ほのおのにっき

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「ヴィクトリー!!」

ほのおのにっき 2017年8月31日

「ヴィクトリー!!」

この言葉を聞いてみなさんは何を思い浮かべますか!?

 

みなさんも一度は実践したことがあるかもしれませんが、アメリカ軍の新人訓練をベースにしたエクササイズ「ビリーズブートキャンプ」の有名なフレーズの1つです。

ビリー隊長こと「ビリー・ブランクスさん」が考案したエクササイズで、基本・応用・腹筋・最終の4つのプログラム構成となっています。

映像を見ながら30分から1時間程度、休みなく筋トレと有酸素運動で体を動かし続けるため、ダイエットにはとても効果的です。(やり始めて半年でマイナス6㎏・その後の食事制限もなく体型を維持(ある方の成果です))

 

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誰もが知っているビリーズブートキャンプのインサイドリフトという運動です(笑)

 

日本で流行ったのは2005年頃で、今でも多くの方が実践している!?大人気のエクササイズです。
私も今まで色々なトレーニングをやりましたが、なかなか継続して続けられるものがありませんでした。

消防には体力が必要で、体力練成の一環としてこのビリーズブートキャンプ(応用プログラム)をやり始めました。
やり始めたのは流行がすでに終わった今から6年前の2011年頃ですが、今では趣味となっています。(やり始めて半年でマイナス6㎏・その後の食事制限もなく体型維持)

 

現在、市内某所にて会員制!?の無料エクササイズとして密かに行われています(笑)

皆さんも始めてみませんか?やみつきになるかもしれませんよ!!

冷蔵庫の中に

ほのおのにっき 2017年8月30日

このレターボトルのようなものを見たことはありますか?

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これは美濃市で配布している「救急医療情報キット」というもので、あらかじめ中の用紙に名前、生年月日、かかりつけの病院、飲んでいる薬などを記載して保管することで怪我や病気などで救急車を呼んだ際、救急隊が中身を確認し活動がスムーズにおこなえるよう考えられたものです。

この筒と用紙を冷蔵庫に入れて保管し、玄関や冷蔵庫の扉などにシールを張っておくと救急隊が中を確認する。というように、家族が近くにいなくて本人が会話できない状態でも情報が伝わるようになっていますので万が一の備えとして準備しておくと安心ですよ。

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美濃市では要援護者台帳に登録されている65歳以上の一人暮らし高齢者の方に配布され、台帳に登録されていない65歳以上の一人暮らし高齢者の方でも配布を希望すれば無料でもらうことができるそうです。
それ以外の方はどうするのかというと、始めに書いたような内容を紙に書きプラスチックなどの丈夫な容器に入れ冷蔵庫に張り紙をしておくとお手製の救急情報キットを自分で作ることもできます。

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水難救助資器材の紹介

ほのおのにっき 2017年8月29日

中濃消防組合では、水難事故に備えて22人の潜水士隊員がいます。

下の写真は水難事故が発生したときに水中を検索する潜水士隊員の基本装備です。

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これだけの装備を着装して水中で検索活動を行います。

ウェットスーツが鮮やかなオレンジ色なのは、水中で検索活動している隊員がヘリコプターやドローンなどの上空からや、陸上にいる隊員から見つけやすく目立つ色だからです。

ナイフを持っているのは、水中でロープに絡まって身動きが取れなくなったときに対処するためで、水中で危険生物と戦うわけではありません(笑)

ボンベの中には何が入っているかというと「空気」です。酸素ではありません。

では、どれだけの「空気」が入っているでしょう??

 

答えは 約2300リットル

2リットルのペットボトル1150本分の空気が圧縮されてボンベに入っています。

そしてすべての装備で重さはなんと・・・40kg!!

水中に入れば浮力を調整できるので、装備の重さによるストレスはそれほど受けません。

8月ももうすぐ終わりますが、まだまだ暑い日が続きます。

中濃消防組合の管轄は、有名な長良川のほかにもたくさんの河川があり、釣り人や遊泳者が多く水難事故が毎年のように発生しています。

みなさんが楽しく川で遊び、事故なく無事に帰っていただけることを心から祈っています。

 

 

 

体力向上登山(夫婦円満登山)

ほのおのにっき 2017年8月24日

中消組高齢会山岳登山部員

当年とって57歳、消防歴39年、「長いようで短い」という言葉が、しみじみわかる今日この頃です。
高齢化からくる「体力減退」「気力に欠ける」現実を、ひしひしと感じています。
しかし、消防の現場では、それを許してはくれません。というか、強靭な体力と気力が絶対的に必要とされます。
そこで、私は15年前から「山岳登山」を始めました。登山は思い立ってすぐに行うものというよりも、計画を立て入念な準備のあとに初めて登ることができるものです。しっかり手数がかかっている分、自分の足で到達した頂上からの景色には心地よい達成感と感動を味わいます。

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御岳山頂上にて (噴火1か月前)

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西穂高岳独標にて

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立山 雄山神社にて

 

 
 

 

 

 

最初は北アルプス穂高岳を目指し、登頂まで5時間と下山に3時間45分を要する長い道のり。山を登り降りするのに2時間以上要したことがない私には、体力はもちろん気力までもが限界のまた限界。自分の不甲斐なさに気持ちが落ち込みました。でも、今は多少なりとも体力も気力も向上し、次はこの山、その次はこの山といった感じで、楽しんでいます。何をするにも同じだと思いますが、楽しみながら身に付け、目的を達成していくことが大切だと思います。
今は、共働きである妻とお互い時間が持てるときに北アルプス、中央アルプス、南アルプスと、百名山登頂を目指し「体力向上登山」を基に登っています。更には、「人生山あり谷あり」を味わいながらも「夫婦円満登山」と化すよう、お互いを気遣いながら3000m級からの眺めを堪能している次第です。
ぜひ、皆さんも家族(夫婦・親子等)で一度は登山してはいかがでしょうか。何かが生まれることでしょう。

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宝剣岳をバックに

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駒ケ岳登頂

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長野県 美ヶ原にて

 

 

 

 

 

 

ペットと共に(ペットを飼うと健康になる?)

ほのおのにっき 2017年8月23日

私の半生を語る上でペットとの暮らしはかけがえのないもので、妻との暮らしより長いと言っても良いでしょう。

そして、現在も5代目の愛犬と暮らしています。

年齢は雄の5歳、人間の歳だと40歳くらいです。

私が仕事から帰宅すると、先ず出迎えてくれるのは愛犬で、触れ合うことで大変癒されています。

そして、普段は「文句は言わない」し「言うことを聞く」し、側に愛犬がいることでリラックスしています。

 

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うちの愛犬(ボーダーコリー)

このペットがわたしたちにもたらすのは、「癒し」や「なごみ」などの心理的な効果だけではなく、健康面での改善が実際に数値としても現れているそうです。

それは、ペットの飼育による良い影響は、大きく2つに分類されます。

運動面からの効果がまずひとつ。散歩や世話をすることで生活にリズムができ、副交感神経が活性化して快眠・快食へと導いてくれるみたいです。特に高齢者には顕著に現れ、犬を飼っている人は病院への通院回数が少ないことが認められているそうです。

2つ目は、ペットの存在自体がストレスを軽減しているという効果です。犬を15分から30分なでると血圧が10%も下がることや、オキシトシンという、ストレスを軽減する通称“幸せホルモン”が分泌されることも広く知られています。

(猫の飼い主は心臓発作での死亡率が40%減少することも立証されているみたいですよ。)

 

 

と言うことで、夏の時季の散歩は日の出とともに、そして夕方は日没後に一日2回の散歩が生活のリズムとなっています。

最近は飼い主に似て愛犬も肥満気味。もしかしたら快食が原因?いや間食が原因でした。

やはり健康が第一です。愛犬は私の映し鏡、互いに間食を控え、体を動かすように心がけています。

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美濃市伝統建造物うだつの上がる町並みを守ります

ほのおのにっき 2017年8月22日

美濃消防署では、新潟の糸魚川の火災を教訓に城下町の木造密集地、「うだつの上がる町並み」の警防調査と水利点検を実施しました。

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うだつの上がる町並みは、町割りが漢字の「目の字」の形になっており旧今井家住宅・小坂家住宅等の貴重な文化財も存在するみんなの貴重な財産です。

この文化財は、平成11年5月に国から重要伝統建造物群保存地区として指定され消防法に基づいた火災予防上の必要な消防用設備が設置されています。

 

今回の調査では、多くの職員が実際に自分の足で歩いて自分の目で見て回ると、万が一その建物から出火、或いは他の建物から出火し延焼した場合に消防署として最小限に食い止めるために、何処からどのようにして進入し、火災戦闘するのかを考えさせられる地区でした。

町並みは、目の字形の道路で仕切られた土地に、道路側を玄関となっており間口が狭く奥に長い建物がズラリと隙間なく建ち並んでおり、建物の裏側が全くと言って良い程見えないのにビックリでした。

 

しかし、今回の調査で得た物は非常に大きなもので、「目の字」の中に建物で埋め尽くされて居ると考えていたこの地区で、実は建物の裏側への赤道・駐車スペース等の進入可能箇所も有り、伝統建造物裏側の状況を把握することが出来ました。

私たち消防は地域の住民の方から信頼を得て、その信頼に応える崇高な使命感を持って業務に精励しています。

今回の調査では、旧今井家住宅、小坂家住宅の建物内の状況を把握するために、ご協力を頂き感謝しています。

大変ありがとうございました。

 

今後も地域の皆さんの協力とご理解の基、私達も精進してまいります。

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救急救命東京研修所

ほのおのにっき 2017年8月18日

私は、高校卒業後、中濃消防組合に採用され、今年で9年目を迎えます。
最近では年々増加する救急要請を目の当たりにし、地域住民からの期待が大きい事を実感しています。

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みなさん、救急救命士という存在を知っていますか?

救急車の中では、消防職員が救急隊員として活動しています。
隊員の中には、救急救命士という国家資格を持った救急隊員もいます。
救急救命士は医師の指示のもと点滴を行ったり、心肺停止の患者に対し薬剤投与等の処置を行う事ができます。

私はそんな救急救命士にやりがいを感じ、昨年9月から、東京都(都心から離れたほぼ埼玉県)にある救急救命東京研修所に、愛する妻と引き渡し1週間前の新居を残し半年間、入所してきました。

今日はそんな救急に熱い消防職員が集う救急救命東京研修所について紹介します。

 

 

私が出向した救急救命東京研修所は、全国から年間約600人の消防職員が派遣され知識、技術の習得に励みます。
救急救命士は国家資格で、勉強は並大抵のものではありません。
定期的に実施される模試では順位付けされ、結果は上司に報告…。冷や汗が止まりませんでした。

入校中の半年間は朝から晩まで救急・医療の勉強や現場活動の実習訓練も行います。
夜も仲間と自主的に実技の訓練を遅くまでやりました。

こうして厳しい教育を半年間受け3月の国家試験に合格し、晴れて救急救命士となりました。

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救急救命東京研修所

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消防職員は日々勉強、訓練です。
私も救急救命士となったからには、地域住民の皆さまの期待に応えられるよう、これからも一生懸命頑張ります!!

歴親父の独り言

ほのおのにっき 2017年8月17日

04-honoo-20170817歴女ならぬ歴親父が、家族サービスを兼ねて福井県坂井市の丸岡城へドライブに行ってきました。

小高い丘の上にある天守閣へ近づいて行くと、石垣の傍にみなさんも聞き覚えのある一文が刻まれた石碑が立っていました。

 

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」

 

これは、徳川家康の家臣である本多作左衛門重次が、1575年(天正3年)長篠の合戦での陣中から妻に宛てた手紙で、歴史上「火の用心」という言葉が使われた一番古いものだそうです。

 

 

今から約450年前には、桶に水を溜めておく程度しか対策がなかった時代の言葉が、消防組織、機械、設備等が整った現代にも変わることなく使われていることは、昔と現代で出火の原因に違いがあっても、最後は火を使用する人間の責任であることを改めて痛感させられます。

 

こんなことを思いながら、息を切らして登った天守閣からの一望は最高でした。

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スクワット!!

ほのおのにっき 2017年8月16日

 消防職員は強靭な肉体が必要!!今日は私が休みの日に行っているトレーニングの1つを紹介したいと思います。
それは、スクワットです。みなさんも一度はやったことがある!?と思いますが、スクワットはウエイトトレーニングの基本的な種目で立った状態から膝の曲げ伸ばしを繰り返す運動です。

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休みになるとジムに行きバーベルに重りをセット!バーベルを背負いスクワットを行います。

「キツイ、やりたくない」と思う時もありますが持ち上げられる重量が上がっていくのがトレーニングのモチベーションになっています。

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重りなしで自分の体重のみでスクワットを行ってもトレーニングになります。体幹が鍛えられるし、ダイエット効果もあります。みなさんも時間があればぜひやってみてください。

消防士が火遊び!?

ほのおのにっき 2017年8月15日

先日、消防署である実験を行いました。

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内容は、座布団に火のついた「たばこ」と「蚊取り線香」を置き、それぞれの火種から座布団(ポリエステル)への燃え移り方などについて、時間や様子を確認するといったものです。

決して火遊びをしているわけではありません。

 

これは再現実験といい、実際の火災現場と同じような状況を作り、本当に火災が起こるのかを試すものです。

今回は、「座布団の上に火のついたたばこが落ち、気付かずそのままにしてしまった。」という想定で実験を行いました。

 

約30分間様子を確認した結果、たばこの周囲の座布団が焦げるのみで、炎は出ませんでした。

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こういった実験をとおして、「なぜ火災になるのか」を、私たち消防士自身が目で見て確認し、住民の皆さんにお知らせすることで、同じような火災が二度と起こらないように呼びかけています。

 

たばこが原因による火災は、全国的にも毎年上位を占めます。
今回の実験では、座布団が燃えることはありませんでしたが、座布団の材質や乾燥した時期など、物や環境によっては火災となることもあります。

ほんの小さな火種が、少しの油断と不注意で大きな火災となることがあるので、みなさんも十分注意しましょう。

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