ほのおのにっき

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懸垂 ~チンニング~

ほのおのにっき 2022年2月3日

私は関消防署に勤務している、二年目の消防職員です。

今回は、私たち消防職員が体力錬成の一環として行っている「懸垂」について紹介します。

懸垂は、私たち中濃消防組合の採用試験(体力試験)でも実施されており、消防職員としても求められる筋力を身につけていくことができるトレーニングです。

そこで今日はみなさんに、そんな「懸垂」についてもっと知っていただこうと思います。

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懸垂とは別名「チンニング」とも言われており、鉄棒などにぶら下がって身体を持ち上げるトレーニングです。懸垂を行うことによる身体への効果は、「筋力・体力の向上」や「肩回りのストレッチ」など、たくさんあると言われています。

その効果の中で、私が特に注目してほしい効果は、「肩回りのストレッチ」と「姿勢が良くなる」という2点です。

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コロナ禍で在宅ワークやリモート会議といったように、パソコンと向かい合う日が増えたという方も多いのではないでしょうか。それにより、肩が凝りやすくなり、姿勢も悪くなるということで、悩んでいる方もいらっしゃると思います。そんなときに、気分転換として懸垂を一日の習慣にしてみると、身体にも変化があるかもしれません。懸垂ときくと、すごくハードなトレーニングという印象をもたれる方も多いと思いますが、懸垂はぶら下がっているだけでも効果があると言われており、身体を持ち上げることができない方でも、ぶら下がっているだけで「肩回りのストレッチ」や「姿勢が良くなる」という効果が期待されます。簡単だと思いませんか?

そして、懸垂に初めて挑戦したいという方は、最初はぶら下がるということから始め、できる方はそこから自分の筋力に合わせて無理のないように1回・2回…と回数を増やしてみてください。今よりももっと心身ともにパワーアップした、魅力的自分自身に出会えると思います!パワー!!(な○や○きん○○ん風)

ただ、ケガにも繋がりますので、決して無理だけはしないでくださいね。

みなさんも、そんな懸垂“チンニング”をはじめてみてはいかがですか!??

 

中濃Fサッカー(中濃消防組合サッカーチーム)

ほのおのにっき 2022年2月2日

あまり知られていないかもしれませんが、中濃消防組合にはサッカーチームがあることをご存知でしょうか。正式にサークルとして活動をしているわけではありませんが、中池かわせみスタジアム(陸上競技場)を借り、県内外の社会人チームとナイターで交流戦を行っています。

令和元年までは愛知県のチームも招待し、年間4~5回開催していたのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で令和2年度は活動なし、令和3年度は「関の社会人&消防」で、11月に1回だけ活動できました。

スタジアム付きの天然芝のナイターという、まるでプロのようなシチュエーションでサッカーができます。ガチガチの試合ではなく、体力増強のレクリエーション感覚でサッカーを楽しむ目的で開催していますので、勝ち負け、上手下手関係なく、楽しみます。このような社会人同士のつながり、交流はとても楽しく、貴重です。

スポーツ(=集団競技)でかける言葉は消防活動に通じます。

個々のスキルを最大限発揮して、チームに貢献しよう!

声を掛け合おう!

危険な場面はカバーしよう!など

サッカーに限らず、スポーツは良いものですね。

 

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愛機のメンテナンス

ほのおのにっき 2022年1月27日

みなさんは「おうち時間」をどのように過ごされていますか?

私にとっての「おうち時間」は、趣味の釣り道具(竿やリール等)自称「愛機」をメンテナンスすることです。ハイシーズンは釣行ばかり優先しがちで、ついついメンテナンスを後回しにしていましたが、酷使された道具は摩耗し、汚れが蓄積し劣化が早くなります。

私は大切な「愛機」を少しでも長く使いたいので、定期的にメンテナンスしています。しかし、単純にメンテナンスといっても、200個近いパーツを分解するのは相当神経を使います。過去には再度組み立てることができずに再起不能になってしまった物も…泣

今では、自分の使用用途に適したセッティングが出せるように、オイルやグリスの種類を変更し、パーツをカスタムすることもあります。このように「分解・洗浄・組み上げ」の工程に慣れてくると、自然と道具の構造が理解できるようになってきます。

さて、私たちの仕事にとっても使用する資機材の仕組みを理解することは、より適切な使用方法を知るだけでなく、万一の事故防止にも繋がります。つい先日、消防士にとって、無くてはならない「ホース」のメンテナンスを行いました。

すると、今まで頭の中だけで理解していた構造を実際に手に取り、観察することで多くの発見がありました。もちろん、メンテナンスをすることで使用感も良くなりました。恥ずかしながら、釣り以外の機械系はあまり得意でない私ですが、せっかくの「釣り」を通して得た技術を仕事に活かせるようにしたいです。

こちらはメンテナンス中のリールです。ベアリングやギアの摩耗具合を確認しながらニヤニヤしています。(笑)

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緑色のある生活

ほのおのにっき 2022年1月26日

皆さん、お家に緑色はありますか?

緑色には多くの癒し効果があります。近年では、緑色の効果が科学的にも明らかにされています。

緑色がもつ特徴は、木や森林をイメージさせ、見る人の気持ちを穏やかにさせてくれます。

話が少し変わりまして、皆さんがよく見かける誘導灯は緑色ですよね!これには理由があります。【心を落ち着かせる緑色、安全色の緑色】と言われて、有事の際に避難する人々の動揺を少しでも抑える狙いが込められています。皆さん知っていましたか?

現在、私の家では玄関足マット・カーテン・ベッドの敷布団が緑色で、妻の許可を得ながら家具緑色化計画が進んでいます!

家具緑色化計画が進むにあたって、緑色つながりで観葉植物にとても魅力を感じて、観葉植物屋さんめぐりを休日にしています。最近はミニサボテンを購入しました。朝サボテンに水をあげ成長を見るのも心の癒しになっています!!(実はサボテンの水やりの頻度は2週間に1回なので、簡単なのでオススメです!)

是非皆さんの家も緑色を生活に取り入れ、リラックス効果や癒しを感じてみてください。

 

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誘導灯

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早めになおそう

ほのおのにっき 2022年1月25日

空気が乾燥し寒い日々が続いています。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

消防署の業務のひとつに防火対象物立入検査というものがあり、防火対象物の消防用設備等の設置・維持管理や防火管理の状況が消防法に適合しているかを検査するもので、この立入検査で不備があれば、消防法に適合した状態に改修するように指導します。

万が一、この不備のある状態で火災などが発生すると、被害が拡大していく可能性が高くなります。

立入検査で指摘されたから、消防に知られたから設置するのではなく、いつ火災などが起きてしまっても被害が少なくなるように、必要な消防用設備等の設置・維持管理や防火管理を行い消防法に適合した状態にしておきましょう。

 

☆不備なし

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★不備あり

・屋内消火栓の開閉障害

・消火器付近の適切な位置に標識がない

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センスは圧倒的経験値

ほのおのにっき 2022年1月21日

本の魅力、それは、いつ・どこにいても著者の考え、教えや体験、失敗談を知ることができる事です。有名人、大企業の創設者、何らかの分野に特化した人、ときには時代を超えて昔の偉人達、人生で出会うことが限りなく0に近い人とも、ある意味会話することができるのです。

 

 これは、本当に凄いことだと私は思います。

 

 興味を持った人の事を深く知る事ができるんですから。。。

 

 毎日、毎日新鮮な情報や知識をインプットしていくわけですが、これがまた何ともいえない快感なんです。

 

 私の学生時期は本当に勉強をしない、ただのスポーツバカでした。

 

 本なんて無縁の人生でした。でも、どこかを境に学ぶことが好きなりました。

 

 『どこか』とは、多分子どもが生まれてからだと思います。格好悪い父親を見せたくないの一心ですね(笑)

 

 子どもの質問にはすべて答えたいじゃないですか。google先生を頼るときもありますが。。。

 

 心底学びは必要だなと思います。私はまだまだ消防について分からない事ばかりです。

 

 (分からない→調べる→分からない→調べる)の繰り返しです。

 

 多分これ、一生続きます。(笑)

 

 消防の現場はすべてが非日常です。同じ現場なんてありません。対応力が求められます。火災現場で崩れそうな足場や屋根を察知する能力。悪化しそうな傷病者を事前に察知する能力。経験や学びから裏付けられる事がほとんどです。

 私の学びは続きます。センスは圧倒的経験値です。

 

新年のあいさつ・・・

ほのおのにっき 2022年1月20日

新年を迎え、今年もまた「岐阜七福神」へ新年の参拝に行ってきました。昨年は息子の高校受験祈願をしたこともあり、お礼参りも兼ねて「岐阜七福神めぐり」を計画していました。しかし、新型コロナウイルスの再感染拡大が増加してきたため全ての七福神をめぐることを控え、昨年受験祈願した財産と学芸の女神様である「弁財天」様と、高校生になり部活を頑張るということで知恵と勝利の福神様である「毘沙門天」様に行ってきました。

初めに、受験祈願のお礼に岐阜市太郎丸に位置する吉祥寺へ向かいました。息子にしっかりお礼をしてくるように伝え一人で参拝させました。「弁財天」様は七福神の中で唯一の女神様であり、大変やきもち焼きだそうです。そのため夫婦、恋人同士は必ず一人ずつお参りをしなければならない心得があります。ですので、家族全員一人づつお参りしてきました。

次に、岐阜市芥見に位置する龍雲寺へ向かいました。高校生になった息子は陸上競技部に入部し、自己記録を何度も更新でき充実した年でした。今年はさらに記録更新を目指し大きな大会に出場したいと目標を立てています。神頼みだけでは結果は出ませんが、一年間怪我がなく無事に結果が出せるよう参拝してきました。

昨年に引き続き、新型コロナウイルスの再感染拡大のため全ての七福神を参拝することはできませんでしたが、無事に新年の参拝を終えました。新型コロナウイルスの早期終息を願い来年は全て参拝したいと思います。

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毘沙門天が祭ってある龍雲寺には、七福神が全員の石像がそろっています。

新しい趣味

ほのおのにっき 2022年1月19日

1月は新しいことを始めるのに適している月だと言われています。

これはフレッシュスタート効果が関係しています。

「新年」や「誕生日」など、自分が節目だというタイミングで何かを始めると、その物事の達成率や習慣化が2倍から3倍ほど上がると言われています。

 前置きはさておき・・・

 昨年私が新たに始めた趣味が「海釣り」です。

これまで渓流釣りをやっていましたが、フィールドを海まで広げてみました。

釣りは3密を回避できる上、消防職員は平日が休みの場合もあり、釣り場が混雑する土日を避けることができます。

 なけなしのこづかいをかき集め、海釣りの道具を揃えて「いざ出陣‼」

 狙うターゲットは「アオリイカ」です。

初めての海釣りで不安を抱えながら釣り開始‼

 ・・・1時間

 ・・・2時間経った時

 突然、グーングーンという引きにビックリ‼

釣れました‼

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思わず興奮して叫びそうになりながらも、周りに人がいるので「グッ」とこらえ、小さくガッツポーズ‼

感動です。

それからは、毎週のように海に車を走らせ楽しんでいます。

今年は、息子を釣りデビューさせるのが目標です。

まだまだ、コロナ禍です。

感染予防を徹底して「感染しない」「感染させない」行動をとりながら、たまには趣味の時間を楽しんでリフレッシュしましょう。

 

無趣味 ~でも、命を救うためにつづけていること~

ほのおのにっき 2022年1月18日

この「ほのおのにっき」を見ていると、職員それぞれが「趣味を楽しんでいるなぁ・・・」とか、「子どものためにお父さん頑張っているなぁ・・・」等々、いろいろ思いながら読んでいます。

そんな私も一人息子をもつ父親ではありますが、私の趣味や家族のことについて簡単にまとめますと

趣味:ない(興味をもって始めても、長続きしない性格)

家族:妻・中学3年生の息子

※ 中学3年生の息子。思春期と反抗期がコラボレーションしている現状により、日常の会話はほぼなし。

何かを買ってほしい時だけ、必要最低限の会話とわずかな笑顔あり。
という、「現在楽しんでいることは何ですか?」と聞かれても、即答ができない私であります。

この長続きしない性格の私ではありますが、一つだけつづけていることがあります。

それは「献血」であります。

献血の説明は省略しますが、主に「成分献血」で協力しており、令和3年12月31日現在で「42回」行ってきました。

献血も「人の命を助けること」につながることであり、命を助けることは「消防士としての責務」であるとも考えます。

献血は唯一私がつづけている趣味に近いことでもありますが、今後も「人命救助」という意識をもって協力していきたいと思っています。

※添付の写真について、私の名前部分は塗りつぶし加工をしています。

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メタバース(metaverse)

ほのおのにっき 2022年1月14日

皆さん、メタバース(metaverse)っていう言葉を最近聞いたことがありませんか?
これ、近年インターネット上に構築された現実世界とは異なる3次元仮想空間のことです。
この仮想空間では、すでに実際の人間がアバター化して3次元(バーチャルリアリティー:VR)の世界に直接入り込み、他者とその空間を共有しているかのようなリアリティーを得ることが可能になっているのです。
え?何言ってるかわかんない?汗

例えば大人数が空間を共有する音楽ライブなどのイベントも全く普通の世界と同様に他の参加者との一体感を味わいながら可能ですし、もはやビジネスでも最先端を行くIT業界や各国の軍隊の訓練で使うのは当たり前で、参加者が身振り手振りなどを交えて発言したり、字や図を描いたり、完全に実際に近い形で議論を進めることもできます。
さて、そこでは現実世界では通常ありえない幻想的な世界や宇宙の体験などもできるのですが、このVRでリアルな現場を体験できることが実は重要なのです。
例えば消防でいういわゆる消火戦術。いくら年配の消防士であっても火災現場を百戦錬磨で体験しているわけではありませんから実際の火災出動では焦ることも多く、後で「こうしたらもっとよかったのでは・・」なんて反省は毎回あるわけです、はい。(小並感)

そんな中、筆者が最近ハマっているのが仮想世界で火災現場に突入しながら、その場に居る多方面の消防関係者と「こういうときはああだこうだ」と消火戦術を練ることです。VRなのでもはや燃え盛る炎の中という現実感覚で、行動しながら体験談や助言をもらえるのはまさにリアル現場。
メタバース自体はまだ元年ともいえますが、こんなVR機器が早く現場の活動訓練用にも一般的に普及してほしいなあと思いを馳せる毎日なのです(おそらくまだ他に誰も持ってない・・)。

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