ほのおのにっき

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趣味!?いえ、ボランティアです。

ほのおのにっき 2017年9月13日

消防には、ボランティアでスポーツ少年団やクラブの指導者として活動をしている人達がいます。

私もその一人で、とある中学校のバスケットボール部の社会人コーチをしています。

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平日、土日、祝日と空いている時間はフル活動!家族そっちのけ!?(+_+)
いえいえ、家族の理解と協力のおかげで、30歳のころから始めましたが、今年で9年目を迎えています。

これまでにたくさんの子どもたちと出会い、成長を見届けてきました。
最後の大会が終わったときには練習の日々を思い出し涙を流すことも・・・
こんな感動体験は大人になったらなかなか味わえません。

 

スポーツ指導は大変ですが、メリットはたくさんあります。

①体力維持
中学生と一緒に練習することで体力維持にもつながります。大人になると運動する機会が減っていき、メタボまっしぐら・・・なんてことも回避できます。

②指導力
指導には伝える力が必要です。子どもたちに分かりやすく技術を教えるには「トーク力」が必須ですし、知識も必要なため日々勉強です。
後輩の指導力不足も改善されるかも!?

③趣味として
大好きなスポーツをいつでも楽しむことができます。試合になれば大人も子どもも関係ありません!中学生相手でも本気です。(アラフォーの私は最近中学生にも普通に負けます(-_-;))

 

このようにボランティアとしてスポーツに関わっていくことは、自分のためにも大きなプラスとなっています。
また、地域貢献にもなりますし、最近話題になっている部活動顧問の残業問題の解決にも寄与していると思っています。

もちろん、いいことばかりではなく、そのためには家族の時間を犠牲にすることもありますが・・(息子たちよ・・ゴメン(-_-;))

 

さあ、今日も練習行ってきます!

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仕事終わりの一杯

ほのおのにっき 2017年9月12日

「よーし、仕事終わりに一杯ひっかけていくか!!」

職場の上司や同僚と、仕事帰りに居酒屋でビールを飲みながら交流を深める。日本のどこにでもある風習かと思います。

最近では、そんな風習が失われつつある...。なんていうニュースを目にしました。

私たち、消防の世界には仕事終わりに居酒屋に行くという風習はありません。

というのも、私達の仕事は24時間勤務。仕事が終わるのは決まって朝のため、居酒屋に行きたくても、そんな時間にお店は開いていません。そこで代わりにいく場所があります。

それは、“喫茶店”です。

この地方といえばモーニングサービスの激戦区であり、コーヒー一杯で色々なサービスが付いてきます。

サービスの内容も店舗によってさまざまで、私の最近の楽しみは、仕事終わりに同僚を誘い新しいお店を開拓することだったりします。これが、消防の仕事終わりによく見られる風景です。

職場の仲間と仕事場以外の場所で交流を深めることは、良い職場環境にしていくために重要なことだと思います。私達はこういう風習を大切にしていきたいです。

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大切にしている習慣

ほのおのにっき 2017年9月7日

指差呼称

私たち消防士が、ミスやヒューマンエラーを防止するために、いつも行っていることですが、皆さんの暮らしの中でもよく目にすることがあると思います。

そうです!駅員さんが前方後方の確認を、指を差し声に出して確認している風景です。

消防と鉄道会社さんとの共通点は1つのミスが命取りになる!ということです。

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「右よし!左よし!信号よし!対向車よし!」見て、指を指し、声をだす!

人間は5感を少しでも多く使うことによって、「誤認」・「思い込み」・「雑念の排除」などの危険なインシデントを排除しやすいといわれています。

さらに、行った場合とそうでない場合では、ミスが6分の1まで減少するという統計がとれているそうです。

 

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「指差呼称」は日常生活にも使えます
例えば、外出前の火の元の確認や施錠の確認にも効果があります。うっかり火の元の確認を忘れてしまい、火事になってしまった!こんな事例もあります。そういえば、某ユーチューバーも・・・。

「恥ずかしくてやりたくないな~」とういう声も聞こえてきそうですが、うっかりして火事になることなどと「指差呼称」することを天秤にかけてみてください!

答えは即答できるはず?ですよね!笑

 

以上が、私が大切にしている習慣でもあり、みなさんにオススメしたい習慣です(^^)

 

息子の背を見て・・・

ほのおのにっき 2017年9月6日

当消防組合では毎年秋になると、「昇任試験」というものがあります。

これは「消防士長」、「消防司令補」、「消防司令」の階級へ昇任するため(いわゆる出世です。)の試験です。

その中で私は、「消防士長」への昇任試験に挑むことになりました。

 

1年くらい前から少しずつ勉強はしてきてはいましたが、やはり遠い試験より目の前の仕事をこなすことで精一杯になっており、これではいかんと本腰を入れて試験勉強するも、小学1年生の息子の夏休みとなり、自分の勉強より子供の勉強、遊び、家族サービスが優先されるようになりました。

「試験勉強したいけど、中々時間が取れないから仕方ない。」を武器に試験勉強をおろそかにする作戦にしました。(でも、少しは頑張っていましたよ。)

 

そんなある日、息子の宿題を見ていると、夏休みの始め頃に比べ算数の計算は格段に速くなっており、音読はスラスラと読め、苦手な腹筋も10回できるようになっていました。

いつも1時間くらい勉強して、あとは遊びに全力の息子ですが、この1ヶ月でここまでレベルアップしているとは・・・。

 

夏休みも終わり試験まであと1ヶ月、「試験勉強したいけど、中々時間が取れないから仕方ない。」の武器はもう通じません。

とうちゃんも息子の成長を見て、これからはとにかく毎日全力で勉強して、何が何でも受かるぞー!

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消防署の受験生

ほのおのにっき 2017年9月5日

中濃消防組合にも現在、2人の受験生がいます。受験といっても高校や大学の受験ではありません。2人が受験するのは救急救命士国家試験です。

救急救命士というのは、救急現場で医師からの指示を受け、点滴や薬剤の投与など高度な救命処置ができる国家資格であり、国家試験に合格することで取得ができます。

しかし誰でも受験できるというわけではありません。

救急救命士の専門科目がある大学や専門学校を卒業した人、私のように消防職員となってから5年以上または2000時間以上救急業務に従事した人などに受験資格が与えられます。

消防職員が受験する前には、救急救命東京研修所をはじめとする、全国各地の研修施設で半年間専門的な学習や実技訓練を行い、受験する流れとなります。(研修所について気になる方は8月18日の「ほのおのにっき」を見てください)

試験は毎年3月に実施され、筆記試験のみとなりますが、200問の問題が出題されます。内容は人間の体に関する問題や社会保障、外傷や中毒などここには書ききれないほど様々です。興味のある方はインターネットにも過去の試験問題が出ているので調べてみては、、、

試験まであと半年!!猛勉強で試験合格を目指します!!

頑張れ!!俺たち

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防ぎましょう 子供の事故! 守りましょう 子供の命!

ほのおのにっき 2017年9月1日

8月9日に関市幼年消防クラブ連絡協議会の研修会として、救命講習が関消防署で行われました。

関市内の保育園の保育士さんと幼稚園の先生を対象に、心肺蘇生法とAEDの使用方法を勉強していただきました。

今回の講習では8歳以下の子供に対する心肺蘇生法が中心で、3時間という限られた講習でしたが、講義ではメモを取り、実技を何度も何度も繰り返すなど、真剣に講習に取り組んでいました。

私にも3歳の子供がいますが、子供を預ける保護者の立場から考えると、保育士さんや先生が応急手当や心肺蘇生法を知っていただいていると、とても安心して預けることができますね。

しかし、保育園や幼稚園に預けているときは安心できますが、家庭の中にもいろんな危険が潜んでおり、おもちゃを口に入れて窒息したり、お風呂やプールでおぼれたりする「不慮の事故」が子供の心肺停止の原因の1位となっています。

この「不慮の事故」を未然に防ぐのは、やはり家庭で一番長く接している家族の皆さんの役割ではないでしょうか。日頃からしっかり子供を見守ってあげましょう。

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※豆知識

トイレットペーパーの直径の芯より小さなものは子供の手が届くところにはおかないでください。トイレットペーパーの芯の大きさは子供の口と同じくらいですので、口に入れてしまいます。喉に物が詰まるのを未然に防ぐためです。

「ヴィクトリー!!」

ほのおのにっき 2017年8月31日

「ヴィクトリー!!」

この言葉を聞いてみなさんは何を思い浮かべますか!?

 

みなさんも一度は実践したことがあるかもしれませんが、アメリカ軍の新人訓練をベースにしたエクササイズ「ビリーズブートキャンプ」の有名なフレーズの1つです。

ビリー隊長こと「ビリー・ブランクスさん」が考案したエクササイズで、基本・応用・腹筋・最終の4つのプログラム構成となっています。

映像を見ながら30分から1時間程度、休みなく筋トレと有酸素運動で体を動かし続けるため、ダイエットにはとても効果的です。(やり始めて半年でマイナス6㎏・その後の食事制限もなく体型を維持(ある方の成果です))

 

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誰もが知っているビリーズブートキャンプのインサイドリフトという運動です(笑)

 

日本で流行ったのは2005年頃で、今でも多くの方が実践している!?大人気のエクササイズです。
私も今まで色々なトレーニングをやりましたが、なかなか継続して続けられるものがありませんでした。

消防には体力が必要で、体力練成の一環としてこのビリーズブートキャンプ(応用プログラム)をやり始めました。
やり始めたのは流行がすでに終わった今から6年前の2011年頃ですが、今では趣味となっています。(やり始めて半年でマイナス6㎏・その後の食事制限もなく体型維持)

 

現在、市内某所にて会員制!?の無料エクササイズとして密かに行われています(笑)

皆さんも始めてみませんか?やみつきになるかもしれませんよ!!

冷蔵庫の中に

ほのおのにっき 2017年8月30日

このレターボトルのようなものを見たことはありますか?

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これは美濃市で配布している「救急医療情報キット」というもので、あらかじめ中の用紙に名前、生年月日、かかりつけの病院、飲んでいる薬などを記載して保管することで怪我や病気などで救急車を呼んだ際、救急隊が中身を確認し活動がスムーズにおこなえるよう考えられたものです。

この筒と用紙を冷蔵庫に入れて保管し、玄関や冷蔵庫の扉などにシールを張っておくと救急隊が中を確認する。というように、家族が近くにいなくて本人が会話できない状態でも情報が伝わるようになっていますので万が一の備えとして準備しておくと安心ですよ。

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美濃市では要援護者台帳に登録されている65歳以上の一人暮らし高齢者の方に配布され、台帳に登録されていない65歳以上の一人暮らし高齢者の方でも配布を希望すれば無料でもらうことができるそうです。
それ以外の方はどうするのかというと、始めに書いたような内容を紙に書きプラスチックなどの丈夫な容器に入れ冷蔵庫に張り紙をしておくとお手製の救急情報キットを自分で作ることもできます。

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水難救助資器材の紹介

ほのおのにっき 2017年8月29日

中濃消防組合では、水難事故に備えて22人の潜水士隊員がいます。

下の写真は水難事故が発生したときに水中を検索する潜水士隊員の基本装備です。

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これだけの装備を着装して水中で検索活動を行います。

ウェットスーツが鮮やかなオレンジ色なのは、水中で検索活動している隊員がヘリコプターやドローンなどの上空からや、陸上にいる隊員から見つけやすく目立つ色だからです。

ナイフを持っているのは、水中でロープに絡まって身動きが取れなくなったときに対処するためで、水中で危険生物と戦うわけではありません(笑)

ボンベの中には何が入っているかというと「空気」です。酸素ではありません。

では、どれだけの「空気」が入っているでしょう??

 

答えは 約2300リットル

2リットルのペットボトル1150本分の空気が圧縮されてボンベに入っています。

そしてすべての装備で重さはなんと・・・40kg!!

水中に入れば浮力を調整できるので、装備の重さによるストレスはそれほど受けません。

8月ももうすぐ終わりますが、まだまだ暑い日が続きます。

中濃消防組合の管轄は、有名な長良川のほかにもたくさんの河川があり、釣り人や遊泳者が多く水難事故が毎年のように発生しています。

みなさんが楽しく川で遊び、事故なく無事に帰っていただけることを心から祈っています。

 

 

 

体力向上登山(夫婦円満登山)

ほのおのにっき 2017年8月24日

中消組高齢会山岳登山部員

当年とって57歳、消防歴39年、「長いようで短い」という言葉が、しみじみわかる今日この頃です。
高齢化からくる「体力減退」「気力に欠ける」現実を、ひしひしと感じています。
しかし、消防の現場では、それを許してはくれません。というか、強靭な体力と気力が絶対的に必要とされます。
そこで、私は15年前から「山岳登山」を始めました。登山は思い立ってすぐに行うものというよりも、計画を立て入念な準備のあとに初めて登ることができるものです。しっかり手数がかかっている分、自分の足で到達した頂上からの景色には心地よい達成感と感動を味わいます。

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御岳山頂上にて (噴火1か月前)

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西穂高岳独標にて

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立山 雄山神社にて

 

 
 

 

 

 

最初は北アルプス穂高岳を目指し、登頂まで5時間と下山に3時間45分を要する長い道のり。山を登り降りするのに2時間以上要したことがない私には、体力はもちろん気力までもが限界のまた限界。自分の不甲斐なさに気持ちが落ち込みました。でも、今は多少なりとも体力も気力も向上し、次はこの山、その次はこの山といった感じで、楽しんでいます。何をするにも同じだと思いますが、楽しみながら身に付け、目的を達成していくことが大切だと思います。
今は、共働きである妻とお互い時間が持てるときに北アルプス、中央アルプス、南アルプスと、百名山登頂を目指し「体力向上登山」を基に登っています。更には、「人生山あり谷あり」を味わいながらも「夫婦円満登山」と化すよう、お互いを気遣いながら3000m級からの眺めを堪能している次第です。
ぜひ、皆さんも家族(夫婦・親子等)で一度は登山してはいかがでしょうか。何かが生まれることでしょう。

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宝剣岳をバックに

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駒ケ岳登頂

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長野県 美ヶ原にて

 

 

 

 

 

 

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