ほのおのにっき

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毛細血管がいっぱい詰まっているところといえば・・・

ほのおのにっき 2018年2月8日

ここしかないでしょう!

「毛細血管がいっぱい詰まっているところわーきー(脇)!!」 

ですよね。

 

ですが、実際【脇】は毛細血管がいっぱい詰まっているところではなく、血管が皮膚の浅いところを走行しているだけなのです。でも、体には毛細血管が多く走行している(いっぱい詰まっている)ところはちゃんとあります。

例えば【鼻】。鼻の中には【キーゼルバッハ部位】というところがあって、「鼻出血」の好発部位といわれています。すなわち「鼻血」がでやすいところなのです。鼻血の約90%がここからの出血といわれています。

特に間もなく訪れる「花粉」の時期は鼻をかんだり、すすったり、強くこすったりすることで、この部分の血管が傷ついて鼻血がでることがあります。

 

私も花粉の時期は鼻がムズムズしてくると我慢できずに強くこすったり、時には鼻にティッシュを詰めて・・・ついつい「アレ」をしちゃうときも・・・。

「ドリル、ドリル、ドリルすんのかーい!」

当然ですが「鼻血」がでます。

ドリルは冗談ですが、このように鼻血に遭遇した場合、私はこのように止めています。

下の写真のように、鼻を親指と人差し指でつまんで数分間(10分くらい)この状態をキープします。これだけで【キーゼルバッハ部位】からでた鼻血は止まります。指で鼻をつまむと、【キーゼルバッハ部位】の圧迫止血になるのです。

圧迫止血と聞くと救急の講習などで聞いたことがある方もみえると思いますが、鼻血がでたときも圧迫止血なのです。

以前は私もこの方法は行っておらず、ティッシュで鼻栓をして対処していましたが、ティッシュの鼻栓も鼻栓を取ったときに、せっかく固まった血液を一緒に剥がしてしまうらしいのであまりよくないようです。

みなさんも鼻血がでたら一度試してみては?

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火災のお守り

ほのおのにっき 2018年2月7日

「ぎょぎょぎょ~」はさかなクン(魚類学者、タレント)の有名なセリフですね。

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「けぎょ」は漢字で「懸魚」と書きます。それはなに?と思われる方が多いでしょうが、じつは多くの方が子どもの頃から神社やお寺に行かれた時に見ていると思います!

 

この懸魚に興味を持ったわけは、妻の実家のある京都へ帰省し、初詣と子どもの合格祈願にお寺と神社へ行った時に、どちらにも似たような飾りが屋根の下にあることに気付き、これは何?と思ったことからでした。

 

 

 

この写真が「懸魚(けぎょ)」です。(写真の中の円印部分です)04-honoo4-20180207

「懸魚(けぎょ)」と火災、また「ぎょぎょぎょ~」との関係はなに?と思いますよね。

昔からお寺や神社などの木造建築は火災に弱く、ひとたび火災となると現在のような消火器具もないため、大きな被害となりました。

そこで、火除けの願いを込めて、建物に水に関係するものをつけることで、火による災いを防ごうとするようになりました。

水に関係する「もの」→「水生生物」→「魚」ということで、「魚」を屋根にかけておこう!ということから始まり、魚のままではなく、デザイン化されてきたそうです。

ちなみに、京都の知恩院というお寺には、魚以外の水生生物が隠れているそうですよ!

 

この懸魚は、庶民の家には付けられなかったそうですが、ある時代から庶民の間には、「水」などの文字を懸魚の飾るのと同じような位置に付けたりして、火除けの願をかけたそうです。

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さて、これらの効果は様々だったようで、実際に懸魚があった建物だけ火災から免れたという逸話もありますが、現代にはとっても心強い味方があります!

火災そのものを防ぐ効果はありませんが、火災の初期に煙を感知して知らせてくれる住宅用火災警報器(住警器)です!これで逃げ遅れなどを防げます。

条例で設置が義務となっていますので未設置の方はお早めに設置して下さい。

また、設置してから10年近く経つ家では取替えがおすすめです。電池切れや故障などでいざという時に鳴らない可能性があります。これでは「ぎょ、、、、」としてしまいますよね。

 

 

これを読まれた皆さん、町を歩く時や寺社へ行かれた時などに、ちょっと屋根などに目を向けてみると面白いかもしれませんね!(あ!美濃のうだつにもありますよ!)

日本初!泥んこ競走!?

ほのおのにっき 2018年2月6日

泥水の中をほふく前進で進み、壁を登ったり降りたり、

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うんていを渡り、消防士が普段使うロープも登ります!

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槍を投げ、30キロの丸い球体や米俵を運び、壁を乗り越え、重りを引っ張り、クライミングし、炎を飛び越えるなど、約5キロのコースに障害物があり、突破してゴールを目指すレース!

それがリーボック主催の障害物競争スパルタンレース!

過酷なレースだけれど、楽しい!!!ただ障害物を乗り越えられなかった場合は、バービージャンプといって腕立てとジャンプを交互に30回しなければならない罰ゲームが課せられます。日本初開催にも関わらず、5,109人の10代から60代まで様々な年代の方が参加しました。

過酷だからこそ頑張れる!!!消防で使う筋肉を使うことが多い!!

仲間と一緒に協力してもOK!!そんな障害物レースに昨年の夏に友人3人と参加してきました。

 

普段から体を動かしているおかげか、筋肉痛はありませんでしたが、

身体の色々なところに擦り傷がありました。

擦り傷とともに完走者にだけもらえるメダルと楽しい思い出が残りました♪

また参加できるよう、トレーニングに励んでいきます!

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冬の風邪に負けない!

ほのおのにっき 2018年2月2日

2月上旬、冬真っ只中ですね。

まだまだ風邪やインフルエンザが流行っています。

体調管理はしっかりできていますか?

私の職場には冬になると、空気の乾燥防止、そして風邪予防のためとても頼りになるものがあります。

それは「加湿機能付き空気清浄器」です。04渡邉翔

部屋を適度に加湿することで、空気中に風邪ウイルスが浮遊しづらく、活動しづらい環境になり、風邪ウイルスの空気感染が抑えられます。

みなさんが子供の頃や、自分のお子さんに「人の嫌がることはしてはいけない!」と教えられたり、教えたりしていると思いますが、風邪ウイルスに対してはどんどん嫌がることをしていいと思います。

手洗い、うがいなども風邪ウイルスが嫌がることなので、私はこまめにやっています。

 

これだけでなく、私はさらに別の風邪予防策も行っています。

私はお茶が好きなこともあって、毎当直2Lのペットボトルのお茶を持って職場に行っています。04渡邉翔2

冬は空気が乾燥しやすい季節ですので、できるだけ喉が渇く前にお茶を飲んで、喉を潤わせています。

そしてもう一つは、お茶には「茶カテキン」という成分が含まれており、これが風邪予防に効果的だといわれています。

私たちは、あらゆる現場で体を使う仕事です。万全な体調で活動するためには、体調管理も重要な仕事だと思っています。

手洗い、うがい、加湿器、お茶で風邪ウイルスをやっつけます!

AEDってどこにあるの?

ほのおのにっき 2018年2月1日

04-honoo1-20180201よく救急講習などで質問されます。

 

「AEDってどこにあるの?」

 

消防署では全てを把握していません。

というのも、会社や店舗など任意で設置しているものについては情報が入ってこないからです。

 

そんな中で、誰でも調べることができるツールをご紹介します。

 

 

〇 県有施設

県有施設におけるAEDの設置場所は、県が作成した県有施設AEDマップにより情報を公開しています。

<県有施設AEDマップのURL>

https://gis-gifu.jp/gifu/maps.action?mp=P10347,_default&ll=136.9645236,35.7549526&z=10

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〇 AED設置登録情報システム(財団全国AEDマップ)

AEDマップを基本としたスマートフォンアプリ「QQ・MAP Ver1.0」が配信されています。GPSと連動しており、現在地からAEDの設置施設などを検索することができます。

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もし、身の回りの人が倒れAEDが必要になった時、どこにAEDが設置されているか知っていますか?

あなたの家族、身の回りの人を救うために、AEDの設置施設を確認してみましょう。

消防ホースの収納方法

ほのおのにっき 2018年1月31日

私たち消防士が使用している消防ホースにはいくつかの収納方法(巻き方)があります。ただ単純に車両に積んである訳ではありません。素早くホースを延ばし1秒でも早く火を消すことはもちろん、様々な現場の状況に応じて消防ホースを使い分けています。その収納方法にはそれぞれ名前があり、用途ごとによって使い分けています。その中で代表的な「2重巻き」、「島田巻き」、「狭所巻き」といった収納方法を紹介します。

【2重巻き】

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ホースを真ん中で二つに折り、端から2重にぐるぐる巻いたもの。平坦な場所や坂(下り)で転がすようにしてホースを延ばして使用し、主に車両や棚等の収納にむいています。

【島田巻き】

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ホースをジグザグに折りたたみ重ねたもの。バンド等で固定し、肩にかけて搬送するだけで、重なったホースが延びるもの。直線上でホースを延ばしたい場所はもちろん、二重巻きでは難しいとされる階段や坂(上り)のホース延長にむいている。

【狭所巻き】

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大き目の輪を作るようにぐるぐると巻き、三つ折りにたたんだもの。ホースを搬送後、円になるようにホースを広げて使用する。ベランダ等狭い場所でもホースに充水することができます。

 

このようにホースの収納1つとっても、先人たちの知恵や工夫が盛り込まれており、日々進化しています。ただホースを延ばすだけだと思うかもしれませんが、消防で使用するホースは家庭用のホースとは違い、太く重いため、容易には延ばせません。また、延ばしたホースが途中で折れ曲がっていると水の勢いが弱くなり、先から出る水の量も少なくなってしまいます。ホース延長は消火活動をする上での要であり、それを怠ると後の活動に大きく影響してくるのです。「ホース延長を制するものは火災戦闘を制す」(私が勝手に作った言葉ですが。。。)私が消防署に配属された当時、ホースを上手く延ばせない事が原因で上司に厳しく指導して頂いたことを今でも思い出します。水は私たち消防士にとって生命線であることから、ホース延長にはこだわらなければいけないところなのです。

知恵や工夫は全て人の疑問から生まれるものです。私も現状に満足せず、様々なことに広く関心を持ち、日々疑問をもって仕事に励んでいきたいと思います。

「カローリング」??

ほのおのにっき 2018年1月30日

あと10日余りで「平昌冬季オリンピック」が開催されます。さて、日本勢のメダル獲得は?

ところで皆さんは氷上のスポーツ「カーリング」ってご存知ですよね? じゃあ「カローリング」はどうですか?・・・

 

「何それっ!」「聞いた事もない!」・・・ですよね(笑)

 

04-honoo1-20180130実は、この「カローリング」、カーリングからヒントを得て、今から25年ほど前に体育館などのフロア(床面)を利用して全世代で楽しむことのできるスポーツとして誕生したもので、 底面に3つの車輪が ついた「ジェットローラー」と呼ばれる円盤をストーンの代わりに使用し、直径90cmの ポイントゾーンに向けて、相手チームのプレイヤーと交互にスローイングして得点を競う ゲームです。

 

今から20年ほど前、私の住む地域では、ソフトバレー、野球、ソフトボール、バトミントン、テニスなど様々なスポーツが盛んに行われていました。しかし、これも限られた年代ということで、何か幅広い年代で楽しめるスポーツを普及させようと探していたところ、この「カローリング」の存在を知り、「よしっ、これだ!」と言うことで、私を含め、当時の体育指導員(現スポーツ推進委員)が審判員の資格を取得し、始めたのがきっかけとなりました。また、どうせやるなら全国規模の大会も開催しようと盛り上がり、畏れ多くもその名も「カロ-リング・ジャパンカップ」と勝手に命名し、平成14年から大会を始め、昨年で16回を迎えることができました。

開催当初は、その名にも恥じぬ全国各地から参加者もありましたが、近年はちょっと寂しいことに東海地区に限られているようです。しかし、中には車椅子での参加者もあり、毎回60チーム180名近くが参加し盛大に開催され、これまでの最年少は6歳、最年長は何と89歳という正に老若男女を問わず幅広い年代で楽しんでいただいています。

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ところで、消防と何が関係あるの?と思う方もいるかも知れませんが、実際にやってみるとこれが中々奥の深~いスポーツ!! 相手との駆け引きは勿論、どこにジェットローラーを運ぼうか。どうやって相手をはじき出そうか。・・・と消防に必要な「集中力」「的確な判断」も養えるスポーツと言えるのでは???

 

毎年7月には「カローリング 日本平成村カップ」、11月には「カローリング・ジャパンカップ」の大会を開催しています。ちょっとでも興味を持たれた方は、是非、友人、職場の仲間、家族などでチーム(3名)を作って参加してみてください。

 

追伸

毎回、1チーム1,500円の参加料にも関わらず、全チームに参加料以上の豪華賞品(地域特産品)が頂けるのも、この大会ならではの名物?となっています(笑)

今日は何の日?

ほのおのにっき 2018年1月26日

早速ですが問題です。

1月26日は何の日かわかりますか?

①大相撲の貴花田が19歳5ヶ月の史上最年少で幕内最高優勝した日

②法隆寺の金堂で火災が発生した日

③アメリカで史上2例目となる八つ子が生まれた日









 

答えは・・・全て1月26日の出来事です(笑)

他にも様々な出来事がありますが、【ほのおのにっき】ということで、

今回は②法隆寺の金堂で火災が発生した日、

いわゆる『文化財防火デー』についてお話しします。

昭和24年1月26日、奈良県に現存する世界最古の木造建築物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の壁画の大半が焼損してしまいました。

その後、昭和29年11月3日に金堂は復元されましたが、今後このようなことが起きないよう、文化財を保護していく普及啓発活動事業の一環として、昭和30年に1月26日を文化財防火デーに定め、文化財を守る活動が各地で行なわれるようになりました。

 

私が勤務する武儀地域にも様々な文化財があり、その一つに大日山日龍峯寺があります。俗に高澤観音と呼ばれており、国指定文化財の多宝塔や県指定文化財の本堂などがあります。

文化財防火デーの日には、訓練用の消火器を使用した消火訓練や、設置されている消防用設備等が適切に維持管理できているかを確認する立入検査を行います。地域の宝である文化財のため熱心に消防訓練に取り組む関係者の姿に、私達の指導もいつも以上に熱が入ります!!

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1年のこの日に、地域の文化財に赴き、防火に対する意識を高め、みんなで協力して文化財を後世まで守っていきましょう!!!

ほのおのにっき 2018年1月25日

岐阜県を代表する河川、清流『長良川』。

当消防本部の管内(関市・美濃市)にも長良川は流れており、中濃地区の豊かな土壌を育む源(みなもと)となっていることはもちろん、釣りや遊泳などを楽しむこともあったり、悲しいことに水害や水難事故が発生したり、我々の職務とも深いつながりがあります。

さて、今回はそんな長良川に架かる『橋』に注目してみようと思います。

・・・・・・・・・調査してきました!!

 

まず、『橋の数は13本』あります。※1

上流から順に神母(かんも)橋⇒上河和(かみこうわ)大橋⇒洲原(すはら)橋⇒新立花(しんたちばな)橋⇒立花(たちばな)橋⇒新美濃(しんみの)橋⇒美濃(みの)橋⇒下渡(しもわたり)橋⇒山崎(やまさき)大橋⇒鮎之瀬(あゆのせ)橋⇒鮎之瀬(あゆのせ)大橋⇒千疋(せんびき)大橋⇒岐関(ぎせき)大橋が架かっております。

結構少なくないですか?私はもっと多いと思っていたのですが、本数にしてみると意外と13本しか架かっていませんでした。やはり川幅の広い長良川となると橋を架けるのも大変なのでしょうね。

 

さて、本数がわかったところで、さらに注目したいことがあります。
それは『橋梁(きょうりょう)形式』と呼ばれる、橋の構造についてです。

構造が単純で、建設費も比較的安い『桁橋』※2

柳のごとく柔軟な『吊り橋』※3

深い渓谷など橋脚を建設できない場合の『アーチ橋』

など様々な形式がありますが、今回紹介したいのは・・・
これです!↓

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『トラス橋』です。※写真は鮎之瀬橋を撮影したものです。

メリットは剛性の高さ、つまり丈夫ってことです。
でも、そんなことより僕はこの見た目が好きですね♪
幾何学模様みたいで綺麗じゃないですか♪

この橋の他にもトラス橋は管内のあちこちでみられ、上記13本のうち上河和大橋・洲原橋・新立花橋・下渡橋・山崎大橋・鮎之瀬橋・千疋大橋の計7本がトラス橋に分類されます。

 

今回紹介したほかにも、津保川・武儀川・板取川・今川などのいわゆる支流・分流に架かる橋から小さな用水に架かる名も無い橋まで、我々の生活には欠かせない存在となっている『橋』

普段何気なく通っていた『縁の下の力持ち』に注目してみると、意外な発見があるかもしれませんよ~♪

 

※1 『橋の数』

当消防本部管内(関市・美濃市)の長良川の右岸と左岸を結ぶ橋を調査対象としました。※4

(東海北陸自動車道・東海環状自動車道及び長良川鉄道の橋を除く)

 

※2 『桁橋』 写真は岐関大橋を撮影したものです。

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※3 『吊り橋』 写真は美濃橋を撮影したものです。

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※4 『右岸と左岸』

河川の上流から下流をみて、右手側の岸を右岸(うがん)と呼び、左手側の岸を左岸(さがん)と呼びます。

こどもの持つ力

ほのおのにっき 2018年1月24日

昨年の秋、火災予防運動の一環で保育園の年長さんたちに火災予防を呼びかけてもらおうと消防署と一緒に防火啓発活動を実施しました。

場所は、関市武芸川町内のとあるスーパーマーケット。

会場に準備された銀色、紺色、黄色の子供用に作られた3種類の消防の服。子供たちは、それを見るなり「わぁ~」という大きな歓声。子供たちのテンションは一気に最高潮に達しました(笑)

子供たちは、思い思いに自分の気に入った消防の服を身にまといました。ひとりの子は銀色に輝く火事の時に着る防火服。もうひとりの子は、「オレンジがいい~」と言って真っ先に救助服へ。オーソドックスに紺色の制服を選ぶ子も。

準備が整った子供たちに、「みんな火事は嫌いだよね~?これからお店に来る人に何て声をかけたら火事が起きなくなるかな?」 子供たちは、「う~ん」と考えた後、「たばこをやめればいい」とか「火を使わなきゃいい」などいろんな意見が出ました。その中で「火事に気をつけてください」に決まりました。

子供たちは、お店の玄関先に並んで待ちます。そして、お客さんがみえると大きな声で「火事に気をつけてください」と言って火災予防のチラシなどを手渡します。受け取った人は、子供たちの愛くるしさに満面の笑顔。あちらこちらで聞こえてくる子供たちの可愛い声。そして、至るところではじける満面の笑顔。会場は、あたかもにぎやかな花が咲いたようでした。

自分たちのような大人がやってもこんな雰囲気は作れないだろうなと、あらためて「こどもの持つ力」に感心させられる一日でした。

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