ほのおのにっき

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令和初クリスマス~まさかのハプニング!~

ほのおのにっき 2019年12月26日

こんにちは!クリスマス、終わってしまいましたね。皆さんはどのようなクリスマスを過ごされましたか?

 私はディズニーシーへ行き、クリスマスイベントを楽しんできました。

同じツリーでも、昼間に見るツリーも、電飾で飾られたツリーも素敵でした☆

(昼間のツリー)

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(夜間のツリー)

また、クリスマスバージョンのパレードも見ましたが、メディテレーニアンハーバー(中央の池)の中にもデジタルツリーがあり、そちらも綺麗でした☆

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(ミッキー&ミニーがなんとなくカメラ目線!?の良い感じの写真が奇跡的に撮れました)

 

少し話が変わらないようで変わりますが!!!

ディズニーシー内のレストランで食事を摂っていたら、「ファンフォン、ファンフォン」という消防職員では聞き慣れたサイレン音が聞こえてきました。

 

全部聞いてみると(↓)

「ファンフォン、ファンフォン、ファンフォン、ファンフォン。火事です、火事です。係員の誘導に従ってください。」

という放送でした。

何の音かというと『自動火災報知設備』の音で、店内は少しざわつきましたが、キャストの方がすぐに放送で

「ただいまのサイレンは火事を感知したため鳴りました。確認中ですので、そのままお待ちください。」

「先程のサイレンは誤報でした。火事ではありません。」

と、とても落ち着いた声で知らせてくれました。

キャストの方々の声や行動が落ち着いていたので、私を含め他の来場者も不安を最小限に抑えることができました。

やはり何事もまずは「落ち着くこと!」が大切ですね♪

落ち着いた行動をするためには、日頃の消防訓練や災害時のイメージトレーニングをして、「いざ!」というときに備えることだと思います。

 みなさんも、家の中や通勤経路などで災害が起きたときにどのような行動をしたら良いか

一度考えてみてはいかがでしょうか?

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わたしの同期

ほのおのにっき 2019年12月25日

過去のほのおのにっきは、陸上関係の内容しか執筆したことがないため、今回は先日職場の同期7人で下呂温泉に行った時の話をしようと思います。

冬本番となり、みなさんにとっても温泉が恋しい時期ではないでしょうか?

そんな時期なので、「同期旅行も兼ねて下呂温泉に行こう!!」ということになりました。

下呂へ行く前に郡上市へ立ち寄り、食品サンプルを人生初作成!!郡上を堪能し、いざ下呂へ!

さすがは温泉街!!鳴り響く下駄の音、足湯の湯気が立ち昇る中、散策をしながら下呂の町並みを堪能し旅館へ到着!

さっそく温泉へ入り、お酒を交わしながら仕事やプライベートな話で盛り上がり、とても有意義な時間が過ごせました。

私が、今回なぜ同期旅行の話にしたのか??

私たち同期7人は年齢も違えば出身も違います。しかし、消防学校初任教育入校(新規採用後約6か月入校する課程)時代から中濃消防の同期は仲がいいな!!!

と教官や他の学生から言われてました。

この仲の良さは、最年長のnさんが優しく、皆の意見を聞きしっかりとまとめてくれているからだと感じます。

そのおかげで、全員が伸び伸びでき、言いたいことが言い合える関係性にあるのだと感じています。仕事でも、プライベートでも頼りになる同期がいるのは心強いですね。

気は早いですが、来年もこの仲良し同期で旅行へ行くことが決まっています。

ちなみに幹事は、卓球対決で見事最弱王に輝いた私となりました

さて、来年の同期旅行はどこにしようかな・・・・

とても楽しみです。

これからも同期7人仲良く、そして切磋琢磨しながら厳しい現場や訓練を乗りこえていいきたいです。

ONE TEAM

ほのおのにっき 2019年12月24日

ラグビーとアメフトの違いが分からない!!という人、だいぶ減ったのではないでしょうか?今年、日本でラグビーワールドカップが開催され、日本は大健闘のベスト8!!!テレビや雑誌ではラグビーに関することが多く話題になっています。来年2020年に日本で開催されるオリンピックでも7人制ラグビーが行われます。通常の15人制ラグビーとはまた違い、ボールがスピーディーに動き華麗なステップで相手を抜き去っていく姿に注目です!!

そんなラグビーブームの中、今年の流行語大賞...なにかご存知ですよね??ラグビー日本代表ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマ...そう!!!今年の流行語大賞には「ONE TEAM」が選ばれました!

心を一つに...一体感のあるチームを目指して...そんな思いが込められた言葉だそうです。

火災現場での「消火活動」や「救助活動」も、それぞれの隊(チーム)が、ひとつになることが重要です。

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我々、消防士も「ONE TEAM」となり消防業務に努めていきます!!

 

 

冬と言えば…

ほのおのにっき 2019年12月20日

早いものであっという間に12月も暮れとなり、今年も終わりそうです。年末と言えばみなさん、何でしょうか。紅白?クリスマス?いえいえ、年末と言えば忠臣蔵ですッ。忠臣蔵!!

いつごろからでしょうか。毎年のように年末にやっていた年忘れ時代劇の忠臣蔵がやらなくなったのは…。ワタクシが小学生の頃は師走の風物詩としてやっていたものです。

 

 ここで、忠臣蔵を知らない人のためにちょっと解説します。忠臣蔵とは、時は江戸時代5代将軍徳川綱吉の時代、赤穂藩藩主浅野長矩(あさのながのり)が吉良義央(きらよしひさ)という老人を相手に江戸城内で傷害事件を起こし赤穂藩は断絶、それを不服とした元筆頭家老大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を始めとした47人の元赤穂藩士が吉良宅に討ち入るというテロ事件です。

 長々と忠臣蔵について講釈を垂れましたが、実はこんな本を読みました。

 

 これが本当の「忠臣蔵」  赤穂浪士討ち入り事件の真相

著 山本博文

この本は今までドラマとして描かれていた「忠臣蔵」を当時の人間の日記や記録から史実の事件として取り扱った本です。この本には討ち入りの軍資金の出処、討ち入りの際の詳細や心境が生々しく記載されています。その中で驚かされるのは討ち入りの首謀者である大石内蔵助の危機管理能力の高さです。大石は赤穂藩の断絶という突然の難局から強いリーダーシップで次々と手を打っていきます。徹底したリアリストとしての大石像が見えてきます。あまり書くとネタバレになってしまうので書きませんが時代劇がお好きな方は是非!!

   願わくばワタクシも消防職員として大石内蔵助のような突然の難局にも動じない高い危機管理能力を持ちたいものです。

今更ですが…

ほのおのにっき 2019年12月19日

鉄道が1日に4千本、約48万人が利用する大都会で開催された『全国消防技術者会議』を受講した時の事。

全国有数の消防資機材を取扱う業者が最新資機材の広告をしたり、消防職員が災害現場活動で使用する資機材にひと手間かけ、更に有効活用が出来るシロモノに変身させ実験した事例や、地道に火災原因調査を行い完結した事例、車両走行時の振動等による胸骨圧迫の影響など、多種多様の奥深い発表を傍聴している中、『おぉ?』と感じた消防人として身近なお話をおひとつ。

今からさかのぼる事100年、明治36年にとある日本の企業がイギリスから輸入した織機を使って作られたのが消防用ホース第1号。当時は麻を使用してホースが作られたそうです。

麻の消防用ホースが誕生し、現在の合織の消防用ホースに至るまでに100年が経過し耐久性や摩擦損失など日々進化を遂げてきました。

消防人の皆さんはどれだけ消防用ホースの大切さを感じているのだろうか…。 この長く伸びる65mmホースの先には屋内進入をしている隊員がいるかも知れない…。重大な役目を果たす大切なホースを車で踏まれ、激怒した職員もいるのではないでしょうか?

身近で私たちの職場には欠かす事が出来ない大切な消防用ホースの摩耗について少し語ります。災害現場活動や火災防ぎょ訓練等で充水したホースの流れを修正・移動させる事が多々あります。その行動の中で、V字に折れ曲がったホースを引きずるといった行動は、誰もが経験していると思います。『実はその引きずる行動、ホースが悲鳴をあげる行動です』

折れ曲がったホースは角が立ち、その角の1点に集中的に摩擦が生じ、漏水もしくは最悪破裂する事に繋がります。特にポンプ付近と筒先付近で使用するホースはV字に折れ曲がりやすく、引きずる回数も多いと言えます。

消火活動現場での引きずりは仕方がない事ですが、帰署後のホースを島田折り(※1)や狭所巻(※2)に設定する時や、乾燥収納時における二重巻(※3)の増し締め等、地味な事ですが青シート等を敷いた上で作業を行えば摩擦による損傷を極力防ぐ事が出来るのではないかと感じました。

自分や仲間の命を守る大切なホースです。少しでも長く使えるようホースに限らず、消防で使用する全ての資機材に愛情を込めましょう。

 

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※1 島田折り

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※2 狭所巻

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※3 二重巻

お試しあれ

ほのおのにっき 2019年12月18日

一戸建てを新築して早3年が過ぎようとしています。

家は3回建てればようやく満足する家ができる!とよく言われていますが、わが家でも案の定後悔していることが出てきています。

その一つに浴室の暖房があります。贅沢品と思いオプション追加をあきらめましたが、やはり寒い。。。

そんな新築談義を話していると、ピッコロ(某アニメキャラクター)似の先輩がリカバリーテクニックを教えてくれました。

「部屋の温度を調節するのには、壁面を冷やしたり温めたりすることでそれができる!」

その空間の温度を上げたいのであればその空間を構成する壁面を温めることで、室内温度をコントロールすることができるというのです。

明くる日の夜、浴室でシャワーを使用して実践してみると、たしかにその効果を体感することができました。しかしながら、素っ裸で実践したおかげで、シャワーの跳ね返りにやられる危険性も同時に感じました。これを行うには、衣服を脱ぎ捨てる前に行うことをお勧めします。

実はこのテクニック、我々消防の世界でも活用されているものなのです。

フラッシュオーバーという現象を聞いたことがあるかと思いますが、これは火災時の室内温度上昇によって周囲の可燃物が一斉に燃焼するもので、このフラッシュオーバーの発生を遅らせるテクニックとして、ペンシリング(壁体冷却注水)というものがあります。その名のとおり、ペンで逆からS字を書くように壁体に向けて放水する技術です。

先日、ホットトレーニングといわれる実火災体験型の訓練に出向した際にも、この技術を実践して学んできました。

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ピッコロ先輩は、単に対応策を教えてくれたのではなく、仕事に繋がるテクニックとして教えてくれていたのでした。

このペンシリングテクニックをマスターするため、浴室にて訓練を重ねていきたいと思います。みなさんもぜひお試しください!

※天井にかけると、冷たい雫にやられますので注意してくださいね★

 

女性消防士の休日

ほのおのにっき 2019年12月13日

現在私は日勤の仕事をしている女性消防士です。

じっとしていることが嫌だった私は体を動かせる仕事がいいと思い、消防署を選びました。

…ですが、人事異動で現在の部署に配属になり、日勤でデスクワークをすることに!!!

てんてこ舞いの毎日ですが、先輩方に助けられながらなんとか1年半が経ちました。

1年半が経っても苦手なものは苦手ですから、休みの日にはしっかりと息抜きをして

自分の好きなことをする時間をつくるようにしています。

例えば、旅行に行ってご当地のおいしいグルメや普段見られない景色を楽しんだり、

友人たちと一緒に大好きなお笑い芸人さんのライブに行ってたくさん笑ったりしています。

そんなアクティブな私ですが、今年初めて体験した川遊びがあります。ラフティングです。

もともと体を動かすことが好きなので友人に誘われ、二つ返事で行くことを決めました。

前日までの大雨で川は水量が増えていて流れも速くなっていました。

初めてのラフティングにドキドキしていましたが始まってしまえば楽しんだもの勝ち!

激流で振り落とされたり、友人とバク転で川に飛び込んだりしながら3キロほど川を下り、

非日常の川遊びを楽しむことができました!

(ゴムボートの先端から、さぁバク転)

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(いい調子!)

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(見事な着水・・・)

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『やっぱり体を動かすのは楽しいなぁ』と改めて思いました。

休日に蓄えたパワーを仕事で生かせるようにこれからも頑張りたいと思います!

119番通報は的確に!

ほのおのにっき 2019年12月12日

私は現在中濃消防組合指令センターに勤務し、119番通報を受けています。

通報を受け第一声は「火事ですか?」「救急車ですか?」と問いかけて、まずは「火災」か「救急」か種別を決定します。

つづいて、出動指令に一番重要となる消防車・救急車が向かう場所を聴取します。

住所・世帯主名・目標物(建物名、交差点名、トンネル名など)・災害弱者(届出者)情報・電話の発信位置などから場所を特定し、パソコン操作で【出動指令】を発動するのですが、この時点で、消防車・救急車はエンジンを始動し準備が整うと現場へ出動します。

詳しい状況をお聞きするのは、【出動指令】の後になります。また、私たち指令センター職員は出動しませんから、通報が長引いても消防車・救急車の到着が遅れることはありませんので、落ち着いて話してくださいね。

的確な情報・状況を入手し、出場隊に伝えることが私たちの任務です。

これからも住民の皆様には、情報提供に御協力をお願い致します。

 

さて、119番通報のなかでも、私が一番肝を冷やすのが場所の特定が難しい高速道路等への出動指令です。

中濃消防組合管内の関市・美濃市には東海北陸自動車道・東海環状自動車道が走り、車両火災・交通事故・急病人が発生する事案が多々ありますが、上下線・内外回り・JCT(ジャンクション)の場所によって出場する消防本部(中濃消防組合・各務原市・郡上市・可茂消防事務組合)が違います。

また、サービスエリアやトンネル内の事案はスムーズに場所の特定ができますが、一本道の高速道路などでは目標物もなく、また、側壁が高いことから付近の建物や風景も確認できないため、119番通報に戸惑うことが多いようです。

そこで、高速道路等からの119番通報で私たちが知りたい情報を紹介します。

① 火災・交通事故・急病人等の事故種別

② 今、走っている高速道路等の名称

(例)東海北陸自動車道・東海環状自動車道、遠出の場合は東名・名神・中央道など

③ どこのインターチェンジから入り、どこへ向かっているのか(上下線・内外回りを知るため)

④ 側壁100m間隔に表示されている「キロポスト」数字は確認できるか

(例)35.1 白板(壁面貼り付け・立看板)に標記されています。

夜間等で見えない時は、危険を冒してまで見る必要はありません。最低でもどこのインターチェンジを通過したのかをお伝えください。

カーナビからも情報を入手できます。特に緯度経度は貴重な情報です。

参考になれば幸いです。

私の相棒 ~オーバーホール~

ほのおのにっき 2019年12月11日

相棒と出会って24年の歳月が流れました。

相棒とは、当時20代であった私が、とある自転車屋さんを訪れた際、一目惚れし購入した折りたたみ自転車の事です。

相棒と出会う前は、自家用車で当組合管内を巡回して地理の勉強をしていましたが、相棒と出会ってからは相棒8割、車2割くらいの割合となりました。

なぜ、相棒と多く回るようになったかというと、車と比べると目標物をより確実に把握できるからです。

自転車の最大の利点は、小回りが効く機動性で、車が入り込めない路地や行き止り箇所など、車で見過ごしてしまうような目標物の把握ができるところです。

指令センターに勤務する私にとっては地理の特徴や建物などの目標物の把握はとても重要です。なぜなら、土地勘のない方々から119番通報を受けた際には、目標物が災害地点を特定する上で重要なキーワードになるからです。

そんな相棒も24年という歳月には耐えられず、フレーム以外の殆どを修理することとなりました。当初は修理するよりも別の自転車の値段のほうが安く、購入を検討をしましたが、愛着があり、いくらお金がかかっても修理をすることにしました。

(修理前) ※錆が目立ち年月を感じさせます・・・

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(修理後)※写真では分かりにくいですがピカピカです!!

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これからも巡回を続けていこうと思います。相棒と共に!

 

 

 

 

 

 

入浴における危険性

ほのおのにっき 2019年12月10日

連日、厳しい寒さの中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

冬といえば、全国各地の温泉や近所の銭湯に行く方も多いと思います。私自身も温泉や銭

湯によく行きますが、入浴は気持ちがよく心が落ち着きますよねー!

その一方で、入浴中に気分が悪くなり意識を失うといった救急要請も少なくありません。

そこで、入浴時に私が体調不良にならないための予防法を3つ紹介します。

 

<入浴時の予防法>

① 入浴前、入浴後に充分な水分補給

② ゆっくり入り、ゆっくり上がる

・入る時は、足浴→半身浴→全身浴の順にゆっくり入浴する。

・上がる時は、全身浴→半身浴→足浴の順にゆっくり立ち上がる。

③ お湯の温度を40℃以下に抑える

・お湯の温度が高いほど、血圧も上昇するとも言われている。

 

皆さんも、よければ試してみてください。

秋から冬にかけて寒い季節が続きますが、体調には十分気をつけてお過ごしください。

 

 

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