ほのおのにっき

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「生命、身体、財産は自分たちで守る」防火管理

ほのおのにっき 2022年9月7日

 

「生命、身体、財産は自分たちで守る」

 

「防火管理」とは、火災の発生を防止し、万が一火災が発生した場合でも、被害を最小限にとどめるために

対策を立て、実行することです。

多くの人が利用する建物では、この「防火管理」の知識と技能を持った

「防火管理者」の資格を持つ人を選任しなければなりません。

防火管理講習会は、この「防火管理者」の資格を取得する講習会です。

 

中濃消防組合は、今回講習をうけていただき、新たに「防火管理者」となった方とともに、

防火管理につとめ、悲惨な火災を防ぎます!

 

次回の開催は令和5年2月2日(木)・3日(金)(定員90名)を予定しています。

募集期間は令和4年12月12日~令和5年1月19日です。

申込につきましては、時期になりましたらお知らせします。

※公式インスタグラムでもご覧になれます。(インスタグラムアプリがインストールされていれば右上バナーから見えます。)

美濃市消防団大矢田分団の皆さん、お疲れさまでした。 ~第71回岐阜県消防操法大会~

ほのおのにっき 2022年8月30日

熱い夏が始まる!!全国の高校球児達が目指す夢の場所「甲子園」・・・・ではありません。

今回ご紹介するのは、消防操法大会です。

ご存じのない方にご説明しますと、それは地域を守る消防団が消防の機械器具の取扱い技術を競う大会です。今回行われたのは、「小型ポンプ操法」といって、持ち運びができる小型の動力ポンプを使用して、実際にホースを伸ばし放水して標的を倒すといった競技になります。

血と汗が滲むような訓練を積み重ねてきた県内各地域の代表が、その成果を披露するため8月7日(日)に山県市の会場へ集結しました。

本大会でわが美濃市の代表として出場したのは「大矢田分団」の皆さんです!

⇩その勇姿がこちら!!かっこいいですね。

 私たち美濃消防署の職員もこの日のために訓練をサポートさせていただきました。

 画像では伝わりませんが、一つ一つの動作の正確性や標的を倒すまでのスピードは、私たち消防士でもマネできないほど素晴らしいものです!

大矢田分団の皆さんは、これまで数カ月もの間、お仕事で大変お疲れのところを早朝や夜間の訓練を重ねてきました。本当にお疲れさまでした!

今回磨かれた技術は、必ず現場にて役立てていただけると信じておりますし、

消防団の皆さまのご協力なくして私たちの活動に成功はあり得ません。これからもご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

各地域の代表消防団の「のぼり旗」です。
どの団の旗にも「必勝」の文字が。
カラフルで見ごたえがあります。
指揮者Tさん、一番員Uさん、二番員Uさん、三番員Kさん、補助員Iさん
そしてT分団長始め大矢田分団の皆さん、本当にお疲れさまでした。一致団結した素晴らしい分団さんでした!

煙を吸わないように姿勢を低く避難してください!

ほのおのにっき 2022年8月29日

左の写真は、ある建物火災の出入り口から中を見たところです。

その直前の火災建物の上空の煙が右写真です。

避難訓練で消防士が「姿勢を低くして避難してください」と指導しますが

この写真のとおりです!

とにかく、命を守ることが最優先です、姿勢を低くして

煙を吸わないようにタオルなどを口に当てて外へ逃げてください。

これは上の写真と同じ所に進入しているところです。

火災の炎の怖さが伝わればという写真も載せます。

火の用心でお願いします。

水難事故に注意

ほのおのにっき 2022年8月19日

この夏、水難事故が多発しています。川遊びは十分に注意と対策をしてください。

真剣なお願いです。

心のこもった贈り物

ほのおのにっき 2022年8月8日

ある日の午後、一人の紳士が関消防署を訪ねてきました。

彼の手には、美しい2枚のポストカード。

「日頃、お仕事を頑張っていらっしゃる消防署の方に、

感謝の気持ちを伝えたくて、サークル仲間4人で作りました」

と言って、渡してくださいました。

そのまま帰ろうとされる紳士を引き止め、お話を伺うと、

「数年前、救急車で搬送されたことがあり、

その時大変お世話になったので、感謝の気持ちを伝えたかった」

とのこと。

 

消防士が、やりがいを感じることの一つに、

「ありがとう」と言われること。があります。

この「ありがとう」の言葉が、多くの消防士の活力となっており、

さらに、この紳士のように救急搬送された方が

回復された姿で、直接お礼を言いに来てくださることは

まさに消防士冥利に尽きる、ことなのです。

 

このポストカードは、

私たち消防士の仕事が、社会や、地域、市民の方の役に立っていると

実感できる、うれしい贈り物でした。

 

今日も私たちは助けを必要としている人のために

訓練し、勉強し、整備し続けます。

 

It‘s a beautiful day to save lives.
(命を救う、最高の日だ!)

 

 

 

 

消防救助技術東海地区指導会を終えて

ほのおのにっき 2022年8月4日

第50回消防救助技術東海地区指導会(通称:救助大会)が

7月30日(土)に、名古屋市にあるイオンモール熱田で開催されました。

東海三県の消防士が一堂に会し、様々な競技で技を競います。

中濃消防組合では、「ロープブリッジ救出」と「ほふく救出」にエントリーしており、

数か月前から、業務の合間を縫って毎日のように訓練を重ねてきました。

(競技の内容や、様子などは「ほのおのにっき」やインスタグラムの記事をご参照ください)

ロープブリッジに出場する選手は、何百回とロープを渡り、何百回とロープを結び、

何百回と吊り下げられた要救助者をロープで引っ張り、要救助者は、

引っ張る隊員の負担を少しでも減らすために減量を頑張ってこの日を迎えました。

ほふくの選手もまた、何百回とロープを結んで、何百回とせまい煙道の中に入り、

要救助者を引っ張っては担いで走る、ということを繰り返した毎日でした。

少しでもいいタイムを出したい、減点なく競技をしたい。そんな気持ちで挑んだと思います。

残念ながら、どちらの種目も全国大会への切符を得ることはかないませんでしたが、

それでも、この数か月寸暇を惜しんでこの競技にささげた情熱は、隊員の心の糧となり、

訓練時、競技の審判役を買って出てくれた先輩や、

過去に救助大会に出場したことのある先輩からの丁寧な指導など、

この大会を迎えるまでに、多くの人の協力や、応援があったことにも気付けたでしょう。

自分の役目を果たすこと、仲間を信頼すること、

多くの人の支えがあって成立することなど、

それぞれがこの大会を通して得たものや感じたことは

ぜひとも今後の業務に活かしていってほしいと思います。

大会を終え、一回りも二回りも大きく成長した彼らの今後に期待です!!!

ベテラン消防士!?

ほのおのにっき 2022年7月20日

 

皆さんこんにちは!今年度から板取川出張所で勤務することになりました、

採用から4年目のまだまだ若手消防士です。

 

消防士として板取川出張所勤務は一年目ですが、

私は板取で生まれ育ったので板取歴としては25年目のベテランです!

 

話は変わりますが、消防士には覚えなくてはいけないことがたくさんあります。

その中でも若手消防士が苦労することの一つに地理教養があります。

一人前の機関員(運転手)になるための最初の難関です。

 

火災や救急などがあった時には、迅速かつ正確に現場まで向かう必要があり、

そのためには地理を知っていなければいけません。

 

しかし私は、板取歴25年目のベテランです。

 

板取の道はよく知っており最初の難関は難なく突破することが出来ました!

 

生まれ育った場所での勤務という事もあり地理は完璧でしたが、

出場時の活動についてはまだまだ未熟者です。

 

火災出場した時には放水方法や人命救助方法、救急出場した時には胸骨圧迫や人工呼吸の仕方など、

まだまだ覚えることがたくさんあります。

 

 

生まれ育った板取に恩返しできるよう、

早く一人前の消防士になるために日々訓練を積み重ねていきます!

出動してないときは…

暑くなってきましたね。

 

今日は、消防車や、救急車に乗っていない時(出動していない時)、

消防士は何をしているのか、について調査をしてきました。

 

車庫から、金属を削る音がしてきたので、近づいてみると、

Sさんがグラインダーを使って、円盤状のもののサビを削っていました。

 

 

「何に使うものですか?」と聞いてみると、、、

 

水難救助現場や訓練の時に使用する「ブイ」の重りの補修をしている、

とのことでした。

サビを取って、

キレイにしたのち、オレンジ色の塗装をするそうです。

 

この「重り」、塗装をした状態のものも販売されているそうですが、

なかなかいいお値段するそうで…

 

自分たちでメンテナンスできるものは、メンテナンスをしながら

大切に使っています。

 

 

さらに、用具をしまっておく棚なども使いやすいよう

工夫して作製してしまう、器用な消防士さんもいます。

 

その器具をいざ使用する、となった時に破損して使えない、なんてことのないように、

車両・装備・機材のメンテナンスも、消防士の大切なお仕事なのです。

 

救急車・消防車で出動しているだけでなく

そういった「ものづくり」に関連した業務も、実はあるんですよ。

 

「ものづくり」が好きな方、中濃消防で、その技能、活かしてみませんか?

 

 

中濃消防では、ただいま 令和5年度新規採用職員を募集しております。

 

受付期間は

令和4年7月25日(月)~8月5日(金)

午前8時30分~午後5時15分(土・日・祝日は除く)

と、なっており、現在中濃消防組合総務課にて申込書類を配布しております。

 

消防のお仕事に興味のある方・ものづくりにも興味のある方、中濃消防組合へ!

お待ちしています!!!

 

暑熱順化トレーニング~暑さに負けるな!~

ほのおのにっき 2022年7月8日

中濃消防組合では、毎年6月の1ヶ月間を「職場安全衛生月間」として、快適な職場環境づくりに取り組んでいます。

その一環として、美濃消防署では真夏の暑さにも耐え得る体をつくるため「暑熱順化トレーニング」を行っています(6月以降も継続して行っています)。

暑熱順化とは、簡単に言えば「暑さに体を慣らすこと」です。

私たちは真夏の暑い日差しの中でも、火災が発生すれば防火衣を着て出動し消火活動や救助活動をしなければなりません。

市民の皆さんが助けを求めている中、過酷な暑さの中でも私たち消防士が円滑に活動できるように「事前に暑さに体を慣らしておこう!」というわけです。

下の写真を見ていただければお分かりのとおり・・・

☝長さ20mのホースを延長→車両まで戻ってセッティング・・・これを全力で何回も行います。

 

私たちが着用する防火衣は約10kgあります。

火災時の暑さから身を守るため、通気性が悪く、かなり暑いです。

もちろん、汗もたくさん出ます。

実際の火災でもこのようにホースを延長していきますので、火災戦闘の訓練になる、暑熱順化にもなる、一石二鳥のトレーニング方法です。

熱中症には気を付けつつ暑熱順化トレーニングにより体が暑さに慣れ、真夏の暑さに少しでも順応できるように頑張っていきたいです。

火災は冬の空気が乾燥した時期に多く発生していますが、夏にも火災は発生しています。

皆さんも熱中症と火の取扱いには十分注意していただき、暑い夏を乗り切りましょう!

 

 

プール採水口を使用した放水訓練

ほのおのにっき 2022年7月7日

関消防署 西分署ではプール採水口を使用した放水訓練を実施しました。

一般的な25mプールには何ℓの水が入っていると思いますか?
長さ25m幅12m深さ1.2mの場合なんと360,000ℓ(360㎥)もの水が入っています!
火災現場で消防車が水を補給するための防火水槽が一般的に40,000ℓ(40㎥)であることからも、とてもたくさんの水がプールには入っています。この大量の水を火災の時に有効に使えるよう、プールには採水口がついていることがあります。
採水口は次の写真のように蓋と特殊な工具で回すことができる蛇口がついています。


蓋を開けるとネジが切ってありますので、ここに消防車と接続するための金具を取り付けます。


その後特殊な工具で蛇口を回せばプールの水を消防車に取り入れることができます。


消防署では様々な訓練を行っています。
火災現場ではどこから消防車に水を補給するかがとても重要です。消火栓や防火水槽が近くにあればよいですが、それらが無い場合は、川や用水から水を吸い上げたり、10,000ℓ(10㎥)の水を積載した水槽車が出動したりします。プール採水口から消防車に水を補給することも火災現場での一つの選択肢として有効です。

災害が無いことが1番ですが、万が一災害が発生した場合に対応できるようこれからも様々な訓練を行っていきます。

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