食品備蓄ガイド」を参考にさせていただきました)

超回復

ほのおのにっき 2018年12月11日

昨年、関消防署の筋トレ部屋に鏡が設置されたという記事( 平成29年12月26日投稿「ついにキタッッ!!!!」 )を書いた者です。

 

以前は鏡の有効性や必要性について述べさせていただきましたが、今回は題名のとおり超回復について述べさせていただきます。

 

ご存知の方も多い超回復。筋トレ好きな人には基本中の基本ですが簡単に説明すると

1.トレーニングをする

2.筋繊維にダメージ(一時弱くなる)

3.休息・栄養補給

4.トレーニング前より強くなる

このようなイメージです。

 

これを図で表すと、

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このようになります。

 

瀕死になった後、回復すると以前より強くなる。某有名漫画の主人公たちがそうだったように、私たち人間はサイヤ人だったのです!!

 

しかし、そう簡単なものではありません。

次の図を見てください。

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は筋トレ開始、右肩上がり曲線が超回復。

 

図1は、超回復をうまく利用した理想的なグラフです。

図2は、超回復しているが次のトレーニングまでの間が長いため成長が見込めません。

図3は、極端な例ですが次のトレーニングまでのスパンが短く、回復前に再度筋繊維にダメージを与えているため回復が追いつかず、最悪、筋力が低下してしまうというグラフです。

※一般的に回復の時間は48時間から72時間といわれているが、トレーニングの強度や栄養の摂取量等によって変動がある。

 

このように休みすぎても追い込みすぎても良い結果にはならないのです!!

 

 

そしてふとこの記事を書きながら、これは消防の活動も同じことが言えると感じました。

1.訓練をする

2.失敗する・怒られる(一時的に落ち込む)

3.考える・反省する

4.失敗しにくくなる・メンタルが強くなる

どうでしょう。

 

これを休みすぎず追い込みすぎず、反復訓練して効率的に超回復していきたいです。

そしていつかは超サイヤ人に...笑

マクラ

ほのおのにっき 2018年12月6日

マクラといっても毎晩お世話になっている、あの枕の話ではありません。江戸時代から脈々と受け継がれている日本を代表する伝統芸能のひとつ、落語。「ほのおのにっき」今年9月12日/10月18日掲載に続き、落語ネタ第3弾。今回は、この落語には欠かせないマクラについて触れます。

(落語ネタ第1弾「寄席 PART2」はこちらから)

(落語ネタ第2弾「粋だねぇ!」はこちらから)

 

落語は基本的に、マクラ→本題(演目・ネタ)→落ち(サゲ)で構成されています。

マクラとは、落語家が本題に入る前に話す導入部分のことです。そのいわれは諸説あるようですが、本題の頭につくので枕と言われるようになった。これが私には一番しっくりきます。

いきなり本題には入らず、本題に結びつく小話をしたり、今どきの話題を持ち出したりもします。今では使われなくなった難しい言葉が出てくる演目などでは、その言葉の意味をさりげなく説明することもあります。そのほか、その場の空気をつかむ重要な部分ととらえ、落語家によっては客の反応を探り、その日の演目を決める役割としている人もいます。

いきなり本題に入ると、聞き手は置きざりにされてしまうため、本題に入りやすくするための工夫。つまり、マクラを挟んで調整しているのです。聞き惚れてしまう落語家は、マクラから本題までの入りが継ぎ目なく実に滑らかで、まさに腕の見せどころといえます。

大勢の前で話をする機会が、何かと多い我々の職場。聞き手の心をわしづかみにする話の導入ができれば、きっとプレゼンの成功率も上がるはずです。講習会などで講師を務めることが多くなったら、落語を聞くことをお勧めします。きっといいヒントが見つかることでしょう。

城の無い城

ほのおのにっき 2018年12月5日

私は仕事の息抜きとして軽登山を家族で楽しんでいます。近所の低い山が主ですが、景色がいいのはもちろん、歴史的な一面があったほうが面白いので、山頂にお城のある山も登っています。

最近は山城ブームだそうで、昔は「天守閣の無い城=城ではない。」とよく言われましたが、建物は無いが石垣や土塁や堀切などが残るだけの城にも魅力があるとテレビでも脚光を浴びるようになってきました。

関市の小野地内に小野城があります。天気が良いと山頂から伊勢湾や名古屋駅前ビル群が見え、眺望も良い事で登山者がよく来ている山です。

その小野城に登ってみると、曲輪がたくさんあり、規模では岐阜県有数の大きさだそうです。400年前の戦国時代の一次史料には何も残っておらず、なぜこのような山頂に大規模な城を築城したのか、歴史的背景を踏まえて考えるのも勉強になります。過去から学ぶことは消防でいうと地域災害の歴史から学ぶことに通じると思いますので、これからも色々な分野の歴史を深めていき、趣味や仕事に活用していきたいと思っています。

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叶えたい!

ほのおのにっき 2018年12月4日

私の今の目標は「水難救助隊」に入ることです。

みなさんは、中濃消防組合に「水難救助隊」があることを知っていますか?

 

関市・美濃市には一級河川の長良川のほか板取川、津保川が流れていますが、毎年水難事故が多発し、死者も出ています、、、。

そんな地域を管轄する当組合において、水難救助のスペシャリストたちにより編成された隊、それが水難救助隊です!

10月26日に掲載されたほのおのにっき(「中濃消防組合 全国紙デビュー!!」)にもありますが、当組合の水難救助隊は全国デビューするほどなんですよ!!

 

しかし、隊員になるためには次のような過程を乗り越えていかなければなりません。

希望調査  → 泳力調査による選考  → 水難救助隊育成隊員(2年間)   

                  → 水難救助隊員

希望者は泳力調査を行い、その中から選出されるとまず育成隊員となります。その後2年間、水難救助に関するさまざまな知識を身に付けていき、数多くの訓練を乗り越え、認められた者だけが正式な水難救助隊員になれるのです!

 

昨年消防学校初任教育を修了し今年から現場へ配属された私は、消防士になる前から入ると決めていた水難救助隊になるため、今年度の泳力調査を受けました。

仕事を終えた後にプールへと通う日々を続け、練習だけは1番多くやった自信がある状態で試験に挑みました。

 

結果は全ての種目で自己新記録を出すことができましたが、選考結果の発表はまだなのでずっとドキドキです、、、(-_-メ)

 

しかし、目標のため努力できたことは自分にとって良い経験になったと思います!

立派な水難救助隊員となれるよう、今後も努力を続けていきます!(^O^)/

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