ほのおのにっき

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超回復

ほのおのにっき 2018年12月11日

昨年、関消防署の筋トレ部屋に鏡が設置されたという記事( 平成29年12月26日投稿「ついにキタッッ!!!!」 )を書いた者です。

 

以前は鏡の有効性や必要性について述べさせていただきましたが、今回は題名のとおり超回復について述べさせていただきます。

 

ご存知の方も多い超回復。筋トレ好きな人には基本中の基本ですが簡単に説明すると

1.トレーニングをする

2.筋繊維にダメージ(一時弱くなる)

3.休息・栄養補給

4.トレーニング前より強くなる

このようなイメージです。

 

これを図で表すと、

04-honoo1-20181211

このようになります。

 

瀕死になった後、回復すると以前より強くなる。某有名漫画の主人公たちがそうだったように、私たち人間はサイヤ人だったのです!!

 

しかし、そう簡単なものではありません。

次の図を見てください。

 04-honoo2-20181211

は筋トレ開始、右肩上がり曲線が超回復。

 

図1は、超回復をうまく利用した理想的なグラフです。

図2は、超回復しているが次のトレーニングまでの間が長いため成長が見込めません。

図3は、極端な例ですが次のトレーニングまでのスパンが短く、回復前に再度筋繊維にダメージを与えているため回復が追いつかず、最悪、筋力が低下してしまうというグラフです。

※一般的に回復の時間は48時間から72時間といわれているが、トレーニングの強度や栄養の摂取量等によって変動がある。

 

このように休みすぎても追い込みすぎても良い結果にはならないのです!!

 

 

そしてふとこの記事を書きながら、これは消防の活動も同じことが言えると感じました。

1.訓練をする

2.失敗する・怒られる(一時的に落ち込む)

3.考える・反省する

4.失敗しにくくなる・メンタルが強くなる

どうでしょう。

 

これを休みすぎず追い込みすぎず、反復訓練して効率的に超回復していきたいです。

そしていつかは超サイヤ人に...笑

マクラ

ほのおのにっき 2018年12月6日

マクラといっても毎晩お世話になっている、あの枕の話ではありません。江戸時代から脈々と受け継がれている日本を代表する伝統芸能のひとつ、落語。「ほのおのにっき」今年9月12日/10月18日掲載に続き、落語ネタ第3弾。今回は、この落語には欠かせないマクラについて触れます。

(落語ネタ第1弾「寄席 PART2」はこちらから)

(落語ネタ第2弾「粋だねぇ!」はこちらから)

 

落語は基本的に、マクラ→本題(演目・ネタ)→落ち(サゲ)で構成されています。

マクラとは、落語家が本題に入る前に話す導入部分のことです。そのいわれは諸説あるようですが、本題の頭につくので枕と言われるようになった。これが私には一番しっくりきます。

いきなり本題には入らず、本題に結びつく小話をしたり、今どきの話題を持ち出したりもします。今では使われなくなった難しい言葉が出てくる演目などでは、その言葉の意味をさりげなく説明することもあります。そのほか、その場の空気をつかむ重要な部分ととらえ、落語家によっては客の反応を探り、その日の演目を決める役割としている人もいます。

いきなり本題に入ると、聞き手は置きざりにされてしまうため、本題に入りやすくするための工夫。つまり、マクラを挟んで調整しているのです。聞き惚れてしまう落語家は、マクラから本題までの入りが継ぎ目なく実に滑らかで、まさに腕の見せどころといえます。

大勢の前で話をする機会が、何かと多い我々の職場。聞き手の心をわしづかみにする話の導入ができれば、きっとプレゼンの成功率も上がるはずです。講習会などで講師を務めることが多くなったら、落語を聞くことをお勧めします。きっといいヒントが見つかることでしょう。

城の無い城

ほのおのにっき 2018年12月5日

私は仕事の息抜きとして軽登山を家族で楽しんでいます。近所の低い山が主ですが、景色がいいのはもちろん、歴史的な一面があったほうが面白いので、山頂にお城のある山も登っています。

最近は山城ブームだそうで、昔は「天守閣の無い城=城ではない。」とよく言われましたが、建物は無いが石垣や土塁や堀切などが残るだけの城にも魅力があるとテレビでも脚光を浴びるようになってきました。

関市の小野地内に小野城があります。天気が良いと山頂から伊勢湾や名古屋駅前ビル群が見え、眺望も良い事で登山者がよく来ている山です。

その小野城に登ってみると、曲輪がたくさんあり、規模では岐阜県有数の大きさだそうです。400年前の戦国時代の一次史料には何も残っておらず、なぜこのような山頂に大規模な城を築城したのか、歴史的背景を踏まえて考えるのも勉強になります。過去から学ぶことは消防でいうと地域災害の歴史から学ぶことに通じると思いますので、これからも色々な分野の歴史を深めていき、趣味や仕事に活用していきたいと思っています。

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叶えたい!

ほのおのにっき 2018年12月4日

私の今の目標は「水難救助隊」に入ることです。

みなさんは、中濃消防組合に「水難救助隊」があることを知っていますか?

 

関市・美濃市には一級河川の長良川のほか板取川、津保川が流れていますが、毎年水難事故が多発し、死者も出ています、、、。

そんな地域を管轄する当組合において、水難救助のスペシャリストたちにより編成された隊、それが水難救助隊です!

10月26日に掲載されたほのおのにっき(「中濃消防組合 全国紙デビュー!!」)にもありますが、当組合の水難救助隊は全国デビューするほどなんですよ!!

 

しかし、隊員になるためには次のような過程を乗り越えていかなければなりません。

希望調査  → 泳力調査による選考  → 水難救助隊育成隊員(2年間)   

                  → 水難救助隊員

希望者は泳力調査を行い、その中から選出されるとまず育成隊員となります。その後2年間、水難救助に関するさまざまな知識を身に付けていき、数多くの訓練を乗り越え、認められた者だけが正式な水難救助隊員になれるのです!

 

昨年消防学校初任教育を修了し今年から現場へ配属された私は、消防士になる前から入ると決めていた水難救助隊になるため、今年度の泳力調査を受けました。

仕事を終えた後にプールへと通う日々を続け、練習だけは1番多くやった自信がある状態で試験に挑みました。

 

結果は全ての種目で自己新記録を出すことができましたが、選考結果の発表はまだなのでずっとドキドキです、、、(-_-メ)

 

しかし、目標のため努力できたことは自分にとって良い経験になったと思います!

立派な水難救助隊員となれるよう、今後も努力を続けていきます!(^O^)/

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洞戸広報車

ほのおのにっき 2018年11月29日

洞戸出張所には消防車両が3台配置されており、その中でも約20年間働き続けている車両が2台あります。

今回はその内の1台、洞戸広報車(三菱:リベロ)についてお話しします。

 

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平成10年から洞戸出張所に配置されさまざまな事案、そして故障も経験してきた広報車。その都度修理し大切に乗ってきましたが、今月の17日をもって20年間もの長い任務に終止符を打ちました。

長年の使用によりエンジンのかかりが悪くなり、走行中に止まってしまうのではないか?と不安になることもありましたが、最後の最後まで頑張って走ってくれました。

 

今後、洞戸出張所には新たな車両が来ますが、大切に管理していきます。

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消防士を目指す小学生

ほのおのにっき 2018年11月28日

こんにちは。

私は全国的にもまだまだ数少ない女性消防士の一人です。

 

私は11月10日、11日に美濃市の産業祭へ出向しました。

産業祭では住宅用火災警報器の啓発活動や、幼少年向けに防火衣着用体験(防火衣=火事のときに着用する服)を行いました。

産業祭の消防ブースに来ていただいた約200人の方々、ありがとうございました。

 

来ていただいた方の中で、ある小学生が私に

「あー!○○さんだ!小学校来てたよね!!!」

と言ってくれました。

私は保育園や小学校へイベント等で出向することが多くありますが、私の顔を覚えてくれていたようです。

とても嬉しく思いましたが、さらに嬉しい言葉を言ってくれた小学生の女の子がいました。

その言葉は…、

 

「○○さんだ!こんにちは!ずっと前に小学校に来てくれて、優しく教えてくれたよね!○○さんの姿を見て、私も大きくなったら○○さんみたいな消防士になりたい!」

 

 

とても感動しました。

私が仕事をしている姿を見てそんな風に思ってくれる小学生がいるなんて・・・。

 

「たくさん運動と勉強して、多くの友達を作るといいよ!」

とアドバイスさせていただきました。

 

 

消防士を目指す小学生の嬉しい言葉を励みに、今後もさらに仕事を頑張ろうと思います!

 

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↑ 美濃市産業祭のようす

(住宅用火災警報器について説明しているところです)

 

私の趣味

ほのおのにっき 2018年11月22日

みなさんが趣味と聞いて思い浮かべるものは、多々あると思います。

「筋トレ、釣り、キャンプ、登山、サーフィン・・・・」

 

そんな中、私の今一番の趣味となっているのが、最近入会したジムへ通うことです。

今までは、市営のジムへ通いトレーニングを重ねてきましたが、

どうしても水泳がしたい!!!という気持ちがこみ上げてきたため、この度水泳のできるジムへの入会に踏み切りました。

 

では、なぜ水泳なのか?と聞きたくなりますよね?

それは・・・、

アクアスロンに出場したいからです!!!

 

アクアスロン?なんだそれは?トライアスロンじゃないの?と思う方も多いでしょう。

アクアスロンとは、水泳+ランで順位を競う競技(トライアスロンの自転車を省いた競技)です。

小学校時代スイミングスクールに通い、大学まで長距離走を行ってきた私には勝負できる競技であると考えトレーニングを開始しました。

 

水泳は、日常生活であまり動かすことのない筋肉を使うため、陸上とは違った運動効果が期待できます。

さらに、体力の向上やダイエットに加えて、疲労回復、脳の活性化、うつ病軽減、風邪が引きにくくなるなどなど、健康促進につながるお得な効果が満載なのです。

 

 

消防士は当直勤務をするため、24時間消防署にいます。出動が多ければ睡眠不足や、疲労が蓄積してしまいストレスとなって自分に降りかかってきます。運動でストレスを発散する意味でもジムに通い、トレーニングに励むことはとても大切なことだと思います。

 

トレーニングを行うに当たり、消防士になる前と後では変わった点があります。

それは、トレーニングの目的を考えるようになったことです。今までは、ただやらされているトレーニングでしたが、今は、自分でどこを鍛えるためにどのようなトレーニングをすればいいかを考えるようになりました。

日々仕事をする中で、物事の根拠を考えるようになったからだと感じています。

 

来年度の出場を目標に掲げ、基礎からトレーニングをしていきたいと思います。

まずは3月に関市で開催される『関シティマラソン』のハーフマラソンに出場予定なので、そこに向けて頑張っていきます!!!!

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読書の秋

ほのおのにっき 2018年11月21日

読書の秋・・・ということで本を読もうと思い、本屋をぶらついていたら、なんともエキセントリックな題名が目に飛び込んできました。

 

「死に山:世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」

 

えっ、世界一不気味な遭難事故!!

消防という仕事柄、遭難事故という言葉に反応した私はこのエキセントリックな題名の本をついつい買ってしまいました。

 

ここでみなさん、突然ですが、ディアトロフ峠事件って、知っていますか?

「はい」と答えた、そこのあなた、かなりのオカルトマニアです。私はこの事件を知りませんでした。

 

ディアトロフ峠事件とは1959年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた不可解な遭難事故です。遭難者である登山チーム9名は氷点下の中で衣服・靴をろくに着けておらず、遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出されたといわれています。

そして、この本の著者はアメリカ人ドキュメンタリー映画作家であり、何度もロシアに足を運び、この事件の真相に迫ります。そして、たどり着いた驚愕の真相とは!!

 

・・・と、まぁ、こんなあらすじです。当然ここでは書きませんが、うやむやで終わったりせず、一応結論にたどり着きます。読後感としては悪くありません。良かったら読んでみてください。

 

 

ところでみなさん、ディアトロフ峠事件のような事はないと思いますが、登山をする際は何があるかわかりません。十分に注意して楽しんでくださいね。

清流長良川に癒される

ほのおのにっき 2018年11月20日

中濃消防組合が管轄する関市・美濃市には木曽川水系一級河川長良川が流れています。

長良川といえば…清流長良川・長良川鵜飼い…・長良川演歌…・長良川球場…・長良川鉄道…様々な名称についています。

この長良川は、関市・美濃市のお隣の郡上市大日ケ岳を源に、ほぼ岐阜県の中心を流れ最後には愛知県伊勢湾に流れ込む河川です。

 

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長良川の水は、濃尾平野を潤すだけでなく、長良川流域に住むみなさんの上水道として利用されるなど生活するには欠かすことが出来ない非常に大切な水源です。

私は毎年夏季シーズンになると、避暑地としてこの長良川の源へ逃亡します。気温も源流付近となると日中でも約18度と非常に涼しく感じる事が出来ます。

 

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もう一つの目的は…

数々の岩の中にあるハートの形をした岩です。

私は厳しい火災戦闘で疲れた心身にご褒美をと、涼しさを味わうとともに清流長良川が奏でるハーモニーで予防業務で疲れた心を癒し、ハート型の岩に巡り合えた嬉しさで気持ちをリセットしています。

ハート型の岩…決して乙女ではございません(笑)

みなさんも一度行きなはれ!(^^)!

高いところはお好きですか?

ほのおのにっき 2018年11月15日

名もなき池で有名な関市板取には、川浦渓谷(かおれけいこく)という観光地もあり、その切り立った岩の断崖は7km程続き、高低差は低いところでも30m以上あります。実際に訪れてみると足がすくむ程の高さですが、渓谷を流れる川は美しくとても神秘的な光景です。
 

 しかし、人が集まるが故に予期せぬ事故も発生しています。ヘリで救助できればよいのですが、それが困難な場合もあります。   こういった災害への対応力を高めるため、先日、高所からの長距離降下訓練を行いました。
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高低差15mを宙吊り状態になって降りていく訓練で、川浦渓谷の高さにはおよびませんが、下を覗けば十分恐怖感を味わえます。しかし、使命感を持って望むと不思議とそれはなくなり、参加した隊員全員が無事に降りることができました。   ただ降りるだけと言われてしまえばそれまでですが、高くて降りれませーん(泣)なんてことがないよう、 あらゆる事案に備えて日々訓練を行っているのです。

 

すでに見頃を過ぎたかもしれませんが、川浦渓谷は紅葉もきれいな場所ですので、高いところが苦手な方でも楽しめると思います。機会があればぜひ一度訪れてみてください。

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