ほのおのにっき

ほのおのにっき

もうすぐ冬ですね

ほのおのにっき 2019年11月26日

私は趣味と消防活動のための体力づくりを兼ねて登山をしていますが雪山も登ります。

写真は今年の2月に関市某所にて撮影したものですが、人生で初めてイグルーを作りその中で寝ました。合計20kg程度の荷物を背負い6時間以上深雪を掻き分け山を登り、小雪舞う中3時間掛けてイグルーを作りました。当日は暖かい日でしたがそれでも夜になれば氷点下10度を下回る厳しい環境ですので、もしイグルーが作れなければ凄く寒い夜を過ごす羽目になります。(私は常にバックアップがないと不安なのでツェルト(骨組みの無いテント)も持参していました。)

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苦労してできたイグルーは、初めてにしては上出来でしたが、いくつか問題点もありました。まず入口を大きくし過ぎたことです。持参したツェルトで入口を塞いだものの、到底冷気の進入を防げるものではなく寒い思いをしました。それでも外と比べれば温かく快適ではありましたが…。二つ目は積み上げた圧雪ブロックの隙間埋めをサボったことです。翌朝起きると私の上に雪が積もっており、ある意味「インスタ映え」でしたが私はインスタグラムをやっていませんから一人で「面白い絵だなぁ」と感心していました。今後イグルーを作られる予定の方は参考にしてください。

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雪山で遭難した場合、救助隊が雪山を登るのも当然時間がかかりますし、救助ヘリも悪天候で数日間飛べないこともあります。昨年末北アルプスで発生した遭難事案では、凍傷で動けなくなった2人が雪洞を掘り、6日間耐えた後に無事救助されています。遭難しないよう努めることは言うまでもなく大切ですが、遭難した際の手段を持っておくこともやはり大切だと考えさせられますね。

火事とケンカは江戸の華

ほのおのにっき 2019年11月22日

退職まで1年半を切りました。

これを含めて、あと2回日記担当が回ってきます。

 

早速ですが、落語のネタには「厩火事」「火事息子」「ねずみ穴」「みそ蔵」など、火事を取り入れたネタがいくつかあります。

むかし江戸の町は「火事ばやい」と言われていたそうです。現に「明暦の大火」では、2日間にわたり燃え続け、江戸の町の約半分を焼き尽くし、3万人から10万人の死者を出したと言われています。

このように、今より木造家屋が多く、家々が密集していた江戸の町では3年に一度は大火が起きていたと言われます。

また、「火事とケンカは江戸の華」とも言われたように、それだけ江戸の住民にとって火事は身近だったんでしょうネ。

このようなことから、落語のネタに取り入れられるほど江戸庶民の中で火事は身近なものだったんですね。

それにしても、災害まで笑いのネタ(人情噺もありますが)にするなんて、当時の人々は大らかというか・・・心が豊かだったんでしょうかね。

 

それはさておき、落語を聴くようになってから、江戸時代の庶民の暮らしに関心を持つようになり、先日「江戸東京博物館」に行ってきました。

なかなか見ごたえのある展示品を楽しんできました。

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江戸時代は、屋台で寿司が提供されていたこと。またその寿司の大きさ・・・おむすびの上にネタが乗っているんじゃないかと思うほどでした。

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さらには、二八そばでおなじみの振分荷や日本橋など、模型で分かりやすく展示されていて楽しく見学することができました。

皆さんも機会があったら一度行ってみてください。

JR両国駅をおりて両国国技館の裏手、駅から徒歩約1分のところです。

駅を降りると、ひょっとしたらお相撲さんが自転車に乗ってお使いに出掛ける姿が見られるかもしれませんよ。

 

今年度も寄席に行ってきます。今から楽しみで仕方ありません。

 

台風?ハリケーン?サイクロン?

ほのおのにっき 2019年11月21日

秋が近づくと、台風や大雨が多くなってきて、「台風」というフレーズを聞くたびに「またか・・・。」

と思ってしまいますよね。

一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、海外のテレビニュースや海外映画でよく出てくる、「台風」に似た「ハリケーン」や「サイクロン」みなさんも一度は聞いたことがありますよね。

台風と何が違うの?と思われる方がいるかもしれませんが、この3つは基本的には同じなんです。

じゃあ何が違うの?

答えは、発生、発達する「場所」によって呼び方が違うんです。

定義では…

台風

赤道以北の北西太平洋や南シナ海で発生した熱帯低気圧主に東アジア、東南アジアの国々(日本も含む)に被害をもたらすもの。

ハリケーン

主にカリブ海やメキシコ湾で発生した熱帯低気圧。アメリカに被害をもたらすもの。

サイクロン

主にインド洋北西部で発生した熱帯低気圧。インドに被害をもたらすもの。

熱帯低気圧が発達して、強い風を伴ったものなんです。

ハリケーンやサイクロンがきたらどうしようと思われた方、心配はいりません!

日本に住んでいる限り、ハリケーンやサイクロンはきません…。笑

しかしながら最近では超大型で過去に例のないような台風が発生しています。自然災害に対して人間は無力です。みなさんのご家庭も自宅まわりの際確認や、万が一の備えも十分にしておきましょう。

 

我が家のブーム

ほのおのにっき 2019年11月20日

最近我が家でブームになっていること・・・それは『野球です』

私には小学5年生と3年生の息子がいますが、2人とも学童野球を1~2年前から始めました。私も野球をやっていたので、お父さんコーチとして指導に行かなければなりませんが、これまで多忙!?で、ほとんど参加できていませんでした。でも、今年から心を入れ替え、最近はお父さんコーチとして休日返上で子供たちと楽しくグランドで汗を流しています。消防士にとって体力は基本。一日中、子供たちと同じようにグランドで走り回ると良い運動になります。

子供たちを指導するのはとても難しいものですね。身体の大きい子から小さい子、運動のできる子、できない子、さらには泣き出してしまう子など様々です。それぞれの子供に合わせながらの指導は、中堅消防士の私にとって、消防の部下育成に通じるものがあると思っています。

そんな中、息子たちの野球の試合の影響からなのか、妻が野球に興味を持つようになりました。昔なら私がプロ野球中継を見ていると「つまらんからチャンネル変えて!何がおもしろいの?」と言っていたのがウソのように、今では地元プロ野球チームのファンになり、TV中継はもとより、家族で試合観戦に行くまでになりました。さらには、スコアブックの書き方まで独学で勉強しています。

妻は息子たちの試合は欠かさず応援に行き、一生懸命応援しています。

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長男の打席 ピッチャーゴロでした(-_-;)

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次男の打席 空振り三振でした(-_-;)

 

息子たちはまだまだ上手とはとても言えませんが、『好きこそものの上手なれ』という、ことわざのように夢中になってどんどん野球が上達し、いつか試合で活躍できる日がくること、そして我が家のブームも長く続いてくれることを期待します。

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“3:準備!4:逃げる!!5:命を守る行動!!!” 

ほのおのにっき 2019年11月15日

昨年西日本を中心に死者・行方不明を237人出した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)から1年と4か月が経ちました。

私の住む地域でも、被災された家屋も数多く残念ながら地元を離れる世帯もありました。この災害を受け、新たに危機管理型水位計の設置やハザードマップも作成され各戸に配布されました。インターネットや携帯電話等の普及により、タイムラインで河川の状況や様々な災害情報の共有が可能になってきています。

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(危機管理型水位計)

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また今年の5月からは大雨による災害発生の危険度と住民がとるべき行動を「5段階の警戒レベル」として表し気象庁や自治体から情報提供されることになりました。

これは、大雨注意報、大雨警報、大雨特別警報、土砂災害警戒警報などいろいろな言葉が使われ、また “避難指示と避難勧告”の違いが分かりづらいなどと言った声があがったためです。

関市においても、先月台風19号接近によりレベル3が発表されました。

ご存知でしたか??

:避難準備・高齢者の避難が必要となる」 「:全員避難」 「:命を守る行動」

今一度5段階のうちの3段階以上の行動確認と、いざという時のため、ひとりひとりがしっかりと “命を守る行動”ができるように普段から心がけていろろな準備をしておきましょう。

 

救急車のサイレンは鳴らさないで

ほのおのにっき 2019年11月14日

指令係員04-20191-11.14                                                                                                         

「はい消防119番です。火事ですか?救急車ですか?」

通報者

「あのね、救急車お願い・・⤴」若い女性の声

指令係員

「住所はどこですか?」

通報者

「何でもいいから早くここへ来てよ」

指令係員

「住所が分らないと救急車が出せないので、住所を教えてください」            

通報者

「○○町○○番地 ハイツ△△101号室□□□□でーす」

指令係員

「いくつの人がどうされたんですか」

 通報者

「28やけど、一週間前からおなかが痛いの」

   指令係員

 「一週間前からですか?病院へはかかってないですか・・・・・・・省略」

 通報者

 「じゃー救急車が来るとき、サイレン鳴らさないでね」

 指令係員

 「それはできません。法律で決まっていますので、ご理解ください」 

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毎日のように繰り返される「サイレンは鳴らさないで」という依頼は、後を絶ちません。

電話を切った後、指令係員同士顔を見合わせて一言「救急車ってタクシー替わりだったけ」と今日も頭を抱えています。

 

 ※ご近所の手前はあるかもしれませんが、救急車のサイレンは鳴らしていきます・鳴らさせていただきます。

ちょっとした運動を

ほのおのにっき 2019年11月13日

みなさん、こんにちは。

最近、だいぶ寒くなってきましたが、みなさんは風邪など引いて体調を崩していませんか? 風邪の予防には「手洗い・うがい」や「十分な睡眠」など、いろいろあります。

いろいろある中で、やっぱり大事なのが「運動」ですね!

 ちょっとした運動をすることで免疫力・抵抗力がアップすると言われているので、風邪予防にはとても効果的だと思います。

 

 そんな私も休日には二人の子供と共に公園に出かけたりします。

 休むことを知らない二人について行くだけでとても良い運動になります。

 

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まだまだ寒くなっていきます。

お体に気をつけてお過ごしください。

越冬(えっとう)

ほのおのにっき 2019年11月8日

7月初旬、朝の車両点検を実施していると・・・

車庫内にとても小さいコクワガタのオスを発見しました。

以前から、4歳になる息子が『虫を飼いたい』と言っていたので、このコクワガタを飼育することにしました。

 

夏場は活発に動いていたコクワガタが最近、おが粉の中から出てこなくなりました。

息子と一緒に眺めていても、ずっと出てきません。

そこで、いろいろ調べてみると・・・

コクワガタが冬眠に入ったのではないかと言うことです。厳密に言うと、昆虫の場合は冬眠とは言わず、越冬(冬を越す事)と言うらしいです。

冬眠と越冬の違いは・・・

 

冬眠・・低温の時期を、不活発な状態で動かないで乗り切ること。

越冬・・季節の変化がある地域において、生物が気温の低下する冬を乗り切ること。

 

そもそもコクワガタは1年以上生きるポテンシャルを持っています、当然、自然界のコクワガタは冬が到来すると寒いため、木の割れ目などの隙間に隠れて寒さをしのぎ、暖かくなるのを待つ。と言うことです。飼育しているコクワガタであれば、寒さをしのぐため、おが粉に埋もれて冬を越すと言うことですね!!

 

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もちろん、私たち人間も毎年、越冬をしなくてはなりません。

コクワガタと違って人間は、体温を調整するために暖房器具を使用したり、衣服で調整したり、暖かい鍋を食べたりと・・・

季節も11月に入り、とても寒くなってきました。特に朝晩と昼間の寒暖差が激しくなっています。

みなさん、体調管理には十分気をつけて、越冬しましょう!!

いい、お正月を迎えるために・・・!

 

※冬は、火災の発生しやすい時期でもあります。

火の元には、十分注意してください!!

人の道     

ほのおのにっき 2019年11月7日

「人の道」を辞書で引くと

人として生きていくうえで、守るべき事柄。人として踏み行うべき道筋。

と書いてあります。

私の職場のトイレには、「人の道」「つもりがち十カ条」が数年前から、一日に数回使うトイレで自分を見つるために、消防人としてだけではなく社会人として人の道に外れないようにと貼りつけてあります。

 

人の道                  つもりがち十カ条

1 忘れてはならぬものは  恩義     1 高いつもりで低いのが 教養

1 捨ててならぬものは  義理      1 低いつもりで高いのが 気位

1 人にあたえるものは  人情      1 深いつもりで浅いのが 知恵

1 繰返してならぬものは 過失      1 浅いつもりで深いのが 欲望

1 通してならのものは  我意      1 厚いつもりで薄いのが 人情

1 笑ってならのものは  人の失敗    1 薄いつもりで厚いのが 面皮

1 聞いてならぬものは  人の失敗    1 強いつもりで弱いのが 根性

1 お金でかえぬものは  信用      1 弱いつもりで強いのが 自我

1 多いつもりで少ないのが 分別

1 少ないつもりで多いのが 無駄

 

インターネットで検索すると「プロ社会人の八カ条」「心の八カ条」「人生の十カ条」など、いろんな八カ条や十カ条でありますので、みなさんも検索してはいかがでしょうか。

 

 

 

 

一万円選書

ほのおのにっき 2019年11月6日

7月某日に突然当選メールが送られてきました。

何の当選メールかというと北海道のとある書店が行っている「一万円選書」の当選メールでした。最近では多くのメディアにも取り上げられ、話題になっているものです。

当選メールには選書カルテと呼ばれるものが添付されており、今まで読んで印象に残っている本は?一番したいことは何ですか?何歳のときの自分が好きですか?などの質問が書かれており、それらの質問に回答したものを参考にして、店主の方がその人にあった本を選書してくれます。

選書カルテを送ってから数日後に本が郵送されてきました。普段全く自分では選ばないようなジャンルのものもありましたが、新たな発見や気づきをたくさん与えてくれるような本ばかりでした。

消防士として12年目を迎えましたが、業務の中でも新しい事などに挑戦し、新たな発見や気づきを求めていけたらと思います。

大人になると人に何かを選んでもらうことが少なくなりますが、たまにはいいもんだなぁと思いました。

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