ほのおのにっき

ほのおのにっき

出動してないときは…

暑くなってきましたね。

 

今日は、消防車や、救急車に乗っていない時(出動していない時)、

消防士は何をしているのか、について調査をしてきました。

 

車庫から、金属を削る音がしてきたので、近づいてみると、

Sさんがグラインダーを使って、円盤状のもののサビを削っていました。

 

 

「何に使うものですか?」と聞いてみると、、、

 

水難救助現場や訓練の時に使用する「ブイ」の重りの補修をしている、

とのことでした。

サビを取って、

キレイにしたのち、オレンジ色の塗装をするそうです。

 

この「重り」、塗装をした状態のものも販売されているそうですが、

なかなかいいお値段するそうで…

 

自分たちでメンテナンスできるものは、メンテナンスをしながら

大切に使っています。

 

 

さらに、用具をしまっておく棚なども使いやすいよう

工夫して作製してしまう、器用な消防士さんもいます。

 

その器具をいざ使用する、となった時に破損して使えない、なんてことのないように、

車両・装備・機材のメンテナンスも、消防士の大切なお仕事なのです。

 

救急車・消防車で出動しているだけでなく

そういった「ものづくり」に関連した業務も、実はあるんですよ。

 

「ものづくり」が好きな方、中濃消防で、その技能、活かしてみませんか?

 

 

中濃消防では、ただいま 令和5年度新規採用職員を募集しております。

 

受付期間は

令和4年7月25日(月)~8月5日(金)

午前8時30分~午後5時15分(土・日・祝日は除く)

と、なっており、現在中濃消防組合総務課にて申込書類を配布しております。

 

消防のお仕事に興味のある方・ものづくりにも興味のある方、中濃消防組合へ!

お待ちしています!!!

 

暑熱順化トレーニング~暑さに負けるな!~

ほのおのにっき 2022年7月8日

中濃消防組合では、毎年6月の1ヶ月間を「職場安全衛生月間」として、快適な職場環境づくりに取り組んでいます。

その一環として、美濃消防署では真夏の暑さにも耐え得る体をつくるため「暑熱順化トレーニング」を行っています(6月以降も継続して行っています)。

暑熱順化とは、簡単に言えば「暑さに体を慣らすこと」です。

私たちは真夏の暑い日差しの中でも、火災が発生すれば防火衣を着て出動し消火活動や救助活動をしなければなりません。

市民の皆さんが助けを求めている中、過酷な暑さの中でも私たち消防士が円滑に活動できるように「事前に暑さに体を慣らしておこう!」というわけです。

下の写真を見ていただければお分かりのとおり・・・

☝長さ20mのホースを延長→車両まで戻ってセッティング・・・これを全力で何回も行います。

 

私たちが着用する防火衣は約10kgあります。

火災時の暑さから身を守るため、通気性が悪く、かなり暑いです。

もちろん、汗もたくさん出ます。

実際の火災でもこのようにホースを延長していきますので、火災戦闘の訓練になる、暑熱順化にもなる、一石二鳥のトレーニング方法です。

熱中症には気を付けつつ暑熱順化トレーニングにより体が暑さに慣れ、真夏の暑さに少しでも順応できるように頑張っていきたいです。

火災は冬の空気が乾燥した時期に多く発生していますが、夏にも火災は発生しています。

皆さんも熱中症と火の取扱いには十分注意していただき、暑い夏を乗り切りましょう!

 

 

プール採水口を使用した放水訓練

ほのおのにっき 2022年7月7日

関消防署 西分署ではプール採水口を使用した放水訓練を実施しました。

一般的な25mプールには何ℓの水が入っていると思いますか?
長さ25m幅12m深さ1.2mの場合なんと360,000ℓ(360㎥)もの水が入っています!
火災現場で消防車が水を補給するための防火水槽が一般的に40,000ℓ(40㎥)であることからも、とてもたくさんの水がプールには入っています。この大量の水を火災の時に有効に使えるよう、プールには採水口がついていることがあります。
採水口は次の写真のように蓋と特殊な工具で回すことができる蛇口がついています。


蓋を開けるとネジが切ってありますので、ここに消防車と接続するための金具を取り付けます。


その後特殊な工具で蛇口を回せばプールの水を消防車に取り入れることができます。


消防署では様々な訓練を行っています。
火災現場ではどこから消防車に水を補給するかがとても重要です。消火栓や防火水槽が近くにあればよいですが、それらが無い場合は、川や用水から水を吸い上げたり、10,000ℓ(10㎥)の水を積載した水槽車が出動したりします。プール採水口から消防車に水を補給することも火災現場での一つの選択肢として有効です。

災害が無いことが1番ですが、万が一災害が発生した場合に対応できるようこれからも様々な訓練を行っていきます。

消防水利を点検しています

ほのおのにっき 2022年7月5日

 消防署では、いつどこで火事が発生しても、早期に消火できるように、

定期的に消火栓や防火水槽などの消防水利を点検しています。

 

 

点検では、消火栓の蓋は容易に開ける事ができるのか、消火栓内のバルブの開閉操作はスムーズか、

防火水槽の水量は減っていないかなどを確認し、火災発生時に迅速な活動ができるように備えています。

 

ちなみに中濃消防組合の管内(関市、美濃市)には、

4000個以上の消防水利(消火栓、防火水槽)が設置されており、

職員が一つひとつ点検を実施しています。

 

職員数の少ない出張所でも、消防車と救急車の2台で点検に出向し、

点検中であってもあらゆる災害に対応できるようにしています。

 

点検中は、やむを得ず一時的に路上に駐車させる場合がありますので、

ご迷惑をおかけしますが、皆さまのご理解とご協力をお願いします。

 

また、火災発生時に消火栓や防火水槽の付近に違法に駐車された車両がある場合、

消火活動に支障をきたすおそれがありますので、

消防水利の付近には駐車しないようにご協力をお願いします。

 

※道路交通法で消火栓や防火水槽から5m以内の部分への駐車は禁止されています。

緊急車両大集結!! 

ほのおのにっき 2022年7月1日

令和4年6月18日(土)、関市が主催で『せき市民防災フェア』が開催されました。

関消防署もはしご車の展示及び搭乗体験を実施してもらうため、催し物に参加させていただきました。

他にも警察のパトカーや白バイ、機動隊のウニモグ、国土交通省の照明車などが防災フェアに参加していました。

今年は、な、な、なんとはしご車のバスケット部に乗り、高さ約30mの位置まで上がってもらうことを企画しました。

子供だけなくお父さん、お母さんも一緒に体験してもらい、子供はかなり高い位置へ行くため怖がると思いきや、『全然へーき!!まだまだいける!!』とケロっとしていました。むしろ親御さんの方が『高いのは苦手』と苦笑いでした。(笑)

しかし、慣れてくると『風が気持ちいい!』とすごく喜んでいただきました。

過去には、はしご車のバスケット部が高く上がるところを地上から見ることはあっても、実際にバスケット部に乗り、高いところまで行くことはなかったため、体験者の方々からは『いい経験ができました』、『とても楽しかったー』、『一度は乗ってみたかった』と嬉しい言葉の数々をいただきました。

しかもコロナ禍でありながら、はしご車搭乗体験は、コロナ感染防止対策を万全とし、47組129人の方に体験してもらいました。はしご車が丸1日稼働することは珍しく、きっとはしご車も嬉しかったに違いありません。(笑)

また、はしご車搭乗体験を企画した際には、高いところが苦手な方には難しいですが、いい思い出になること間違いなしですので、ぜひ、参加してみてくださいね!!

 

長くて楽しい「夏」の到来です!!

ほのおのにっき 2022年6月30日

6月なのに、梅雨明け!! もうすでに「夏」真っ盛りとなりました。

関市の洞戸・板取地区は、清流の「板取川」が流れていますので、河原でのバーベキューや川に入っての遊泳・鮎釣りなど、県内外問わず川のレジャーを楽しむ人が多く訪れます。しかし、残念なことに板取川では、毎年のように水難事故が発生しています。

その水難事故に備えるため今回の訓練では、溺れた人に接触するまでの経路や河原からの搬送経路、そして危険箇所を把握した後、実際に溺れた人と見立てた訓練人形を使用して搬送訓練を行いました。

ただ、今回訓練を行った河原を見渡してみると、大量のごみが捨ててありました。

(ゴミ拾い中)             (ゴミ拾い後)

私たちは水難事故に備え準備をしています。

事故なく無事に帰っていただくことが1番の願いですが、楽しんだ後の「最低限のマナー」を守って、楽しい夏の思い出をたくさん作っていただけたらと思います。

 

 

消防救助技術東海地区指導会 ~ほふく救出~

ほのおのにっき 2022年6月28日

令和4年7月30日(土)に開催される、消防救助技術東海地区指導会に、中濃消防組合からは「ロープブリッジ救出」と「ほふく救出」の2種目にエントリーしています。

今日は、「ほふく救出」という種目をご紹介します。

この競技は、1人が空気呼吸器を着装して、長さ8メートルの煙道内を検索し、

要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送し、そのタイムを競うものです。

ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練となります。

簡単に競技の流れを説明すると、

「よーい、スタート!!!」の声で、二人の選手が走り出します。

一人は、背中に空気呼吸器を背負い、顔には「面体」と呼ばれる顔を覆うマスクを装着します。

もう一人が、空気呼吸器を背負った隊員の両足に、ロープをくくり付けます。

このロープは、煙道に入った隊員にもしものことがあった時に、隊員をひっぱって助けるための命綱です。

準備が整ったら、空気呼吸器を背負った隊員は、煙道のなかに突入していきます。

8メートルの長さの煙道の先には、要救助者役の隊員が仰向けに寝ています。

要救助者を抱き起し、要救助者の体にロープを結び付け、このロープを引っ張って、要救助者を煙道の外まで出し、救助者の二人で、要救助者を担いで安全な場所まで運ぶ、という競技になります。

「ロープブリッジ救出」と同じく、こちらも安全性とタイムを競うものです。

どちらも早く、正確に、要救助者を安全な場所まで運ぶための訓練です。

「ほふく救出」に出場する選手は、滝のような汗をかきながら、何度も煙道に入ったり、ロープを結ぶ練習をしていました。

1秒でも早いタイムを出したい、そんな熱意を感じました。

 

中濃消防の若手隊員の晴れ舞台です。

今年は50回目の記念大会ということで、東海地区指導会の様子が公開されます。

この機会にぜひ、普段見ることのない競技や、消防職員の努力の成果をご覧ください!

そして、中濃消防の選手たちに皆様の熱いご声援をお願いいたします。

 

~第50回消防救助技術東海地区指導会のご案内~

日時:令和4年7月30日(土) 10時から17時まで

場所:イオンモール熱田店 東側駐車場(名古屋市熱田区六野1丁目2-11)

 

 

オレンジ色

ほのおのにっき 2022年6月24日

7月8日に公開される映画「モエカレはオレンジ色」は

消防職員と女子高生の恋を描いた漫画が原作です。

モエカレはオレンジ色、のオレンジ色とは…

消防職員が着用する被服の色です。

中濃消防組合でも、「救助服」はオレンジ色です。

この、「オレンジ」たちの熱い夏が、始まっています。

消防救助の甲子園、とも呼ばれる「消防技術東海地区指導会」が7月に開催されるため、

選手に選ばれた中濃消防の「オレンジ」たちは、勤務の合間を縫って、練習に励んでいます。

地上から約7メートルの高さに、水平に張られたロープを渡って、要救助者を救出ロープに吊り下げて引っ張って救出したのち、脱出する「ロープブリッジ救出」という種目にエントリーしているので、

この時期は毎日のように練習が行われています。

この競技は、スタートしてから、要救助者を救出し、脱出するまでの時間と、救助の手順に危険性はないか、などの細かい部分までチェックされます。

全国大会で優勝を目指しているようなチームは、これらを30秒台でやり終える、というから驚きです。

我らが中濃消防のオレンジたちは、30秒台、とまではいかないにしても、全国大会出場を目標に、1秒でも早く、正確な手順で作業が行えるよう、来る日も来る日も頑張っています。

中濃消防のオレンジたちが、より一層頑張れるように、皆様のご声援をよろしくお願い致します。

さらに、今年は50回目の記念大会のため、愛知県名古屋市の「イオンモール熱田」にて行われます。

この機会に、ぜひ消防職員の技術の高さ・団結力・熱意をご覧になってはいかがでしょうか。

 

(ロープブリッジ救出)

50回消防救助技術東海地区指導会のご案内

日時:令和4年7月30日(土) 10時から17時まで

場所:イオンモール熱田店 東側駐車場(名古屋市熱田区六野1丁目211)

抜け殻

ほのおのにっき 2022年6月21日

 

これ、いったい何でしょうか?

まるで脱ぎたてほやほやの抜け殻のよう。

 

実はこれ、火災・救助など、災害現場へ出場するときに着装する服のズボンと靴です。

 

おうちで、こんな風に靴とズボンを脱いで放置していたら、

間違いなく、家族の誰か(特に、お洗濯を担当される方)に怒られますよね。

 

消防署では通報があってから、(場所や道路状況により異なりますが)

火災現場まで10分以内に到着することを目指しています。

 

そのため、消防職員が自分の装備を整えるために与えられた時間は、約1分。

 

その1分の間に、活動服の上に防火服を着て、

消防車に乗り込んで出動しなければなりません。

 

一刻も速く、装備を整えるために、

靴とズボンをこの抜け殻の状態にしておき、

足を入れたと同時に、靴とズボンをガッと一気に履く。

 

一分一秒でも早く現場に到着し、消火活動をするための工夫です。

 

さらに、こちらの防火衣の重さは、約7キロ。

 

この7キロもある服を1分以内に着装するのです。

 

7キロの衣服を1分以内に着る…

 

ちょっとピンときませんね…。

 

普段来ている服でもいいので、上着とズボンを着て、靴まで履いて

お出かけできる状態になるのに、何秒かかるか測ってみてください。

 

「7キロの防火衣を1分で着る」ことのすごさがきっとわかってもらえると思います。

 

もし、1分以内に着れた!

という方は、消防士の素質あり!ということで、

ぜひ、中濃消防の採用試験を受けてください!!!

 

(たまに、消防車の横に、この抜け殻の状態で置かれている防火衣を見て、

誰かがしゃがんで作業している姿に見えてしまい、

「おつかれさまです」と声をかけてしまったことが何回もあることは

ここだけの秘密にしてください)

 

~現役消防職員の生の声が聞ける公務員合同採用説明会のご案内~

日時: 7月16日(土)

10時~15時まで

場所: 関市文化会館 第3・第4会議室 (関市桜本町2丁目30-1)

総務課からのお知らせでした   

 

 

 

危険物安全週間の実施

ほのおのにっき 2022年6月17日

危険物安全週間に伴い関市・美濃市にある、ガソリンスタンドなどの危険物施設を対象に消防訓練指導や立入検査を実施しました。

中濃消防組合では、危険物に関する各種業務は消防本部予防課員数名で行っています。

今回の危険物施設への合同立入検査では、危険物施設になれない消防署員への教育・指導という意味を込めて、予防課員は一歩下がり見守る形で、管轄の消防署員が主として立入検査を実施しました。

消防署員は、危険物施設以外の店舗や事業所の立入検査などは普段から行っています。

しかし、消防署員は事前に勉強していましたが、危険物施設の立入検査になれていないためか、額から大量の冷や汗を流しながら、危険物施設の関係者に説明しながら、一生懸命に立入検査を行いました。

危険物施設での事故はいったん起こると、大惨事につながってしまうことがあります。

生活していく上では、必要なものです、取扱には十分注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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