ほのおのにっき

ほのおのにっき

消防水利を点検しています

ほのおのにっき 2022年7月5日

 消防署では、いつどこで火事が発生しても、早期に消火できるように、

定期的に消火栓や防火水槽などの消防水利を点検しています。

 

 

点検では、消火栓の蓋は容易に開ける事ができるのか、消火栓内のバルブの開閉操作はスムーズか、

防火水槽の水量は減っていないかなどを確認し、火災発生時に迅速な活動ができるように備えています。

 

ちなみに中濃消防組合の管内(関市、美濃市)には、

4000個以上の消防水利(消火栓、防火水槽)が設置されており、

職員が一つひとつ点検を実施しています。

 

職員数の少ない出張所でも、消防車と救急車の2台で点検に出向し、

点検中であってもあらゆる災害に対応できるようにしています。

 

点検中は、やむを得ず一時的に路上に駐車させる場合がありますので、

ご迷惑をおかけしますが、皆さまのご理解とご協力をお願いします。

 

また、火災発生時に消火栓や防火水槽の付近に違法に駐車された車両がある場合、

消火活動に支障をきたすおそれがありますので、

消防水利の付近には駐車しないようにご協力をお願いします。

 

※道路交通法で消火栓や防火水槽から5m以内の部分への駐車は禁止されています。

緊急車両大集結!! 

ほのおのにっき 2022年7月1日

令和4年6月18日(土)、関市が主催で『せき市民防災フェア』が開催されました。

関消防署もはしご車の展示及び搭乗体験を実施してもらうため、催し物に参加させていただきました。

他にも警察のパトカーや白バイ、機動隊のウニモグ、国土交通省の照明車などが防災フェアに参加していました。

今年は、な、な、なんとはしご車のバスケット部に乗り、高さ約30mの位置まで上がってもらうことを企画しました。

子供だけなくお父さん、お母さんも一緒に体験してもらい、子供はかなり高い位置へ行くため怖がると思いきや、『全然へーき!!まだまだいける!!』とケロっとしていました。むしろ親御さんの方が『高いのは苦手』と苦笑いでした。(笑)

しかし、慣れてくると『風が気持ちいい!』とすごく喜んでいただきました。

過去には、はしご車のバスケット部が高く上がるところを地上から見ることはあっても、実際にバスケット部に乗り、高いところまで行くことはなかったため、体験者の方々からは『いい経験ができました』、『とても楽しかったー』、『一度は乗ってみたかった』と嬉しい言葉の数々をいただきました。

しかもコロナ禍でありながら、はしご車搭乗体験は、コロナ感染防止対策を万全とし、47組129人の方に体験してもらいました。はしご車が丸1日稼働することは珍しく、きっとはしご車も嬉しかったに違いありません。(笑)

また、はしご車搭乗体験を企画した際には、高いところが苦手な方には難しいですが、いい思い出になること間違いなしですので、ぜひ、参加してみてくださいね!!

 

長くて楽しい「夏」の到来です!!

ほのおのにっき 2022年6月30日

6月なのに、梅雨明け!! もうすでに「夏」真っ盛りとなりました。

関市の洞戸・板取地区は、清流の「板取川」が流れていますので、河原でのバーベキューや川に入っての遊泳・鮎釣りなど、県内外問わず川のレジャーを楽しむ人が多く訪れます。しかし、残念なことに板取川では、毎年のように水難事故が発生しています。

その水難事故に備えるため今回の訓練では、溺れた人に接触するまでの経路や河原からの搬送経路、そして危険箇所を把握した後、実際に溺れた人と見立てた訓練人形を使用して搬送訓練を行いました。

ただ、今回訓練を行った河原を見渡してみると、大量のごみが捨ててありました。

(ゴミ拾い中)             (ゴミ拾い後)

私たちは水難事故に備え準備をしています。

事故なく無事に帰っていただくことが1番の願いですが、楽しんだ後の「最低限のマナー」を守って、楽しい夏の思い出をたくさん作っていただけたらと思います。

 

 

消防救助技術東海地区指導会 ~ほふく救出~

ほのおのにっき 2022年6月28日

令和4年7月30日(土)に開催される、消防救助技術東海地区指導会に、中濃消防組合からは「ロープブリッジ救出」と「ほふく救出」の2種目にエントリーしています。

今日は、「ほふく救出」という種目をご紹介します。

この競技は、1人が空気呼吸器を着装して、長さ8メートルの煙道内を検索し、

要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送し、そのタイムを競うものです。

ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練となります。

簡単に競技の流れを説明すると、

「よーい、スタート!!!」の声で、二人の選手が走り出します。

一人は、背中に空気呼吸器を背負い、顔には「面体」と呼ばれる顔を覆うマスクを装着します。

もう一人が、空気呼吸器を背負った隊員の両足に、ロープをくくり付けます。

このロープは、煙道に入った隊員にもしものことがあった時に、隊員をひっぱって助けるための命綱です。

準備が整ったら、空気呼吸器を背負った隊員は、煙道のなかに突入していきます。

8メートルの長さの煙道の先には、要救助者役の隊員が仰向けに寝ています。

要救助者を抱き起し、要救助者の体にロープを結び付け、このロープを引っ張って、要救助者を煙道の外まで出し、救助者の二人で、要救助者を担いで安全な場所まで運ぶ、という競技になります。

「ロープブリッジ救出」と同じく、こちらも安全性とタイムを競うものです。

どちらも早く、正確に、要救助者を安全な場所まで運ぶための訓練です。

「ほふく救出」に出場する選手は、滝のような汗をかきながら、何度も煙道に入ったり、ロープを結ぶ練習をしていました。

1秒でも早いタイムを出したい、そんな熱意を感じました。

 

中濃消防の若手隊員の晴れ舞台です。

今年は50回目の記念大会ということで、東海地区指導会の様子が公開されます。

この機会にぜひ、普段見ることのない競技や、消防職員の努力の成果をご覧ください!

そして、中濃消防の選手たちに皆様の熱いご声援をお願いいたします。

 

~第50回消防救助技術東海地区指導会のご案内~

日時:令和4年7月30日(土) 10時から17時まで

場所:イオンモール熱田店 東側駐車場(名古屋市熱田区六野1丁目2-11)

 

 

オレンジ色

ほのおのにっき 2022年6月24日

7月8日に公開される映画「モエカレはオレンジ色」は

消防職員と女子高生の恋を描いた漫画が原作です。

モエカレはオレンジ色、のオレンジ色とは…

消防職員が着用する被服の色です。

中濃消防組合でも、「救助服」はオレンジ色です。

この、「オレンジ」たちの熱い夏が、始まっています。

消防救助の甲子園、とも呼ばれる「消防技術東海地区指導会」が7月に開催されるため、

選手に選ばれた中濃消防の「オレンジ」たちは、勤務の合間を縫って、練習に励んでいます。

地上から約7メートルの高さに、水平に張られたロープを渡って、要救助者を救出ロープに吊り下げて引っ張って救出したのち、脱出する「ロープブリッジ救出」という種目にエントリーしているので、

この時期は毎日のように練習が行われています。

この競技は、スタートしてから、要救助者を救出し、脱出するまでの時間と、救助の手順に危険性はないか、などの細かい部分までチェックされます。

全国大会で優勝を目指しているようなチームは、これらを30秒台でやり終える、というから驚きです。

我らが中濃消防のオレンジたちは、30秒台、とまではいかないにしても、全国大会出場を目標に、1秒でも早く、正確な手順で作業が行えるよう、来る日も来る日も頑張っています。

中濃消防のオレンジたちが、より一層頑張れるように、皆様のご声援をよろしくお願い致します。

さらに、今年は50回目の記念大会のため、愛知県名古屋市の「イオンモール熱田」にて行われます。

この機会に、ぜひ消防職員の技術の高さ・団結力・熱意をご覧になってはいかがでしょうか。

 

(ロープブリッジ救出)

50回消防救助技術東海地区指導会のご案内

日時:令和4年7月30日(土) 10時から17時まで

場所:イオンモール熱田店 東側駐車場(名古屋市熱田区六野1丁目211)

抜け殻

ほのおのにっき 2022年6月21日

 

これ、いったい何でしょうか?

まるで脱ぎたてほやほやの抜け殻のよう。

 

実はこれ、火災・救助など、災害現場へ出場するときに着装する服のズボンと靴です。

 

おうちで、こんな風に靴とズボンを脱いで放置していたら、

間違いなく、家族の誰か(特に、お洗濯を担当される方)に怒られますよね。

 

消防署では通報があってから、(場所や道路状況により異なりますが)

火災現場まで10分以内に到着することを目指しています。

 

そのため、消防職員が自分の装備を整えるために与えられた時間は、約1分。

 

その1分の間に、活動服の上に防火服を着て、

消防車に乗り込んで出動しなければなりません。

 

一刻も速く、装備を整えるために、

靴とズボンをこの抜け殻の状態にしておき、

足を入れたと同時に、靴とズボンをガッと一気に履く。

 

一分一秒でも早く現場に到着し、消火活動をするための工夫です。

 

さらに、こちらの防火衣の重さは、約7キロ。

 

この7キロもある服を1分以内に着装するのです。

 

7キロの衣服を1分以内に着る…

 

ちょっとピンときませんね…。

 

普段来ている服でもいいので、上着とズボンを着て、靴まで履いて

お出かけできる状態になるのに、何秒かかるか測ってみてください。

 

「7キロの防火衣を1分で着る」ことのすごさがきっとわかってもらえると思います。

 

もし、1分以内に着れた!

という方は、消防士の素質あり!ということで、

ぜひ、中濃消防の採用試験を受けてください!!!

 

(たまに、消防車の横に、この抜け殻の状態で置かれている防火衣を見て、

誰かがしゃがんで作業している姿に見えてしまい、

「おつかれさまです」と声をかけてしまったことが何回もあることは

ここだけの秘密にしてください)

 

~現役消防職員の生の声が聞ける公務員合同採用説明会のご案内~

日時: 7月16日(土)

10時~15時まで

場所: 関市文化会館 第3・第4会議室 (関市桜本町2丁目30-1)

総務課からのお知らせでした   

 

 

 

危険物安全週間の実施

ほのおのにっき 2022年6月17日

危険物安全週間に伴い関市・美濃市にある、ガソリンスタンドなどの危険物施設を対象に消防訓練指導や立入検査を実施しました。

中濃消防組合では、危険物に関する各種業務は消防本部予防課員数名で行っています。

今回の危険物施設への合同立入検査では、危険物施設になれない消防署員への教育・指導という意味を込めて、予防課員は一歩下がり見守る形で、管轄の消防署員が主として立入検査を実施しました。

消防署員は、危険物施設以外の店舗や事業所の立入検査などは普段から行っています。

しかし、消防署員は事前に勉強していましたが、危険物施設の立入検査になれていないためか、額から大量の冷や汗を流しながら、危険物施設の関係者に説明しながら、一生懸命に立入検査を行いました。

危険物施設での事故はいったん起こると、大惨事につながってしまうことがあります。

生活していく上では、必要なものです、取扱には十分注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

火事が起きたら何で消す!?

ほのおのにっき 2022年6月13日

今年度から会計年度職員(総務課)として中濃消防組合で働きはじめた新人女子事務員です。

消防署で仕事をしはじめ、新たな発見と驚きの毎日です。

今回はそのうちのひとつをつぶやきます。

火事が起きたら何で消す?

多くの人は、「水」で消す、と答えるでしょう。

ですが最近は、「泡」でも消すのです。

泡・あわ・アワ・AWA…

「泡」で消す、ってどういうこと?

お風呂に入った時のことを想像してみてください。

シャワーでお湯をからだにかけると、皮膚の表面をサーっと流れていきます。
では、せっけんやボディソープを泡立てて、皮膚にのせるとどうなりますか?
泡は皮膚の表面にしばらく残りますよね。

それと同じで、水よりも泡の方が広範囲に定着し、
壁等に付着してとどまる時間が長いので、
水だけで行う消火活動よりも、泡を使用した消火活動の方が効率が良くなります。
火事が発生したら、単純に水をかけて消火すると思っていましたが、
どうやら消火技術はわたしの想像をはるかに超えて、進化していました。
しかも!この泡って、せっけんやシャンプーと同じ
天然成分由来の界面活性剤が主成分なんですって。
消火活動が終われば、泡は自然に消え、環境にも配慮されているとのこと。
「泡」で消す。これが最近の消防トレンド、なのかもしれません。

泡で消す車両の紹介はこちら       

新 ほのおのにっき(お知らせ)

ほのおのにっき 2022年6月13日

中濃消防組合ホームページをいつもご覧いただきありがとうございます!

「ほのおのにっき」は、昨年度まで職員ひとりひとりが記事を作成していたもので、住民のみなさん、地元企業の方から大変好評をいただいており、今年度7年目を迎えたところです。

今年度は、住民の皆さんがお住まいの所や、働いている会社の近くにある消防署、出張所の紹介、出来事、行事などを中心に掲載していきます!(^^)!

わが街の消防署や出張所を、より身近に感じていただくため分かりやすく、楽しい記事を作成していきますのでぜひご覧になってください !!

★ほのおのにっき(H28~R3まで)    

定年退職を前に

ほのおのにっき 2022年3月28日

いつも中濃消防組合のホームページをご覧いただきありがとうございます。

あと3日で定年退職を迎えることになり、これが最後の「ほのおのにっき」となってしまいました。

 

この42年間、たくさんの思い出がありますが・・・

 

18歳・・・高校卒業してすぐに消防士となる。最初の半年は消防学校で消防の基礎を叩き込まれたが、当時の学校はやや緩かったかも・・・。

21歳・・・潜水隊の発足時に隊員に指名され、訓練を重ね、実際に出場して川底から要救助者を引き上げる。(計3名)

31歳・・・消防職員意見発表大会で、あれよあれよという間に勝ち上がり、全国大会に出場する。(唯一の自慢です)

37歳・・・市役所税務課に出向し、初日から自分の知識のなさにショックを受ける。

43歳・・・自宅よりも職場にいる時間の方が長いハードな毎日を過ごしながら、合併から4年間の消防団事務を何とかこなす。

48歳・・・消防大学校幹部科に入校、全国に同じ思いの仲間がたくさんできる。

 

仕事を通じ貴重な経験をすることができました。しかし、それ以上にたくさんの人と人とのつながりを持つことができました。

職場の先輩や同僚、県内や全国にいる同じ消防の仲間、災害現場や訓練で一緒に活動した関市・美濃市の消防団の皆さん、一緒に仕事をした市役所の職員さんなど、多くの方々とのつながりが、今の私の貴重な財産になっています。

 

退職後は、一市民として消防本部、消防団の応援をしていきたいと思います。

「これまでお世話になりありがとうございました。今後とも中濃消防組合をよろしくお願いします。」

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