ほのおのにっき

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消防車に不凍液!?

ほのおのにっき 2017年9月29日

車をお持ちの方は不凍液又はクーラントという物を聞いたことがあるかと思います。
通常車のラジエータの中に入れるもので、冷却や不凍(凍らない)のために使用されます。

このクーラントを消防車にも使用します。
車だから使用するのは当たり前じゃない?と思いますよね。

いやいや使用する場所が違うんですよ。

消防車は火事の時に放水します。温かい時期は問題ないのですが寒い時期に放水してそのままにしておけば、配管が凍って詰まってしまい次の出動で水が出ない!とか配管が膨張して割れてしまった!となったら大変です。

私たちは寒い時期に訓練や火事で消防車を使用したら、ポンプ室と呼ばれる部分に水路となる配管があり、そこへ不凍液を吹き付けたり注入したりして車両を大切にするのはもちろん次への出動のための準備を行なっております。

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写真の右下にある黄色のテープがある部分から、不凍液を吸入しポンプに行きわたらせます。(ポンプとは吸い上げた水に圧力をかけて遠くへ飛ばすための機械です)

また、写真の中央付近にある銀色の「くち」は水を吐き出すところと水を吸い上げるなどの部分です。

ここは単に鉄製の配管なのでこの部分から不凍液をスプレーで塗布します。

火事から帰ってきてホースの乗せ替えなどを行なうのと同時にこの作業も実施し、やっと次の出動の準備が整うわけです。

単純な作業なども消防にとってはとても大切な仕事なのです。

釣りのすすめ

ほのおのにっき 2017年9月28日

みなさん、仕事などでストレスを感じたことはありませんか?

あると答えたあなたは、どうやって解消していますか?

 

私のストレス解消方法は釣りです。

 

いつもは、ホームグラウンドの長良川・板取川で友釣りをしています。

8月下旬には釣りの師匠と遠征し、木曽川河口の「うなぎ五目釣り」に出かけました。船に揺られ、ナガシマスパーランドの観覧車のネオンに癒され、あっという間に5時間が経過しましたが本命は釣れず・・・

釣れたのはセイゴ6匹(10㎝)のみで、船長に「生後一ヶ月(笑)」と癒しの言葉を頂きましたwww

 

私の釣りは、とにかく竿をだし、自然の中で時間が過ぎるのを待つだけ。釣れる、釣れないは関係ありません。と自分に言い聞かせています。

 

家族もそれをわかってか、僕と魚の帰りを待っている人はいません。

私の釣った魚は滅多に食卓に並ぶことはなく、希少価値が高く高級魚になります。稀に食卓に並ぶことがありますが、そんな時は子供たちからお褒めのことばを頂きますwww。

 

好きになるか好きにならないかはあなた次第!!

やってみましょう、釣れなくても釣り!!!!!

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所:木曽川河口(愛知県弥富市出航)        「うなぎ五目釣り」

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所:長良川(美濃市) 「友釣り」

救急講習を受けてみませんか?

ほのおのにっき 2017年9月27日

9月もあと残りわずかですね。

みなさんは9月といえば何を思い浮かべますか?
だいぶ涼しくなってきて、秋の始まりといったところでしょうか。

 

消防署にとって9月は、9月9日が「救急の日」とされ、この日を含む一週間を「救急医療週間」と定められていることから、全国の消防機関において救急業務の普及啓発に力を入れています。

 

美濃消防署でも、美濃市内の社会福祉施設の職員を対象に救急講習を開催するなど、多くの救急講習を実施しました。

 

救急講習修了後には受講生の皆様から、こんな声をいただきました。

 

「異物除去法などの応急手当の方法を教えてくれる機会があると良かった」

「毎年受講しているけど忘れていることが多かった」

「本当に目の前で人が倒れたら、ちゃんとできるかしら」

「10年ぶりに受講したが心肺蘇生法のやり方が変わっていた」

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多くの受講生は熱心に講習に参加して頂き心肺蘇生法やAEDの取扱いが身に付いて満足している一方で、実際にできるだろうかという不安を持っていることが分かりました。

 

心肺蘇生法の内容は、5年を目安に医学的根拠に基づき見直しがなされており、指導方法もよりわかりやすい言葉や行動へと変わっています。

 

なかなか1回の講習で全てを習得することは難しいと思いますが、定期的に受講することで最新の知識や技術が身に付き、もしもの時の自信に繋がるのだと思います。

 

今後も受講生の皆様の意見を活かし、より充実した救急講習になるよう私たちも日々精進していきたいと思います。

 

 

大切な人を救えるのは、あなたしかいないかもしれません。

あなたも救急講習を受けてみませんか?

 

※ホームページ内の救急法コーナーはこちらへ!

避難情報

ほのおのにっき 2017年9月26日

平成28年8月台風第10号による水害では、死者・行方不明者27人が発生する等の被害が発生しました。岩手県岩泉町では、グループホームが被災し、入所者9名が全員亡くなる等、多くの高齢者が被災しました。これを踏まえ、高齢者等が避難を開始する段階であるということを明確にするため、『避難準備情報』を『避難準備・高齢者等避難開始』に名称変更されました。また、『避難指示』を『避難指示(緊急)』と変更し、急いで避難しなければならないということが、イメージできるようになりました。

【変更前】

避難指示
避難勧告
避難準備情報

   ↓

【変更後】

避難指示(緊急)
避難勧告
避難準備・高齢者等避難開始

 

私は妻と1歳の子と3人で暮らしています。消防士は24時間の勤務で、長時間家を空けるため、妻に避難についてのプチ勉強会を開催して、私が家にいない時でも家庭を守れるようにしています。みなさんも、家族で避難時のことについて(避難場所どこ?非常持出品の準備は?家周りの危険箇所は?等)話し合ってみて下さい。

また、自分の判断で避難行動をとることが重要です。高齢者の方、自宅周りに危険箇所があるところにお住まいの方は、特に早めの避難を心掛けて下さい。

 

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自然エネルギーの脅威

ほのおのにっき 2017年9月22日

皆さんは、余部(あまるべ)鉄橋の列車転落事故を知っていますか?

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昭和61年12月28日、13時25分、兵庫県美方郡香美町香住区余部の山陰本線余部鉄橋を回送列車が走行中、最大風速33メートルの突風に煽られて客車7両が鉄橋から約41メートル下に転落し、直下のカニ加工場を直撃、12名の死傷者を出した自然災害です。

この出来事は、私が、消防士を拝命してからちょうど10年目の事で、風に列車が持ち上げられる?「まさか」と、鮮烈に記憶に残っていましたが、今回、山陰旅行の折、念願叶って現地を訪れることが出来ました。

 

 

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現地は、入江の奥の山間に住家が肩を寄せ合って建っている。そんな典型的な日本海特有の集落です。冬期は山陰特有の低気圧により、豪雪地帯であることは想像に難くない。そんな厳しい自然環境の中での転落事故であろうことは分かりましたが、実際鉄橋を見上げてみると、その自然の力に恐怖を覚えました。

転落の原因としては、運転規則で25メートル以上の風速の場合は運転を中止すべきものが、列車指令員のミスで手配を怠ったことによるもので、防ぎえた事故であったと言えます。

 

 

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現在は、二重三重の安全管理に加え鉄橋はコンクリート製に架け替えられていますが、惨事のモニュメントとして鉄橋の一部は残してあり、山腹にあった余部駅を「空の駅」と命名し観光資源として活用するようで、11月末には展望施設としての専用エレベーターが完成する予定です。

 

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毎年日本全国では、自然災害が多発しています。自然の猛威には人は無力かもしれませんが、ただ異常気象と一言で片づけず、畏敬の念をもって真摯に対応しなければいけません。我々の仕事は災害全てです。この事故を貴重な教訓として、決して自然を侮らず安全管理を徹底して、立ち向かって行きましょう。

進化する消防資機材

ほのおのにっき 2017年9月21日

進化といえば・・・・・

ポケットモンスター(ポケモン)が有名ですよねー。!(^^)!

最近では『ポケモンGO』が世界的に流行りましたが、あの【ピカチュウ】も

ピチュー  ⇒  ピカチュウ  ⇒  ライチュウ

と進化していきます。
進化すると、見た目もかっこよくなって、強くなりますよねー。

 

消防もいろいろな物が日々進化しています。

たとえば消防士が火事の時に使う【筒先(つつさき)】

この筒先も進化してます。

① 進化前 ② 第1進化 ③ 第2進化
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棒状の水しか出ません。
なかなか重たいです。(―_―)
水が手元で止めれるようになって、さらに噴霧水(霧状の水)も出るようになりました。 !(^^)! コンパクトになって、カッコよくなりました!(^^)!
さらに、放水量も変えれるようになりました。ヽ(^o^)丿

消防のいろいろな資機材が進化しています。

私たちも進化に乗り遅れないように、訓練をして、努力をしています。

びっくり金魚

ほのおのにっき 2017年9月20日

消防署の事務室
カウンターの上で涼しげに金魚が泳いでいます。

 

来庁される方々へ一服の清涼剤
「お疲れさまです」の思いを込めて。

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…え? 枡の中に金魚!?

 
ちょっとびっくり
そう、これは絵の具で描かれた金魚
住宅用火災警報器設置促進のメッセージも添えてあります。

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消防からみなさんに広くお願いしたいことはいろいろあります。
けれども、いかにみなさんへうまくお伝えするかが思案のしどころ。

 
こんな広報媒体もおもしろいですね。

 
ちなみに「びっくり金魚」、作り方は簡単ですよ
用意するのは、アクリル絵の具セットと液体樹脂「レジン」のみ

① 好みの容器に半分くらいレジンを注ぐ
② レジンが完全に乾いて硬くなったら、その表面に金魚の形を描く
③ 絵の具が乾いたら、その上にレジンを1~2ミリ注ぐ
④ レジンが乾いて硬くなったら、その表面に②よりちょっと小さめに金魚の形を描く
⑤ ③、④を4~5回繰り返すと完成、上からのぞくと驚くほど立体的に見えます
※ ただし、1回のレジンが乾くのに丸1日、完成までに一週間くらいかかるのが難点(汗)

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初めての移動

ほのおのにっき 2017年9月19日

関消防署西分署には 消防車・救急車・広報車の計3台が配置されています。実はこの3台の中に約20年以上働き続けている車があるのです!

それはどの車でしょうか・・・

 

正解は、消防車です!

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この消防車は、1996年に西分署へ配置されてからずっとここで働き続けており、故障や修理を繰り返しながらも様々な火災現場へ出場して活躍し、今年で21年を迎えました。

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消防車の天板には遠くへ放水できる放水銃がついています。

カッコイイデスネ~☆

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今年度西分署の消防車が更新されることになり、この消防車は22年目で初めて勤務先が変わることとなります。

次の勤務先は関消防署です。“予備車”となり他の消防車が修理する間のピンチヒッターとして活躍していくことでしょう。

のんびりと第2の人生?車生?を過ごして欲しいですね♪

古い消火器にはご注意を!!

ほのおのにっき 2017年9月15日

04-honoo2-20170915この写真、どう思いますか?

つい最近、親戚の家を訪れたところ、処分を相談され、思わず撮った一枚です。

確認すると、何と購入したのは数十年前!?

即座に処分と新しい消火器の購入を勧めました。

 

皆さんのご家庭に設置してある消火器はどうでしょう?

写真のような消火器になっていませんか?

 

過去、全国では消火器の破裂事故も発生しており、死傷者が出るほどの悲惨な事故も報告されています。

 

この消火器は底部が腐食し、安全ピンも無くなり、いつ事故が発生してもおかしくない状態で保管されていました。

『事故が起きてから』ではもう遅いのです。

住宅用消火器の使用期限はおおむね5年です。(保管状況により多少異なります。)

 

万が一の事態に備え、この機会にご家庭の消火器を見直してはいかがですか??

 

※一般住宅に消火器の設置義務はありません。消防署が販売することもあり得ませんので、不適切訪問販売にはご注意ください。

手先が器用な消防士

ほのおのにっき 2017年9月14日

 関消防署には、筋トレ大好き消防士や、大食い消防士など、個性あふれる消防士が勤務しています。

一般的に筋トレ大好きな人ばかりだとみなさん思っていませんか?

今回は、手先が器用な消防士を紹介します。

 

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消防車のメンテナンスもおまかせです。

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消防のイベント用看板を修理しています。

この看板は購入したものではなくすべて写真に写っている消防士の手作りなのです。

 

この消防士は、とても手先が器用です。工作はもちろんのこと、署内で使用する日用品の修理や消防資機材などのメンテナンス、修理を行っています。

困ったときに相談してみると、快く引き受けてくれるとても頼もしい消防士です。

しかし、この消防士にも小さな悩み事があります・・・後継者が・・

今、若い消防士に消防資器材のメンテナンス方法を教え、後継者を育成中です。

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