消防の息吹きを感じ取れる
そんな表情が描けたらと、
情熱を持って広報用のイラストや
立て看板を描いてきました。
時代はデジタル化
手描きイラストの需要はめっきりと減りましたが、残り数年の消防人生において
1点でも多く描き、地域住民の方に消防をアピールできるよう心がけています。
余談ですが、
先日、久しぶりに色もののイラストを描く機会がありました。
と言っても、長男の結婚式のウエルカムボード。
丹精込めて描いたイラストに、ちょっとだけ父親の威厳を保つことができました。
(手前味噌(^^ゞ)
以前、中濃消防組合関消防署西分署には20年以上働き続けている車があるとご紹介しました。覚えていないよ~!という方のために、こちら(H29.9.19掲載 ほのおのにっき)を一度ご覧ください(^^)v
そう!この消防車が最新車両へ更新されました!その車がこちらです!!!
活動に必要な資器材も全てシャッターの中に収納されています。スタイリッシュですね!!
デッドスペースになりがちな天井の空間も有効活用☆
以前の消防車に比べて、全体的にコンパクトになった分、装備の配置にもひと工夫されています。その一つが、こちらの吸管です。
吸管とは“水を吸う管“のことで、消火のために水を出す
消防車にとっては必須の装備です。この吸管を車体真ん中に
持ってくることで左右どちらからでも水を吸うことができ、
今までそれぞれ左右にあった吸管がひとつにまとまりました。
他にもさまざまな工夫がされていますが、とてもご紹介しきれませんので、続きが気になる方は、ぜひ西分署に見に来てください♪♪♪
友人の部屋で談話していると、本棚の上に何やら見慣れたモノが。
でも、何か違和感が…
あれ!?住宅用火災警報器がそのまま置いてある???
友人に尋ねたところ、「天井に付けるのは手間。高いところに置いてあるし、一緒でしょ?」とのこと。
言いたいことは、分かるけど…
聞けば、10年近くこの状態だそうです。
友人よ、10年前は20歳だ。それで手間って…(泣)
住宅用火災警報器の設置場所は、火災予防条例で定められています。
就寝する居室はもちろんのこと、その設置位置は「天井または壁」となっています。
※詳細な位置は中濃消防組合火災予防条例をご覧ください。
万が一の時に活躍してくれる頼もしい相棒です!
どんな優れたものでも、使用方法を誤れば期待する効力を
得られません。
住宅用火災警報器や消火器は適正に維持管理し、
適正に使用するようにしましょう!
ちなみに、友人宅の住宅用火災警報器は、
私が責任もって天井に設置してきました(笑)
みなさんこんにちは、とんでもない暑い日が続いてますね。夏バテなどしないように気を付けてくださいね。
ところで、みなさんは今年どこかの花火を見に行かれましたか?
私は、中濃消防組合の管内(関市・美濃市)であった花火大会に3回行きましたよ・・・全部仕事でした。(笑:汗)
今回は、少しだけ花火の種類についてお話しします。
打ち上げ花火の種類には、割物(わりもの)花火、ポカ物花火、型物(かたもの)花火、スターマイン花火などがあります。
割物花火は、日本の代表的な花火のひとつで、夜空に上がる円形の花火の代表です。夜の闇に大きな花を開いて、見ている人をうっとりとさせるのがこの割物花火です。ちなみに、花火が丸いというのは日本だけのイメージで、割物花火は日本独自に発達したものだそうです。
ポカ物花火は、玉がポカッと2つに割れて、中に入っている星や細工を放出する花火です。割薬(わりぐすり)が少ないため花火の広がりは狭くなりますが、変わった音を立てたり、不思議な動きをする花火もあります。
型物花火は、ハート型や星型、ネコ型など、いろいろなキャラクターの形をつくる花火です。夜空に斬新な絵を描いてくれるので人気の高い花火です。
スターマイン花火は、いくつもの花火を短時間に連続して打ち上げることにより一つのテーマを作り出す花火です。一気にたくさんの玉が打ち上げられるのでとても華々しく、スピード感もあって見応えがあります。
仕事の話に戻りますが、消防は、安全に花火大会が開催されるよう、事前に立入検査を実施しています。
そして、大会開催中も立ち会って、みなさんの安全確保に努めているんです。
写真は、立ち会っている職員を背後から撮影したものです。赤く見えるのは、オーラではありませんよ(笑)
消防署には小学生や中学生が見学や職場体験に訪れますが・・・
天気が晴れたある日、干していた10本以上の消防ホース(以下、ホース)を2重巻きという方法で片づけていたところ・・・
★「こんにちは-。〇〇〇〇でーす。」:飲料メーカーのお姉さん。(以下、お姉さん)
◎消防署員:「○○〇〇さん、こんにちはー。」
○お姉さん:「私にもホース巻き1本手伝わせてください。」
◎消防署員:「えっ。どうぞ、どうぞ」(お笑い芸人の〇〇〇倶楽部風・・)
「ホースは1本20mの長さで、半分に折ってからくるくる巻いていくんですよ。」
〇お姉さん:「わっ、簡単そうに見えて、まっすぐ巻けない、たった10m巻いて進むのに長く感じる、あ~腰が痛くなりそう、むずかしいねぇ~。」
◎消防署員の心の中:「1本でも巻いてくれれば助かるなぁ~。」
〇お姉さん:「時間がかかったけど、ホースを巻く大変さがわかりました。」
◎消防署員:「また来たとき手伝ってください。」
〇お姉さん:「えっ。・・汗・・苦笑」
◎消防署員:「笑、いつものジュース今日は2本下さい。」(普段は1本です。)
ただホースを巻くというこのミニ消防体験ですが、家庭などで話題になることによって、少しでも火災予防につながれば消防署員は幸いです。
もし、ホース巻き、私もぜひやってみたいと思ったら・・お近くの消防署に出向けば体験させてくれるかもしれませんよ・・・(笑)
幼い頃からテレビっ子で、今でも暇なときには好きなドラマを見返す私ですが、いわゆる“医療もの”は苦手でした。理由は2つ!
・話が難しすぎる
そして、
・血を見るのが怖い
そんな私がまさか消防職員となり、救急隊員として現場へ向かう日が来るとは、夢にも思いませんでした。(今は血を見ても怖くありませんよ!)
医療従事者の端くれとなり、今ではそんな医療ドラマも共感を持って観られるようになりました。最近話題の「コード・ブルー」も、決してガッキーに癒されるためだけに観ているのではありません!笑
ところで、「コード・ブルー」といえば
「ドクターヘリ、エンジンスタート」
このセリフ、度々出てきますよね!
ではみなさんは、119番通報があった後、消防本部がどの段階でドクターヘリを要請しているかご存知でしょうか?
ドクターヘリを要請する事案は一刻を争うような事態であるため、少しでも要請が遅れれば手遅れになってしまう可能性があります。
そこで消防本部では、
・車に歩行者が跳ね飛ばされた
・作業中高所から転落した・・・など
このようなキーワードを通報内容で聞いた段階で、救急隊の出動と同時にドクターヘリを要請します。
もちろん、救急隊が現場に到着し、緊急性が低いと判断すればドクターヘリをキャンセルすることもあります。
「コード・ブルー」のようなドラマを観ると、どこか都会での話のように感じるかもしれませんが、実は中濃消防管内(関市・美濃市)にも57箇所のドクターヘリ着陸ポイント(ランデブーポイントと言います)があります。
休日の少年野球の最中など、一時試合を中断していただかなければならない場合もありますが、山ピーのようなイケメンフライトドクターが活躍していると思って、
というのは冗談ですが(笑)
少しでも多くの命を助けるために、ご理解とご協力をお願いします!
8月も中旬になりましたがまだまだ暑い日が続きます。
暑い時期にとても恐いものといえば・・・肝試し!も恐いですが(笑)それよりも恐いものは、誰しも起こる可能性がある熱中症です。
中濃消防組合では平成29年5月から8月にかけて熱中症(疑い含む)による傷病者の発生件数は63件でしたが、今年はなんと147件で昨年の約2倍の搬送件数となっています。
熱中症は最悪の場合、命を落とす危険性があります。
まだ、暑い日が続くことが予想されますので、今一度熱中症について理解し、未然に防ぐための対策をして残りの夏を乗り切りましょう。
・熱中症とは
室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。
・熱中症による症状は
軽度の症状 :めまい・立ちくらみ・こむら返り・手足のしびれ
中度の症状 :頭痛・吐き気・体がだるい・体に力が入らない・集中力や判断力の低下
重度の症状 :意識障害(呼びかけに対し反応がおかしい)・けいれん
運動障害(普段通りに歩けないなど)
・対策方法は
・部屋の温度をこまめにチェック。
・室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。
・のどが渇く前に水分補給。
・外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も。
更に詳しい内容については、総務省消防庁から熱中症対策に関するリーフレットが掲出されておりますので、是非参考に見てください。
最後に、熱中症対策には様々な方法がありますが、それでも熱中症になってしまい、中度・重度の症状に当てはまるような状態の時には、すぐに119番通報をして救急車を呼ぶようにしてください。
下の写真は熱中症対策として涼んでいる我が息子です。
みなさんも楽しい夏を過ごしましょう。
みなさん、こんにちは。
昨年度にも一度この「ほのおのにっき」に投稿させていただきましたバスケ馬鹿です。
今年の夏は本当に暑い!!
暑いといえば、毎年のように話題となる「熱中症」。
今年の熱中症による救急搬送件数は段違いとなっています。
総務省消防庁の公表によると、7月29日現在、全国で57,534人(速報値)、昨年度の同日では31,591人(確定値)となっています。なんと前年比で25,943人の増加です。
しかし!恐れることはありません。知識と備えがあれば熱中症は十分に予防できます。
下記リンクを参考にして、暑い夏を万全の対策で乗り切りましょう。
さて、話は変わりますが、私にとっても本当に「熱い夏」でした。
いえ、季節のことではないんです。
中学生の夏、すなわち中体連体育大会のことです。
今年は、私が指導に関わっている中学バスケ部が地区大会で勝利し、初の県大会出場を決めました。
惜しくも一回戦で敗れはしましたが、試合終了まで諦めずに全力プレイのベストゲームでした!
最後に選手たちに言葉をかけるときには、彼らとの思い出が走馬灯のように駆け巡り、今年40歳になる私ですが涙を堪えきれませんでした。
目標を達成するために、ひたむきに頑張ること。子どもたちからは、そんな忘れかけていた青春を思い出させてもらえます。
熱い夏が終わる・・
そして、同時に新たな世代のスタートとなります。
先輩たちの意志を引き継ぎ、後輩がさらに磨きをかけていく。この積み重ねが伝統というものを生みだします。
私たち消防の世界でも同じこと・・・伝統を大事にしていきたいですね。
皆さんの身近にある火を消すための道具と言えば、まず消火器を思い浮かべるのではないでしょうか。
この消火器ですが、火を消すことはもちろん実は意外なことに使えることが以前メディアにて紹介されていました。
それは“護身用の武器”としての使い道です。
最近物騒な事件が多く、どのようにして危険から自分の身を守るかが課題となっています。
そこで、『どこにでも・だれにでも』使うことができる消火器が勧められていました。
皆さんもご存じかと思いますが、消火器の中には粉末状の白い粉が入っており、もの凄い勢いで粉が発射されます。
この粉で相手の視界を奪う催涙スプレーの役目と共にカラーボールのような役割も果たしてくれるようです。
使い方も非常に簡単。
ピンを抜きホースを外してレバーを握るだけ!
広範囲に発射されるため簡単且つ安全に目標に当てることができます。
また法律上、消火器はほとんどの建物の目立つ場所に設置されているのも、テレビで勧められる理由のひとつでした。
火事にも防犯にも、なにかと便利な消火器。
一度家庭でも購入を検討してみてはどうしょうか?
非常時以外には絶対に人に向けて使用しないようにしましょう。
消防士といえば・・・、
過酷な災害現場での活動に備え、日々のトレーニングで屈強な体を作っている熱い男たち。
そんなイメージがある方も少なくないと思いますが、中濃消防組合にはそんな汗臭い男たちとは正反対の職員がいます。
それは、女性消防士 たちです。
全国的にも消防士という職業は、全体に占める女性の割合が2.6%(平成29年4月現在)と少なく、まだまだ男性が圧倒的に多いです。
ちなみに他の職業の職員全体に占める女性の割合は、自衛官5.9%(平成27年末)、海上保安官6.2%(平成28年度)、警察8.5%(平成28年4月)で、消防は特に女性が少ない職業となってしまっています。(総務省消防庁調べ)
中濃消防組合には現在、4人の女性消防士がいます。
彼女たちは火災・救助・救急と、どんな現場でも出場し、男性の消防士と同じ活動を行っています。
また、「幼児防火教育」では、管内の幼・保育園の園児たちに火事の恐さや対処法を楽しく、優しく教えています。
今や中濃消防組合にとって欠かせない存在となっている彼女たち。
消防に対する熱い気持ちは男性にも負けておらず、組織の活性化にも大いに貢献しています。
また、女性がもつ特有の視点、華やかさは、住民サービスの向上にもつながると思います。
今後もみなさんの前で力を発揮してくれると思いますので、どこかで見かけたときはあたたかい目で活躍を見守ってあげてくださいね。