ほのおのにっき

ほのおのにっき

肥満改善プラン

ほのおのにっき 2018年4月19日

還暦を迎え、体の締まりもなくなり体重も増えてきたのを気にしていたら、健康診断でメタボのリスクが大きくなり、総務課から「特定保健指導」を受診するよう言われました。

これを機に真剣に肥満改善に取り組もうと、○○病院の保健指導を受診しました。

保健師さんと6ヶ月間での肥満改善プランを計画し、食事・運動編が主なプランですが、日常食べていたお菓子・パン・ドリンク等のカロリーの多さには驚きました。これを続けていたら確実に体が壊れると思い、早速肥満改善プランの発動です。

食事の改善はもとより、ウオーキングは、7キロで、途中に階段登りをとりいれて1ヶ月で、3.0キロの減量に成功しました。不思議と最初は辛かったのが、今は体重計に乗るのが楽しみな毎日です。

生涯、消防士の熱い魂を持った、心と体が続けていけるよう、肥満改善プランを成功させるよう頑張っています。

 

04-honoo1-20180419

この神社は、ウォーキングで立寄る○○神社で、写真の中で階段が見えませんが半分が隠れています。

身近に赤い物って何がありますか?

ほのおのにっき 2018年4月18日

私の生活範囲では、消防車・郵便ポスト・消火栓ボックス・還暦祝いの赤いちゃんちゃんこなどいろいろ有りますが、どこの家庭でも備えてあり、お店や学校そして工場などにも備えてあるのが「消火器」です。

みなさんの家庭にも備えてありますか?

私の家庭にも勿論、数本備え付けてありますよ。

そして、どこに備えてあるか知っていないと、すぐに使用することは出来ませんね!

04-honoo1-20180418 

手軽で効率的な消火器具として、一般の家庭にも普及しているのが消火器です。

日本で初めてお目見えしたのが、明治5年で「消火消防機械」と言われ、当時とても高価なものだったそうです。

また、日本で初めて製造販売されたのが明治28年で、当時の価格で「6円」でした。(明治30年の警察官・小学校の先生の給料が8円~9円だったそうです。)

現在は、大きさ(型)にもよりますが数千円程度で購入できますので、「高額な消火器の不適正訪問販売」には注意をして下さい。

 

 

なにげなく見ている消火器って、「なぜ赤いのかな?」と思ったことはありませんか?

消火器は自治省令で25%以上を赤色にしなければならないと、決められているからです。

ただし、一般住宅で使用しやすいように開発された「住宅用消火器」については、赤色にする必要性がなくなりました。

《住宅用消火器》

04-honoo2-20180418

 

しかし、消火器は、備えつけてあるだけではダメなのです!!

万一に備え消火器の使い方を覚えておかないと、いざが出てしまったら消火器で消火が出来るのに、使い方がわからない、あわててしまったなどの理由で、消火できなかったら大切な命そして財産を失ってしまいます。

そうならないためにも、消火器の取り扱いを覚えておきましょう。

 

《消火器の使い方》 

04-honoo4-20180418

※自治会そして事業所等での、消火器取扱い訓練を希望される場合は、最寄りの消防署・分署・出張所にお問い合わせください。

黒猫のジジ

ほのおのにっき 2018年4月17日

私は、黒猫を見ると必ずこう呼びます。

「ジジ」

そう、「魔女の宅急便」に出てくる黒猫のジジを連想して・・・

 

いつの日からか、消防署の車庫を悠々と歩く一人の・・・いや、一匹の黒猫がいました。

猫は縄張り意識が強いと聞きますが、毎日のパトロールのコースになったようです。

 

はじめは署員を見ると一目散に逃げていましたが、「ここに悪い人はいないと」と分かると、パトロールをする後ろ姿も堂々としたものです。

 

そんな日が、しばらく続いた雪の降る夜、私が消防署でシャワーを浴びようとカバンに手をかけた時、

「ん?重い…」

中を確認すると、あの「ジジ」が熟睡中!!

「うわっ!」

この声に、署員が集まってきても動じることはありません。

「ここで温まってもいいですか?」

そんな問いかけに、署内みんなの笑顔があふれ、ほっこりした瞬間でした。

04-honoo-20180417

地域に伝わる伝統的行事

ほのおのにっき 2018年4月13日

 みなさんの地元には、地域に伝わる伝統的な行事やお祭りってありますか?

私の地元・美濃市立花地区には、8年ごとに鹿苑寺観音堂と六角堂が交互に御開帳となり、聖観世音菩薩立像が公開され、住民がお参りをするという伝統行事があります。

今回は16年ぶりに六苑寺観音堂がご開帳されました。この行事は約800年前、立花付近の景色が中国の廬山に似ているとのことで、廬山大悲院という名の寺を建立したのが始まりとされています。残念ながら私は勤務だったため参加することはできませんでした(泣)

この観音堂には聖観世音菩薩立像の他に仏像、仏具が多数あり、梵鐘なども県・市の重要文化財に指定されています。また、六角堂は国の重要文化財に指定されているんですよ。
この行事の次の週には鹿苑寺に正式に住職が就くため、稚児行列が行われました。この稚児行列には、私の子どもも参加したため一緒に歩きましたが、私は稚児行列の意味を知りませんでした。実を言うと前述の行事の意味も(汗)

 

伝統的な行事や文化から若者が離れていってしまっているこの時代ですが、今回調べてみたことで、地域に重要文化財がたくさんあることや、稚児行列が子どもの修行であることなど、伝統行事についてのことを知ることができ、少しだけ関心を持つことができました。

毎年1月26日は文化財を火災から守る訓練やイベントが行われる「文化財防火デー」ですが、その日だけでなくいつも「伝統ある文化財」を火災から守り、次の世代にも繋げていかなくては・・・!と思う今日この頃でした。

04-honoo1-20180413 04-honoo2-20180413

 

自動心臓マッサージ器

ほのおのにっき 2018年4月12日

みなさん「胸骨圧迫」という言葉を聞いたことがありますか?

 

胸骨圧迫とは、心臓が停止した傷病者に対して行う救命処置で、胸の真ん中を強く(深さ約5cm)、速く(1分間に100~120回のリズム)、絶え間なく圧迫します。

心臓が停止した傷病者には必要不可欠な処置で、一般市民の方にも救急講習等で広まっています。また、昔は「心臓マッサージ」と表現されることもありました。

当然、救急隊員も行う処置で、日々訓練を行っていますが、揺れる車内で長時間の胸骨圧迫は体力と技術が必要です。

 

そこで、有効になるのが「自動心臓マッサージ器」です。

 04-honoo1-20180412 04-honoo2-20180412

自動心臓マッサージ器とは、その名のとおり胸骨圧迫を自動的に行ってくれる器械で、長時間でも有効な胸骨圧迫が可能です。

中濃消防組合では、病院までの搬送時間が長い出張所に配備されており、状況によっては自動心臓マッサージ器を使用します。

 

一見、器械による胸骨圧迫で「大丈夫なのだろうか?」、「器械に処置を任せて冷たい救急隊だ。」と思われるかもしれませんが、有効な胸骨圧迫が行えますので、ご理解とご協力をお願いします。

並木通りは防いでくれる ?

ほのおのにっき 2018年4月11日

休日の早朝に散歩をするようにしています。私の家の近くには、桜並木やケヤキ並木、そしてイチョウ並木があります。季節によって散歩するコースを色々と変えて、季節の変化を楽しんでいます。

 

春はやっぱり桜並木を散歩するのが最高です。川沿いの桜並木は、満開の桜が川の水面に映り、二重の美しさを味わうことができます。

 

夏はそれぞれの並木が緑の葉に覆われ、暑い日差しを遮ってくれるので、暑さに負けず散歩ができます。気を付けなければならないのが、緑の葉には毛虫などが生育しており、以前散歩から帰ると「お父さん背中に毛虫が」と家内に言われて慌てて外に飛び出し、上着を脱ぎ毛虫を払い除けた事もありました。

 

秋になるとケヤキの葉は、紅色や黄色に変わり、まだ緑の葉も残り彩り豊かでとても綺麗です。またイチョウの葉は黄金色に輝きこれまた美しく、そして散り始めると歩道は黄色い絨毯を敷詰めたようで、その上を歩くのも心地良いです。しかし稀にギンナンが落ちているところがあり、う○○臭く、注意して散歩しないと大変!うっかり踏みつけてしまうと家まで匂いが付いてきます。

 

冬が近づくと、これらの並木の変色した葉は、風に吹かれチラチラと散り始め、真冬になると全ての並木の葉は散り落ち、幹と枝のみの姿となり寂しさと肌寒さが感じられます。

 

しかし春が近づくと桜は日に日に花のつぼみを膨らませ、ケヤキやイチョウも若葉の芽を出し始め、また1年が始まります。

04-honoo1-20180411 04-honoo2-20180411 04-honoo3-20180411
 桜並木           ケヤキ並木         イチョウ並木

 

並木通りは、景観を豊かにする目的だけでなく、二酸化炭素や車の排気ガスを吸収して酸素を放出してくれます。また防火や防風の役に立つこともあります。一昨年の新潟県糸魚川市で発生した火災は、150棟程の建物が焼損した大火となりました。この様に延焼拡大する火災などの時には、これらの樹木の並木通りが防火壁代わりになり、火災の延焼を防いでくれることもあります。この糸魚川市の火災は、ガスコンロに鍋を掛けて火を点け、その場を離れてしまったことが原因であり、ちょっとした不注意が大火災となってしまいました。火気の取り扱いには十分注意し、防げる火災は自らと地域一体となって防ぎましょう。

 

更に並木通りは、私の散歩意欲が薄れることなく1年を通して散歩が続けられ、私の膝痛や腰痛、生活習慣病を防いでくれることを願いつつ、これからも健康維持のために散歩を続けていきたいと思います。

 

早朝の散歩は、空気も澄んでおり、気持ちがいいものです。

学問のすすめ

ほのおのにっき 2018年4月10日

この人物は誰でしょう?

・坂本竜馬と同世代です。

・啓蒙思想家・教育家と知られています。

・某有名私立大学の創始者です。

・著者に「学問のすすめ」「文明論之概略」「福翁自伝」などがあります。

・紙幣に描かれています。

 

 

…そう皆さんご存知「福澤諭吉」です。

 

江戸時代末期から明治維新にかけて活躍した福澤諭吉は、江戸時代の様な閉鎖的な世の中を変え、西洋の文化を積極的に取り入れ、少しでも人々が生活しやすくなるよう努力しました。

新しい文化や制度を取り入れたり広めたりすることは、馴染みがないため大変努力が必要であったと言われています。

教育者としても素晴らしい功績を残し、現代において紙幣に描かれ続けていることからも福澤諭吉の凄さが分かると思います。

 

消防の世界もまさに「日進月歩」

高気密高断熱住宅の普及により火災戦闘も日々変化しており、救助技術の向上、消防法の改正など、新しいモノが次々と入ってきます。

還暦間近の私にとっては覚えるだけで一苦労。ですが泣き言はいってられません。団塊の世代である私が先頭に立ち、福澤諭吉の様に馴染ませ伝承させることで次の世代が育っていくのではと思っています。

 

少しでも若手職員に「学問(消防技術)のすすめ」となるよう日々努力していきます。

04-honoo-20180410

金魚から教えられたこと

ほのおのにっき 2018年4月5日

ジャンボ獅子頭という金魚を、『七宗町でか金クラブ』という金魚愛好家のみなさんに飼育を勧められたのがきっかけで始めた飼育も早数年。

山あり谷ありの飼育でしたが、愛好家のアドバイスを受け、今では40センチを超える大きさになり、品評会にも参加できるまでになりました。

 

餌やりは、コツコツと1日10回、水替えは2日に1回と真夏は、大変なことが多かったですが、頑張った分だけ成長になってかえってきます。

消防の仕事も同じで、小さいことからこつこつと・・・

 

餌やりや優雅に泳ぐ姿を見ていると癒され仕事の疲れも吹っ飛びます。これからも金魚を育てながら優しい心を持って仕事に励みたいと思います。

 

ジャンボ獅子頭 42cm

04-honoo-20180405

みなさんへ伝えたいこと・・・。

ほのおのにっき 2018年4月4日

04-honoo1-20180404高速道路のトンネル内で事故発生!
事故車からは火が出ており、車内には取り残された人がいる!!

消防車が現場に急行し、消火活動を実施。
その後、車内の要救助者を救出するため、油圧カッターでハンドルを切断します!

04-honoo2-20180404

 

また別の日・・・。

 

山の頂上付近でけが人がいるとの通報!
 隊員たちはけが人を救出し、細くて急な山道を搬送!

04-honoo3-20180404

頂上でけが人を防災ヘリコプターへと引き継ぎます!

04-honoo4-20180404

 

 

どちらの事案も、周囲に危険が伴う中での活動であり、隊員たちは体を張り、必死でけが人を助けようとしています!

 

ですが・・・、安心してください。
どちらも「訓練」の写真です。

 

私は中濃消防組合の広報担当として、日々の訓練や各種イベント、もちろん実際の災害でも現場に行き、さまざまな写真を撮影しています。

とは言っても、もともとカメラ撮影の知識も技術もない普通の消防士です。
配属された当初は、「とりあえず写真をたくさん撮り、記録として残しておけばいいだろう」というつもりで撮影していました。

しかし今は少し違います。

 

 

1つ目のトンネル事故訓練は、実際に夜の高速道路で本物の車を固定、破壊し、実際の事故現場に近い状態で訓練を行っています。
そういった訓練を行う隊員たちの「本気さ」、そして「緊迫感」を見ている人が感じてくれれば、と思い撮影しました。

 

また、2つ目の山岳救助訓練の写真は、ヘリコプター接近による突風から自分たちの身を盾にし、少しでもけが人にかかる負担を減らそうとしている「救助隊員の想い」を伝えたい!
といった気持ちから、距離や角度を考え撮影しました。

 

とは言え、カメラを機能を使いこなせていないため、詳しい方が見ると指摘箇所だらけの写真ばかりだと思います。
でもそんな思いを込めて撮った写真を少しでも多くの人が見てくれたら・・・。
そして、「消防士はこんなことやってるんだ!」と少しでも消防に興味を持ってくれたら・・・。

 

そんなささいな願いをこめて、これからもさまざまな現場を撮影し、みなさんへたくさんの情報をお伝えしていきます!!

 

 

P.S.

先日、休みの日に関消防署の「こども消防見学会」に参加しました。
もちろん「消防士」としてではなく「パパ」として。

しかし、やっぱり広報担当の性でしょうか。
撮った写真は消防車がメインで、子どもは後ろ姿しか写ってないものばかりでした・・・(笑)

04-honoo5-20180404

お隣さんと協力して

ほのおのにっき 2018年4月3日

私たち中濃消防組合は関市と美濃市を管轄とした消防組織です。

管内で災害が発生すればすぐさま駆けつけます。

 

 

みなさん、突然ですが、疑問に思ったことありませんか?

 

他の市との境界線で災害が起こったらどうするの!?

高速道路も一方通行だし・・・

 

 

答えは、

消防相互応援協定に基づき、両方の消防署から消防車が駆けつけます。

 

ん~!?消防相互応援協定?何だそれ!?

 

まったくもって聞き慣れない言葉ですが、市民の皆さんが安心して暮らすためにとても大切なものです。

はじめにお伝えしたとおり、私たち中濃消防組合の出動、業務の範囲内は原則として関市内・美濃市内です。

しかし、災害は場所を選びません。市の境界付近や高速道路で発生したり、私たちだけでは手に負えない大規模な災害も発生したりします。

 

そのため、となりの市町村とあらかじめ協定を結び、お互いを守ることができるように取り決をしています。それが、消防相互応援協定です。

04-honoo2-20180403

 

私たちの暮らす、関市・美濃市は

 

・岐阜市消防本部(岐阜市・本巣市・山県市など)、

・可茂消防事務組合消防本部(美濃加茂市など)、

・郡上市消防本部、

・各務原市消防本部、

・下呂市消防本部、

・大野市消防本部(福井県※板取が接している)

 

と応援協定を結んでいます。意外と多いですよね。

04-honoo1-20180403

こうして、私たち消防はお隣さん(隣接している消防本部)と協力しながら、市民のみなさんの安心・安全を守っています。

 

皆さんも、お隣さんやご近所さんと助け合う協定を結んでみてはいかかでしょうか?

 

 

地震などをはじめとした災害時にはみんなで助け合うことが大切です。非常食や救援物資などのハード面の備えも大切ですが、ご近所さんとの協力体制など、ソフト面についても考えてみてはどうでしょうか?

 

 

↓消防相互応援協定の締結状況は当ホームページ内に掲載中です。↓

1 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 109