ほのおのにっき

ほのおのにっき

職場体験へようこそ!

ほのおのにっき 2017年11月14日

まだ残暑が厳しい10月初旬に男子中学生2名が洞戸出張所へ職場体験学習に訪れました。

自己紹介の後に、「消防を選んだ理由は?消防士になりたいの?」と、いつもの質問です。

「公務員希望と書いたら。なぜか消防に・・」と彼らは、ちょっとばつが悪そうに答えます(笑)。

それでいいのです!実際に、私たちも彼らの年ごろには、消防士になろうと思っていたものばかりではありません!今回の職場体験で、将来の選択肢の一つにしてもらえれば、こちらも嬉しいのです!

だからと言って、ちやほやとお客様扱いはしません。しっかりと汗をかいて働くことを知ってもらいます。

04洞戸104洞戸2

消防だけでなく、一般社会で基本となる挨拶の仕方から始まり、消防車や救急車に積載してある機材の説明。火災現場と同じように、防火衣と呼吸器のフル装備での放水体験や、7mの高所からの降下訓練。

救急法では心肺蘇生法だけでなく、自分たちの身体で脈を指先で触れて、生きているとは?ということを体感してもらいました。

そのような2日間の中で、一番良かったのは?との質問に即答した内容は、

「2日目、昼食のカレーライスを作って食べたこと!」でした(笑)

04洞戸3

職員と一緒に、お米を研ぎ、野菜や肉を包丁で切り、炒めたり煮たりと調理して盛り付けまでしました。

職員が包丁の扱いや野菜の切り方の名前まで、ちょっとした料理教室をしながら、作業と同時に片づけもして、調理を終えた時には洗い物も無くなるようにする、この段取りが重要なんだよ!と仕事の流儀も教育しました。
ちょうどそのタイミングに、様子を伺いに見えた先生も一緒に食卓を囲み、会話も弾んで賑やかにランチをしました。

  
あっという間の二日間でしたが、「消防」という職業について身近に感じ、興味を抱いてもらえたと思います。
彼らといつか一緒に仕事ができるようになったら、今回の体験学習は大成功ですね!
04洞戸4

警察官もやっちゃいます消防訓練!!

ほのおのにっき 2017年11月10日

今回は、岐阜県警察学校へ消防訓練の指導に行きました。

 

あれあれ?警察学校で消防訓練?って疑問に思う方もいますよね。

 

それは、消防法第8条に学校等は防火管理者を定めて通報、消火、避難などの消防訓練を実施しなければならないと規定されているからです。

 

本日の対象者は平成29年度に採用された警察官のタマゴさん達です。通報・消火器・屋内消火栓・避難はしごの4つの訓練を行いました。どれも火災等の災害が起きたときに必要になりますよね、本番さながらに熱心に取り組んでいました。さすが警察官を目指す人達ですね~。

 04-honoo-20171110 04-honoo2-20171110

 

 

日頃から訓練を真剣に行っていないと、いざ災害が起きた時にしっかりとした行動をとることができません。

「家にいる時に、火災・地震が起きたとします。あなたは何ができますか?」

いざという時に備えて、各家庭で独自に訓練を実施してみてください。

移動タンク貯蔵所の一斉検査

ほのおのにっき 2017年11月9日

01-issei3 01-issei4

みなさん、こんな車が走っているの見たことありませんか?

この車はほんの一例ですが、車両に固定されたタンクにおいて、危険物(ガソリン、軽油、灯油など)を貯蔵し取り扱っているものを、消防法では「移動タンク貯蔵所」といいます。簡単に言うと、危険物を運んでいるタンクローリーのことです。

このような危険物を積んだ車が運搬中に事故を起こせば、人命等に重大な危害を及ぼすおそれがあるうえ、交通遮断による経済活動のまひ等社会生活に多大な影響を及ぼすこととなります。

そこで、当組合では今日から実施される秋季火災予防運動の一環として、毎年、管内の移動タンク貯蔵所等を対象とした一斉検査を行っています。

01-isseiseki1 01-isseimino1

この検査では、必要な書類が積載されているか、タンクや車両の構造等に問題はないか、消火器は設置されているか等を法令に基づきチェックしています。

ガソリンや軽油、灯油等の危険物は、幅広く活用され私たちの生活に深く浸透しています。このような一斉検査等で危険物による事故を未然に防ぐため努めて参りますが、空気が乾燥し火災が起きやすい時季を迎えますので危険物や火気の取扱いには十分注意しましょう!

ある日の訓練風景

ほのおのにっき 2017年11月8日

「今日、はしご車、夜間訓練やるぞ」と隊長の声・・・。

 

はしご車は、前後左右360度の操作を行わなければならない。しかし、バスケット(はしご先端の、隊員が乗る部分)に乗ると見えない部分がなかなか多い。それが夜になると、さらに視界が悪くなり確認不足が即事故に・・・。

しかし、当然火事は夜でも起きるもの。
いつもなら夕食後のほっと一息つく時間、今日はどの隊員も、ピリピリしている。
「ヨシ、訓練塔の6階から要救助者を救出!」
隊員は、普段以上に安全確認を行い、救助活動を進める。周りに注意を張り巡らし、「救出完了!!」。
このように消防署では夜間にも突然の災害に備え、訓練を行っている。夜に消防署の近くで少し大きな音がすることがあるかもしれないが、ご了承願いたい。

ここで少しはしご車について説明しよう。
当消防本部唯一のはしご車は関消防署に配備され出動に備えている。
このはしご車は、最大高さ30メートルまで延び、通常の建物の10階まで届く代物である。
バスケットには、最大4名まで乗ることができ、救助する時は活動隊員2名が乗りこみ、2名同時に救出することができるのだ。さらに梯子を水平(-10度まで)に伸ばして救助することも可能である。

いつの時代もこどもたちの一番人気は、やはりこのはしご車だ。
04関104関2

 

10月3日につづく

ほのおのにっき 2017年11月3日

   10月3日の日記と重複しますが、先の日記担当と落語ツアーを同行する者です。

おかげで路線バスもまともに乗れなかった私が、今では都会の電車の乗継が少しだけできるようになりました。(寄席行きだけ・・・。)

そこで、もう少し落語について知り得たことをお話しします。

東京には主に4つの寄席があり、ひと月を「上席」「中席」「下席」の三つに分けて演者が交代し、毎日落語が披露されています。04松ヶ崎1
また、お耳にした方もおありかと思いますが、落語のネタには「古典落語」と「新作落語」があります。
噺家さん(落語家)によっては「古典も新作もない。そもそも古典と新作の境は何処なんだ。」と言われる方もいらっしゃいます。それでも、個人的には古典落語が好きです。
それはさておき、そもそも落語の起源を探ると、1600年代のお坊さんにたどり着くそうです。名前を「安楽(あんらく)庵(あん)策伝(さくでん)」といい、笑いを取り入れた説法が得意で「落語の祖」とも言われているそうです。
04松ヶ崎2それから約400年練りに練られたネタが、現在私たちを楽しませてくれています。
しかし、もちろん古典落語でも面白いネタとイマイチ・・・と感じるネタがあります。(ちなみに私のおすすめは「試し酒」「芝浜」「佐々木政談」「百年目」「真田小僧」など。)
古典、新作を問わず、同じネタを演じても噺家によって「さすが・・・」と引き込まれるものがあり、やはりそこには磨かれた話術があります。

先の担当者も述べたように、私たちは対外的に話をする機会が多く、貴重な時間を割いて参加される方々に、少しでも実のある訓練や講習を受けていただくために、落語から話の間の取り方やネタ(話し)の組み立て方などを参考にして生かしています。たまに(?)組み立てすぎてスベルことも・・・。

落語よもやま話
噺家の階級(?)には、前座見習い・前座・二つ目・真打(電気がなかった時代、高座の最後に、明かりとしていたロウソクの芯を打ち消すところから「芯打ち」転じて「真打」となったとか。)があり、前座さんの仕事は落語の稽古だけでなく、師匠の家の雑用や鳴り物(出囃子に使う楽器)の稽古、高座返し(前の演者さんが終わったあと座布団を返す)、演者さんの名前が書かれた紙をめくる(「めくり」といわれるそうです。)仕事など様々なものがあるそうです。
この「めくり」にも決まりがあり、舞台の脇で正座してお客様が全員着座されるまで待ってからめくりを返すそうです。
また、ネタ帳を付けるのもその一つで、開演から高座に上がった噺家のネタを記入する仕事で、後から楽屋入りした噺家は、そのネタ帳を見てかぶらないネタを演じるそうです。それだけに「とり」(その日の演者のギャラをまとめて受け取ったところからきたとか。)を務める噺家は100以上のネタを持っているそうです。

04松ヶ崎304松ヶ崎4

まだまだ話したいことは山ほどありますが、あまり長く書くと「ほのおにっき」担当のK君に叱られるので、また機会があったらお話に付き合ってください。

日章

ほのおのにっき 2017年11月2日

 みなさんは日章(にっしょう)ってご存知ですか?
よく見掛けるあれです、あれ、そう!・・・日の丸です!

日の丸=国旗ですね。

なぜ国旗?かというと、消防署では毎日国旗を掲揚しています。それだけでなく管理者点検(気になる方は1月12日の「ほのおのにっき」をご覧ください。)でも国旗の掲揚を行っています。

そんな時ふと思い出したのが、

「国旗の日の丸は旗の中心から少しずれている。」

という話です。早速調べてみました。

日本の国旗である「日の丸」。この円を日章といい、寸法の割合や位置は「国旗及び国歌に関する法律」という法律で定められているそうです。
「旗の地の色は白色、日章は紅色。直径は旗の縦の辺の5分の3、円の中心が旗の中心になるように配するのが正しい位置。旗の縦の辺は、横の辺の3分の2です。ただし、竿などにつける場合は、旗の縦の辺は横の10分の7にするなどの特例もあります。」
・・・。真ん中でした。1999年以前までは100分の1旗竿方向に寄っていたそうです。

04河合飛鳥1
  絵を見れば良く分かる。
みなさんも意外に知らないことってありませんか?何気ないことでも調べてみると新しい発見に繋がるかもしれませんね。

04河合飛鳥2

消防車って忙しい?

ほのおのにっき 2017年11月1日

04-honoo2-20171101

04-honoo-20171101

この消防車は今年の2月、関消防署に配備された『関タンク2』と呼んでいる消防車です。

消防車と聞いてまず思い浮かべるのは「火を消す車」ではないでしょうか?

もちろん消防車は火を消す車であることに間違いはありません。
でも、この関タンク2は火を消す以外にもいろいろな場面で活躍しています。

 

例えば、回転灯とサイレンを鳴らして救急車のすぐ後ろを走っていく消防車を見かけたことはありませんか?
これは火災で出場しているのではなく、救急で出場しているのです。救急現場に着くと、「なんで消防車も?」なんてことを言われることがあります。これはPA連携(ポンプ車(Pumper)と救急車(Ambulance)が同時に出場すること)と呼ばれています。119番通報の時、重症等の判断がされた場合や、階段、通路など狭い場所で救急隊だけでの搬送が困難な場合などに消防車も同時に出場するのです。
その他にも、交通事故などでの救助活動の補助や安全管理、事故車両から漏れ出したオイルの処理、建物の自動火災報知設備の発報による出場や、ごみや枯草の焼却など火災とまぎらわしい行為を確認するための出場などさまざまです。

さらには、学校や事業所に対して消火器の取扱いや避難訓練を指導する消防訓練、立入検査などがあります。

 

そうです。この関タンク2と呼んでいる消防車はとても忙しい車なんですよ。

気になります

ほのおのにっき 2017年10月31日

季節もすっかり“秋”らしくなり、秋といえば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などいろいろありますが、みなさんの秋は「何の秋」ですか???

私は、やっぱり行楽の秋ですかネェ~。

この時季は、紅葉がとても綺麗ですよね。(田舎に住んでいるのですが(笑))。昨年は高山の新穂高や愛知県の香嵐渓に行ってきました。

ところで、みなさんはこのような標識を見たことありますよね?

04-honoo-20171031

私自身、旅先で消防署の建物やこのような標識にふと目が行ってしまいます。

職業病かなぁ・・??

これは、付近に「防火水槽」がありますよという標識で、この他にも「消火栓」や「消防水利」などの標識もあります。

防火水槽や消火栓は、消火活動に欠かすことのできない設備で、道路や歩道などに設置されており、路上や蓋にマーキングをしているものもあります。ちなみに、この防火水槽の蓋のデザインは各自治体によって違います。知っていましたか?自治体のキャラククターであったり、地区の名前をもじったりした物などさまざまです。

04-honoo2-20171031 04-honoo3-20171031
 

行楽シーズンを迎え、家族とどこかへ出かける機会が多くなると思いますが、旅先で“ちょっと”視線を変えて見てみるのも面白いですよ!

もう時効かな ~うだつがある街並みを疾走するストレッチャー~

ほのおのにっき 2017年10月27日

今から30年程前の話・・・

私は救急車の機関員で、隊長と救護員と共に救急出場しました。

急病?交通事故?災害種別は覚えておりませんが、収容した病院は覚えています。

旧美濃病院で美濃市常盤町にありました。

任務完了し隊員の乗車を確認し市道へ降りる感じ(当時の美濃病院の玄関は坂の上で市道より数メートル高い位置にあったため)で坂を下りました。

市道を右折のためハンドルを右に切った途端、後ろのドア(リア)がスーと開くのと同時に何とストレッチャーも勢いよく市道へ飛び出して行くではありませんか、その距離約10mルームミラー越しの光景が目に飛び込んで来るのと同時に、急停車したのを今でも覚えています。

こんなパロディみたいなことが本当に起きるなんて、何とも言えない違和感も覚えています。いやいやこれによってケガ人や後続車・対向車が来なくて幸いでしたが、この光景にゾっとした事を今でも覚えています。

ストレッチャー(担架)のロックやドアの施錠確認が出来ていないなど二重のミスによる初歩的でお粗末なもの。

 

04-honoo-20171027 04-honoo2-20171027

この写真の救急車は、現在全国で使用している代表的なタイプでで示す部分に安全装置(ロックピン)や後部ドアなどはイージークロージャー(半ドアでも自動に施錠される装置)使用となっています。

ちょっとしたミスでも大きな事故となり、取り返しのつかない事故に繋がるため、何事にも基本を忠実にが求められる。

部下の「育成」は上司の責任とし、部下の「成長」はあなたの責任ですよ!!と少しの苦言と失敗を教訓として伝えることで部下への次効につながるよう期待したい。

休日

ほのおのにっき 2017年10月26日

みなさん、休日はどのようにお過ごしですか?

趣味に明け暮れる人、一日中ごろごろする人、いろいろな過ごし方があると思います。

 

私は何をして過ごしているかというと・・・

 

子どもと一緒に散歩しています!

しかし、ただ歩いているわけでは無いんです。

 

「こんな所にこんな道があったのか」

「ここの交差点には消火栓があるのか」

 

などなど、消防の仕事に必要な知識を養うのに役立っています。

 

他にも気付くことがあります。

それは季節の変化です。

 

今日はコスモスを見つけました。

秋ですね。

寒くなったり、暑くなったり気温の変化もありますが植物などでも季節を感じられます。

 

みなさんものんびり散歩してみてください。

良い出会いがあるかもしれませんよ。

04亀山04亀山2

 

でも、一番の目的は妻のご機嫌取りですけどね。

 

1 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 109