ほのおのにっき

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大雨に関するお話

ほのおのにっき 2017年8月3日

 近年日本の各地で豪雨災害が起きています。

今年は既に九州で台風により大きな被害がありました。

被災地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。

 

 

ここ最近、防災情報のアプリの普及により毎日の様にスマホに記録的短時間大雨情報(豪雨予報)が入ってきます。

この記録的短時間大雨情報と言うのは、『ゲリラ豪雨』のことです。

 

そこで『ゲリラ豪雨』について調べてみました。

ゲリラ豪雨という言葉は、気象庁では使ってないそうです。それはマスコミが使う言葉だそうです。気象庁では、ゲリラ豪雨のことを「局地的豪雨」や「局地的な大雨」、「集中豪雨」などと表現するそうです。

 

気象庁が使う予報用語を調べてみると、

「豪雨」は著しい災害が発生した顕著な大雨現象

「局地的な大雨」は同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mm〜数百mmの雨量をもたらす雨と定めています。ゲリラ豪雨と言う用語はマスコミ用語かも知れませんが気象庁では、予報用語について、時代の変化にも対応する方針も示しているようなので『ゲリラ豪雨』の定義が定まれば、天気予報に登場かもしれませんね。

 

さて、ゲリラ豪雨が到来すると!

そうです、市内の至るところで浸水被害を及ぼします。河川は台風等の災害に備え整備が進んでいますが、市内の排水路はまだまだ整備が進んでおりません。そのため排水路から雨水が氾濫します。

 

河川の水を外水(がいすい)と呼ぶのに対し、堤防で守られた内側の土地(人がすんでいる場所)にある水を「内水(ないすい)」と呼びます。

 

大雨が振ると、側溝・下水道や排水路だけでは降った雨を流しきれなくなることがあります。また支川が本川に合流するところでは、本川の水位が上昇すると、本川の外水が支川に逆流することもあります。

 

このように、内水の水はけが悪化し、建物や土地・道路が水につかってしまうことを「内水氾濫」といいます。

 

本川が増水してなくとも支川は一気に増水し氾濫をもたらします。『避難勧告』が発令されたら避難して下さい。『避難指示』が発令されてからでは大変危険を伴います。

 

みなさんの大切な命です。早めの避難で自己防衛してください。

 

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市内駐車場で水没した私の車・・・
雨が降り出し10分から20分でこの有様です。

 

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ギリ、セーフ!
しかし、ズボンと靴はずぶ濡れです!

これからが夏本番です!!

ほのおのにっき 2017年8月2日

こちらは中濃消防組合指令センターです。

みなさん川遊び楽しんでいますか?河原で食べるバーベキューは最高ですよね。でも、楽しさの反面、毎年必ず発生してしまうのが水難事故です。昨年も掲載しましたが、再度お願いの意味も込めて掲載します。

 

私たち指令センター職員が最初に神経をとがらすのが、発生場所の特定です。ですが、土地勘のない方も中にはみえますので、発生場所の特定に時間がかかることもあります。

そこで、昨年掲載した内容は、今いる場所の近くに目標となるもの(例えば「橋」「バス停」「信号機」)がないか、というものでした。今年は、それに加えいくつか方法を提示させていただきます。

 

一つ目
付近を見渡して他に川遊びをしている人がいないか探してください。
いるなら大声で助けを呼んでください。
地元の方かもしれませんし、自分よりは土地勘がある方かもしれません。
二つ目
周りに人がいない場合は、近くに民家など人がいそうな建物が無いか探してください。
なかなか都合よく建物はありませんが、もしあれば発生場所をピンポイントで特定することが出来ます。
三つ目
人も建物も無い場合ですが、発生場所の緯度・経度が分かるのであれば、場所が特定できます。
「緯度・経度?」あまり馴染みのない言葉ですが、車にナビがある場合は、緯度・経度が分かるかもしれません。
また、グーグルマップなどの地図からも緯度・経度が分かります。
一度、みなさんが持っているカーナビやスマホで緯度・経度が分かるか試してみてください。

 

これからが夏本番です。「備えあれば憂いなし」、水難事故が無いに越したことはありませんが、もしもの時に落ち着いて通報が出来るように、準備はしておいてください。

 

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※掲載者の自家用車に取り付けてあるカーナビの画面
 (画面の緯度・経度は、中濃消防組合を指しています)

防災訓練

ほのおのにっき 2017年8月1日

9月9日は「救急の日」です。
この日を含む1週間(日曜日から土曜日)が「救急医療週間」と
定められており、今年は9月3日(日)から9日(土)までとなります。

 

学校も夏休みに入り、プール・海水浴・家族旅行にと出かける機会が多くなります。旅先で病気や怪我をした場合に備え、普段から応急処置を身につけておきましょう。

 

 

地域で行われる防災訓練等に積極的に参加し救急法を身につけることができます。

関市防災訓練: 平成29年10月29日(関市武儀地域)

美濃市防災訓練:平成29年 8月27日(美濃市上牧・下牧地域)

みなさん、ぜひ参加しましょう!

 

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緊急車両を運転するには?

ほのおのにっき 2017年7月28日

緊急車両を運転するには?

 

まず、免許が必要です。他には実務経験(消防署で勤務)が2年または3年以上必要になってきます。

 しかし、運転免許や実務経験をクリアしたからといっても直ぐに運転することは出来ません。

 

緊急車両を運転するために1番大切なことは「所属長に認められる」ことです。

所属長に認められるには、機関操作や運転技術が優秀で、管轄地域の地理・水利状況(消火栓・防火水槽など)の把握が必要になります。

 

私もつい最近、大型免許を取得することができました。

今では、所属長に認められるようにタンク車をはじめ、救助工作車やはしご車、水槽車の走行訓練や操作訓練に励んでいます。

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参考までにですが、

普通免許・・・救急車
準中型、中型免許・・・タンク車、ポンプ車、救助工作車
大型免許・・・はしご車、水槽車

このように、車両によって必要な免許は異なります。

 

スーパーレディー

ほのおのにっき 2017年7月27日

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この方は消防士???

答えはNOです。

しかし関消防署にとって、この方は無くてはならない存在なのです!!!!!

なぜならば、関消防署の日日雇用職員さんであり、事務用品や日用雑貨の買い出し、さらには消防車両の燃料の集計等々あらゆる業務をこなしています。
 
きれいに整頓されてますね~!!消しゴム一つとっても帳簿でしっかりと管理しています。時には怒られたりすることもしばしば…(整理整頓が出来ていないと訓練で隊長に怒られる時より厳しい時も・・・笑)

最後に、スーパーレディーは若者の恋愛相談にものってくれ、私たちの心も支えてくれる縁の下の力持ちであります。

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お気軽に!

ほのおのにっき 2017年7月26日

04-honoo2-20170726「すいませ~ん、モネの池はどう行けばいいんですか?」
と、週末になると観光で訪れる方が洞戸出張所に立ち寄られます。
最近はだいぶ減ってはきたんですが、テレビなどで取り上げられた週末は特に多いです。

道を聞きに消防署を訪れる方は、カーナビの普及とともに減少していますが、「モネの池」など正式な名称でない場合、市外や県外から訪れる方の多くは辿りつけず困り果てた末に「入りやすい?」「聞きやすい?」消防署を頼られるみたいです。

 

また、以前には
「ニホンカモシカが崖で立ち往生しているんですが」
と、観光で訪れた方から助けてあげてほしいと相談がありました。
どこにも相談できず消防署を訪れたと思いますが、不意のことでビックリしました。

少し待っていただき関係機関に問い合わせしたところ、ニホンカモシカは国の特別天然記念物に指定されている動物で、もしケガをしていたとしても人間が近づくことで過度のストレスを与える恐れもあることから、そのまま見守り生息地へ帰るのを待つしかないとのことでした。
そのように説明すると「そうなんですか、可哀想ですね」と残念そうな顔で帰られました。

 

消防は火災・救急・救助など住民の生命・身体・財産を守ることが主な業務です。
しかし、このような相談にも対応していますので、何か困った事がありましたらお気軽にお立ち寄りください。

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消防士の卵!?

ほのおのにっき 2017年7月25日

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「新人消防士の3名です!よろしくお願いします!」

いや、実はそうではないんです。

写真左から外務省、農林水産省、国土交通省に今年度採用された、国家公務員の方たちなんです。

 

では、「なぜそんな人たちが消防署に来て防火衣を着ているの?」と思いますよね?

これは国家公務員の研修の一環で、地方行政の実情や業務内容を学ぶため、全国の市町村からランダムに選ばれた研修地で、研修を受けるそうです。
その中の一つに消防署での研修が組み込まれています。

 

研修は半日という短い時間ですが、消防署がどんなところなのかを知ってもらうため、写真のように実際に防火衣を着たり、救急講習を受講したりetc…と、内容はとても濃いものです。

私が研修を担当させてもらいましたが、3名ともとても熱心に研修に取り組んでいただけました。
今後、お会いすることはなかなかないかもしれませんが、少しでも記憶に残ってもらえたら嬉しいです。

 

最後に、この「ほのおのにっき」に掲載することを快く承諾してくださった研修生の皆さん、ありがとうございました。
東京に戻っても、体に気を付けて頑張ってください!
そして...また関市に来る機会がありましたら、ぜひ、消防署に寄ってくださいね!!

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広がる消防の絆

ほのおのにっき 2017年7月21日

毎年4月、新人の消防職員が私たちの仲間となります。

しかし、出勤初日からすぐに火事や救急の現場に出場することはできません。

全員必ず、各務原市にある岐阜県消防学校に入校します。

そこで、消防のいろはを学び10ヵ月後には各所属に配属されることとなります。

 

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消防学校に入校するのは、新人だけではありません。

救急、火災、救助など複雑多様化する災害に対応するには、専門的な知識、常に更新される新しい情報、技術が必要になってきます。

そこで、消防職員である間は何度も消防学校に学生として入校することとなるのです。

 

私も今年の2月、「消防職員幹部教育 初級幹部科」という課程に入校してきました。

岐阜県中の消防職員が集まり、約2週間の間寮で寝泊りして生活を共にし、勉強してきました。
 

04-honoo2-20170721日程は朝から夕方までびっしりと組まれ、毎日があっという間に過ぎて行きました。

学校は厳しくもあり、難しい授業が多くありましたが、年齢も、階級もバラバラな他市の消防職員の仲間と2週間過ごしていくうちに最後は「帰りたくない!!(注意:私個人の感想です)」と思えるほどの充実感と「絆」が生まれていました。

所属に戻ってからも連絡を取り合い、また皆で集まろうと約束して帰ってきました。

 

 

大人になると学生の頃のように新しい仲間を作るというのは、なかなかできる機会が少なくなってしまいますが、消防には、ちょっと特殊な新しい仲間を作る機会がありますよ、という紹介でした。

 

これでもお菓子のおまけです

ほのおのにっき 2017年7月20日

みなさん、この写真のおもちゃ、どこかで見たことはないですか?

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これらは2006年頃からコンビニ等で、お菓子付おもちゃとして販売されていました、チョロQ消防庁シリーズと、消防隊フィギュアです。
チョロQシリーズはギミックにより動きがあり、たのしいですよ。

子供達といっしょに集めていたつもり、でしたが、最後には自分ひとりが楽しんでいるだけで、子供達には見向きもされませんでした。(笑)

この当時は、子供から大人まで、けっこう消防マニアにウケたそうですが、今では見たことがありません。

 

どこかでもし見つけたら(復刻版があるかも)「これのことか」と、思ってやってください。

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ピカピカ消防車

ほのおのにっき 2017年7月19日

晴れの日も雨の日も、はたまた嵐の日でも消防車は出動します。

そのため、出動して帰ってきた時には泥まみれなんてことも、、、(^_^;)

 

消防署では、毎朝消防車を拭き、また定期的にワックス掛けをしてキレイにしています。

皆さんは自分の愛車を定期的にキレイにしていますか?(ちなみに私は最近怠っております、、、(笑))

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日ごろの感謝の気持ちも込めて、皆でせっせと車両を拭きます。

 

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ボディだけでなくタイヤもブラッシング!!
見えない汚れもこすり落とします。

 

また、車にキズがないか・タイヤに何か刺さっていないかなども確認をしています。
ただ車をキレイにしているだけではないのです!

汚れた車で出動するのはカッコ悪いですし、誰もいい気持ちになりませんよね?

 

消防職員は身なりから!消防車はボディから!

ピカピカ消防車で今日も一日頑張ります!

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