ほのおのにっき

ほのおのにっき

オレンジ色

ほのおのにっき 2022年6月24日

7月8日に公開される映画「モエカレはオレンジ色」は

消防職員と女子高生の恋を描いた漫画が原作です。

モエカレはオレンジ色、のオレンジ色とは…

消防職員が着用する被服の色です。

中濃消防組合でも、「救助服」はオレンジ色です。

この、「オレンジ」たちの熱い夏が、始まっています。

消防救助の甲子園、とも呼ばれる「消防技術東海地区指導会」が7月に開催されるため、

選手に選ばれた中濃消防の「オレンジ」たちは、勤務の合間を縫って、練習に励んでいます。

地上から約7メートルの高さに、水平に張られたロープを渡って、要救助者を救出ロープに吊り下げて引っ張って救出したのち、脱出する「ロープブリッジ救出」という種目にエントリーしているので、

この時期は毎日のように練習が行われています。

この競技は、スタートしてから、要救助者を救出し、脱出するまでの時間と、救助の手順に危険性はないか、などの細かい部分までチェックされます。

全国大会で優勝を目指しているようなチームは、これらを30秒台でやり終える、というから驚きです。

我らが中濃消防のオレンジたちは、30秒台、とまではいかないにしても、全国大会出場を目標に、1秒でも早く、正確な手順で作業が行えるよう、来る日も来る日も頑張っています。

中濃消防のオレンジたちが、より一層頑張れるように、皆様のご声援をよろしくお願い致します。

さらに、今年は50回目の記念大会のため、愛知県名古屋市の「イオンモール熱田」にて行われます。

この機会に、ぜひ消防職員の技術の高さ・団結力・熱意をご覧になってはいかがでしょうか。

 

(ロープブリッジ救出)

50回消防救助技術東海地区指導会のご案内

日時:令和4年7月30日(土) 10時から17時まで

場所:イオンモール熱田店 東側駐車場(名古屋市熱田区六野1丁目211)

抜け殻

ほのおのにっき 2022年6月21日

 

これ、いったい何でしょうか?

まるで脱ぎたてほやほやの抜け殻のよう。

 

実はこれ、火災・救助など、災害現場へ出場するときに着装する服のズボンと靴です。

 

おうちで、こんな風に靴とズボンを脱いで放置していたら、

間違いなく、家族の誰か(特に、お洗濯を担当される方)に怒られますよね。

 

消防署では通報があってから、(場所や道路状況により異なりますが)

火災現場まで10分以内に到着することを目指しています。

 

そのため、消防職員が自分の装備を整えるために与えられた時間は、約1分。

 

その1分の間に、活動服の上に防火服を着て、

消防車に乗り込んで出動しなければなりません。

 

一刻も速く、装備を整えるために、

靴とズボンをこの抜け殻の状態にしておき、

足を入れたと同時に、靴とズボンをガッと一気に履く。

 

一分一秒でも早く現場に到着し、消火活動をするための工夫です。

 

さらに、こちらの防火衣の重さは、約7キロ。

 

この7キロもある服を1分以内に着装するのです。

 

7キロの衣服を1分以内に着る…

 

ちょっとピンときませんね…。

 

普段来ている服でもいいので、上着とズボンを着て、靴まで履いて

お出かけできる状態になるのに、何秒かかるか測ってみてください。

 

「7キロの防火衣を1分で着る」ことのすごさがきっとわかってもらえると思います。

 

もし、1分以内に着れた!

という方は、消防士の素質あり!ということで、

ぜひ、中濃消防の採用試験を受けてください!!!

 

(たまに、消防車の横に、この抜け殻の状態で置かれている防火衣を見て、

誰かがしゃがんで作業している姿に見えてしまい、

「おつかれさまです」と声をかけてしまったことが何回もあることは

ここだけの秘密にしてください)

 

~現役消防職員の生の声が聞ける公務員合同採用説明会のご案内~

日時: 7月16日(土)

10時~15時まで

場所: 関市文化会館 第3・第4会議室 (関市桜本町2丁目30-1)

総務課からのお知らせでした   

 

 

 

危険物安全週間の実施

ほのおのにっき 2022年6月17日

危険物安全週間に伴い関市・美濃市にある、ガソリンスタンドなどの危険物施設を対象に消防訓練指導や立入検査を実施しました。

中濃消防組合では、危険物に関する各種業務は消防本部予防課員数名で行っています。

今回の危険物施設への合同立入検査では、危険物施設になれない消防署員への教育・指導という意味を込めて、予防課員は一歩下がり見守る形で、管轄の消防署員が主として立入検査を実施しました。

消防署員は、危険物施設以外の店舗や事業所の立入検査などは普段から行っています。

しかし、消防署員は事前に勉強していましたが、危険物施設の立入検査になれていないためか、額から大量の冷や汗を流しながら、危険物施設の関係者に説明しながら、一生懸命に立入検査を行いました。

危険物施設での事故はいったん起こると、大惨事につながってしまうことがあります。

生活していく上では、必要なものです、取扱には十分注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

火事が起きたら何で消す!?

ほのおのにっき 2022年6月13日

今年度から会計年度職員(総務課)として中濃消防組合で働きはじめた新人女子事務員です。

消防署で仕事をしはじめ、新たな発見と驚きの毎日です。

今回はそのうちのひとつをつぶやきます。

火事が起きたら何で消す?

多くの人は、「水」で消す、と答えるでしょう。

ですが最近は、「泡」でも消すのです。

泡・あわ・アワ・AWA…

「泡」で消す、ってどういうこと?

お風呂に入った時のことを想像してみてください。

シャワーでお湯をからだにかけると、皮膚の表面をサーっと流れていきます。
では、せっけんやボディソープを泡立てて、皮膚にのせるとどうなりますか?
泡は皮膚の表面にしばらく残りますよね。

それと同じで、水よりも泡の方が広範囲に定着し、
壁等に付着してとどまる時間が長いので、
水だけで行う消火活動よりも、泡を使用した消火活動の方が効率が良くなります。
火事が発生したら、単純に水をかけて消火すると思っていましたが、
どうやら消火技術はわたしの想像をはるかに超えて、進化していました。
しかも!この泡って、せっけんやシャンプーと同じ
天然成分由来の界面活性剤が主成分なんですって。
消火活動が終われば、泡は自然に消え、環境にも配慮されているとのこと。
「泡」で消す。これが最近の消防トレンド、なのかもしれません。

泡で消す車両の紹介はこちら       

新 ほのおのにっき(お知らせ)

ほのおのにっき 2022年6月13日

中濃消防組合ホームページをいつもご覧いただきありがとうございます!

「ほのおのにっき」は、昨年度まで職員ひとりひとりが記事を作成していたもので、住民のみなさん、地元企業の方から大変好評をいただいており、今年度7年目を迎えたところです。

今年度は、住民の皆さんがお住まいの所や、働いている会社の近くにある消防署、出張所の紹介、出来事、行事などを中心に掲載していきます!(^^)!

わが街の消防署や出張所を、より身近に感じていただくため分かりやすく、楽しい記事を作成していきますのでぜひご覧になってください !!

★ほのおのにっき(H28~R3まで)    

定年退職を前に

ほのおのにっき 2022年3月28日

いつも中濃消防組合のホームページをご覧いただきありがとうございます。

あと3日で定年退職を迎えることになり、これが最後の「ほのおのにっき」となってしまいました。

 

この42年間、たくさんの思い出がありますが・・・

 

18歳・・・高校卒業してすぐに消防士となる。最初の半年は消防学校で消防の基礎を叩き込まれたが、当時の学校はやや緩かったかも・・・。

21歳・・・潜水隊の発足時に隊員に指名され、訓練を重ね、実際に出場して川底から要救助者を引き上げる。(計3名)

31歳・・・消防職員意見発表大会で、あれよあれよという間に勝ち上がり、全国大会に出場する。(唯一の自慢です)

37歳・・・市役所税務課に出向し、初日から自分の知識のなさにショックを受ける。

43歳・・・自宅よりも職場にいる時間の方が長いハードな毎日を過ごしながら、合併から4年間の消防団事務を何とかこなす。

48歳・・・消防大学校幹部科に入校、全国に同じ思いの仲間がたくさんできる。

 

仕事を通じ貴重な経験をすることができました。しかし、それ以上にたくさんの人と人とのつながりを持つことができました。

職場の先輩や同僚、県内や全国にいる同じ消防の仲間、災害現場や訓練で一緒に活動した関市・美濃市の消防団の皆さん、一緒に仕事をした市役所の職員さんなど、多くの方々とのつながりが、今の私の貴重な財産になっています。

 

退職後は、一市民として消防本部、消防団の応援をしていきたいと思います。

「これまでお世話になりありがとうございました。今後とも中濃消防組合をよろしくお願いします。」

わたし消防士になりました

ほのおのにっき 2022年3月27日

はじめまして!

昨年の4月に採用され消防学校を修了後、今年の1月から正式に関消防署へ配属された女性新人消防士です。消防で必要な知識・技術を身に付けながら勉強の毎日を送っています。

今回初めての「ほのおのにっき」なので、この記事を見て私のことを少しでも知っていただけたらうれしいです!

得意なスポーツは、野球とソフトボールです!小学生のときに少年野球を始め、中学ではソフトボール部に所属していました。高校は、野球もソフトボールもできる宮崎県の高校に進学しました。野球はピッチャー!ソフトボールはキャッチャー!一人でバッテリーが組めちゃいます((笑))

消防士というと、火災現場で火を消したり、救急車で駆け付け処置をしながら病院まで搬送したり、交通事故などで人を救助したりする人を想像しますよね。

私は女性ですが、消防士として男性と同じように活動をします。そのため休日は、ジムで体を鍛えたり、ソフトボールチームを結成し活動するなど体力をつける時間を心がけています。また最近、女性消防士の先輩と山登りを始めました!!目標は「富士山」を登りきることです。

今後も地域の方々、自分の命を守るために体力・筋力を強化し、女性消防士として優しい声かけと対応で安心していただけるよう頑張っていきます!

収集家

ほのおのにっき 2022年3月25日

こんにちは。昨年消防学校を卒業し、今年の1月から美濃消防署で勤務をしている新人消防士です。

今回は私の趣味である、漫画集めについて話をしていきます。

 

いきなりですが、私は【週刊少年ジャンプ】を小学1年生の時に読み始めて早13年、毎週月曜日には本屋さんへ走って買いに行くほど大好きです!

私が読み始めた頃に「黒子のバスケ」というバスケ漫画が連載スタートし、とても思い出の漫画です。

そんな小学1年生から漫画を好きになってしまった私は現在、6段本棚3つにぎっしりと漫画が収納されているほど漫画好きです(笑)

最近では、ジャンプ作品では「僕のヒーローアカデミア」 ジャンプ作品以外では「炎炎ノ消防隊」がお気に入りです!(消防士だけに)

今はスマートフォンなど便利な電子機器が普及し、ネットで簡単に漫画が読めます。アプリや電子書籍というもので、わざわざ本屋さんへ行かなくても漫画が読めてしまい、私も愛用しています!

最後に、漫画を集めるのには継続する力が必要です。消防でも訓練や様々なことを継続して行うことで自分の力をつけることができます。

皆さんもぜひ漫画を読みリフレッシュをして、好きな漫画があれば集めてみるのはいかがでしょうか?

アブ(危)ローラーには気を付けて!

ほのおのにっき 2022年3月23日

皆さん、初めまして!

昨年の4月に採用され、約半年間の消防学校を経て、1月から美濃消防署で勤務する、24歳新人消防士です。一人前の消防士になるべく、日々の業務、休みの日には長時間に及ぶ、現場活動に耐え抜く筋力、体力作りに励んでいます。

さて、いきなりですが皆さん、アブローラーをご存知ですか?

アブローラーとは、腹筋ローラーとも呼ばれ、腹直筋、内腹斜筋といった腹筋だけではなく、背中を支える広背筋、脊柱起立筋、さらに上腕三頭筋や体幹を鍛えることができる筋トレ器具です!(いきなり熱く語ってすみません。)

 

話の内容からわかると思いますが、私は筋トレが大好きです(笑)。今回はわたしのおススメの筋トレ、アブローラーを使ってのトレーニングについて、話しをしたいと思います。

その前に、私が筋トレ大好きになったのは、遡ること約7年前です。当時高校2年生だった私は柔道部に所属していました。体が小さく、センスもあまりない私は自分よりも、体が大きな相手に投げられることが多くありました。何か強くなれる方法はないかと模索する中で、「筋トレを本気ですれば、強くなるんじゃね!」と単純な気持ちで、今までは嫌いな筋トレでしたが、本格的に取り組むことにしました。それからは、コツコツと努力を重ねることにより、ベンチプレスのMAXは3ヶ月で70キロから100キロに、そして筋肉は急成長!日に日に大きくなる筋肉を鏡で眺めては、「柔道が強くなるより、もっと筋肉がほしー。」と本末転倒マッチョになってしまうほど、筋トレ沼にハマってしまい、今に至ります。(笑)。

そんな私が、なぜアブローラーを使ってのトレーニングをおススメするのか、理由は3つあります。

 

①他の器具と比べてコスパがいい!(安いものだったら1000円切ります!)

②軽く、あまり大きくないので持ち運びが便利!(旅行にも待って行けます!)

③先ほども述べましたが、腹筋、背中周りの筋肉、上腕三頭筋、体幹と4つも効率よく鍛えることができます!筋肉への負荷が強いので、腹筋の肥大化もおきやすくなり、バキバキボディーにいち早く近づけます!

 

お腹周りをスッキリさせたい方、夏までに、6つに割れた腹筋を手に入れたい方は、是非!アブローラーを初めてみたらいかがでしょうか!

あ、言い忘れてことがありました。

初めてアブローラーを行った、次の日は腹筋の筋肉痛に気をつけてくださいね。朝起きる時に腹筋が千切れたかと思うくらいの痛みを感じますから。アブ(危)ローラーには気をつけて!

 

私が目指していたもの

ほのおのにっき 2022年3月22日

令和3年4月に消防の世界に入った新人消防士です!!!

私が目指していたものを紹介したいと思います。

私が目指していたものは、「競輪」です。競輪といっても車券を買うほうではなく、競技者のほうです!競輪選手になりたくて日本競輪選手養成所の入学試験を2度受けました。

私が、競輪選手になろうと思ったきっかけは二つあります。一つ目は、幼い頃から自転車が大好きで、誰よりも早く遠くへ行っていました。

そして、小学校から大学までやっていた野球で鍛えた肉体と精神力、さらに自分の体格が、どれだけ通用するのか、自分の大好きな自転車で試したいと思い、二つ目は、高校最後の野球の大会で、仲間がくれた声援が自分の力になり最大限に発揮できるエネルギーとなりました。もう一度大声援を浴びることのできる、競輪の世界に飛びこみたいと感じ、とりあえず2年間挑戦しようと思い、競輪選手になるためのトレーニングをしました。ご存知の方が多いかと思いますが、競輪選手は、太ももが一般の人に比べてかなり太く、成人男性の太もも周りの平均的な太さは約55㎝といわれ、それに比べて競輪選手は約66㎝、中には75㎝を超える選手も存在しています。それほど競輪選手は下半身がたくましくないとやっていけません。ちなみに、私は、68㎝です。「俺、やるぅ~」

そこで、強靭な身体を身に付けるために私が2年間どういったトレーニングをしてきたのかを紹介します。え?もう聞きたくない?お腹いっぱい?いやいや、ここからですよ。

太ももを太くするには、もちろん脚のトレーニングです!主な種目は、スクワットと自転車漕ぎで、スクワットは、大殿筋(お尻)・大腿四頭筋(太もも前)・ハムストリング(太もも後ろ)など下半身の筋肉をほぼ全て鍛えることができます。私は、バーベルスクワットを週に2度、6~8回を4~6セットやり続けていました。最初は、60㎏の重量で始まったスクワットが、2年程で180㎏でセットを組めるようになりました。自転車漕ぎ(競輪用自転車・固定式ワットバイク)では、時間があるときには漕ぐようにし、1日100~150㎞くらい走り込んだ日もあります。脚はこれで終わりです。

次は背中のトレーニングです。準備はいいですか?主な種目は、デッドリフト(バーベルを床から真上に引く)です。背面の筋肉をほとんど鍛えることができる非常に優秀なトレーニングで、姿勢を保つときに使われる脊柱起立筋(人間の直立に大きな役割を果てしている筋肉)を鍛えることで、速く漕ぐことができるようになります。ちなみに、背筋力のMaxは240㎏です。「俺、やるぅ~Part2」

最後に胸・腕のトレーニングです。ついてきていますか?苦しいときは、声を出してもいいんですよ(笑)主なトレーニングは、胸の筋肉を鍛えるベンチプレスや腕の筋肉を鍛えるアームカールです。競輪選手に大事なのは脚だから下半身だけと思われがちですが、上半身も実は大切なんです。全力でペダルを漕いでもぶれない上半身作りには欠かせないメニューで、下半身と上半身がうまく連動してこそスピードが出せるわけです。

ちなみに、私のMaxは時速74㎞です。公道を走る車よりも速いスピードで駆け抜けています。(もちろんトラックですよ!)「俺、やるぅ~Part3」

私は、現役の競輪選手に教えていただきながら、自分なりに全力でやってきました。2回挑戦して結果は不合格でしたが、試験では自分なりに最高のパフォーマンスを発揮できたので後悔はありません。

そして、その身体を活かすために消防の道に進みました。形は違いますが、ホースなど重いものを搬送したり、要救助者を搬送するのに役立っています。

市民の皆様に応援されるような消防士になれるよう日々努力していきます。

 

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