ほのおのにっき

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三度のアレよりバス釣り!?

ほのおのにっき 2018年1月18日

「ブラックバス」みなさんはこの魚について知っていますか?また、どんなイメージをもっているでしょうか?

おそらく、在来種の魚を食べる獰猛で食べれない魚というようなことを連想されると思います。

1900年代前半に食用と釣り対象魚として、日本政府の許可の下アメリカから持ち帰られました。その後人為的に放流が繰り返されたため1970年代には日本全国に広まりました。しかし、魚食性が強いため、生態系への影響及びこれによる漁業被害が問題視されるようになり、現在に至っては電気ショックなどにより駆除が進んでいます。

ブラックバスからしたら、勝手に故郷から持ち出されたのに結果、邪魔者扱いをされ駆除されるなんて腑に落ちないでしょうね。

 

「バス釣り=食べれない魚釣り」とそのような魚を釣って何が面白い?
と、いう一般の方は大勢みえます。私が思うバス釣りの面白さはゲーム性が高い。この一言につきます。

バス釣りは、プラスチックからできたルアーという疑似餌を使い釣る方法ですが、ルアーといっても世の中には数え切れないほどの種類があり、小魚の形をしたものや、ザリガニなどの甲殻類までさまざまです。

その数え切れないルアーの中からその日の天候や気圧、風向き、雨量などを考慮して仮説を組み立てたうえで釣れた一匹ときたら三大欲求をも凌駕するほどで、まさに天にも昇る勢いです。(笑)

ちなみに、私は春夏秋冬全てのシーズンにフィールドに立ち続けています。「冬に魚釣り?冬眠しているんじゃないの?」と思われた方!違うんですよ!

むしろ、冬こそ私にとって一番の腕の見せ所といっても過言ではありません。事実、変温動物であるブラックバスは冬眠する個体が大多数なのですが、中には寒さなど関係なく捕食をし続ける個体もいるのです。その様な個体は、冬眠している個体に比べて、強い泳力をもち全身が筋肉で装甲され、まるで筋肉の重戦車のごとく圧倒的な存在感を放ちます。

そのようなダイナマイトボディのブラックバスが狙って釣りやすいのがまさに冬なんです!

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私は、将来潜水士を目指しているので、ブラックバスにも負けないような泳力を身につけるのが今年の目標です。

みなさんも、冬にこたつで温まるのもいいですが、言葉では表せないほどの素晴らしい出会いを求めてみてはいかがでしょうか?

 

←2017年初冬に釣り上げた

58センチのブラックバス。

 

 
 

私の家のお餅つき

ほのおのにっき 2018年1月17日

私の家では年末になるとお餅をつくことが一大行事となっています。弟二人が家族を引き連れ集合し、代わるがわる杵を持ち皆で餅をついてきました。私の記憶では物心のついた幼少期保育園時代から50年間(私の半生)は毎年続けられ、昨年は暮れの12月28日夜に行いました。平日のため仕事を終えた弟らが応援に駆け付け、休憩を含め約2時間で三升餅3つをつきあげました。

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私(右側)も杵を持ち頑張りましたが、途中で膝や腰が悲鳴を上げだし、体力の衰えを痛感しました。

昔の正月と言えば餅が主食で毎日毎日餅を食べさせられた記憶があり、四升餅を10個ついた年もありました。

 

 

現在では年間を通しスーパーに行けば餅を手軽に購入できることがあたりまえの時代となり、また家庭用餅つき機の普及や、米屋・和菓子屋等で好きなだけ注文する事が出来ることで、家庭内で餅をつく習慣が減少している事は確かです。

 

自分でついた餅を食べてみたい方の為に、私の家の餅つき手順を紹介します。

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1 杵と臼・のし板・のし棒を用意します

2 釜戸で羽釜一杯に湯を沸かします

3 蒸篭(せいろ)に餅米を入れ約40分蒸し、上蓋から蒸気が噴き出たら蒸し上がりの合図です

4 蒸し上がった餅米を臼に入れ約5分間こねます

5 餅米の形が無くなったら二人が交互につき、途中の返し手を10回程行えば美味しいお餅の出来上がりです

04-honoo3-201801176 つき上がった餅をのし板に乗せ、のし棒で好みの厚さに伸ばし、のし餅の完成です

7 のし餅が固くならない翌日の朝早く、餅を好みの大きさに切り分けると、煮ても焼いても美味しい餅がいただけます

 

 

 

私も現在55歳、定年退職まであと数年となり体力の衰えは隠せませんが、最低でも今の体力を維持し「継続は力なり」を肝に銘じ、餅のように粘り強く仕事に打ち込み無事定年を迎えたい。そして、定年後も一大行事の餅つきを体力の続く限り先頭で行い、代々引き継がれるよう努力します。

薪ストーブは?回温かい

ほのおのにっき 2018年1月16日

04-honoo1-20180116「薪ストーブは3回人を温める」と言われます。

1回目は薪を作る時です。当然ですが薪は山に落ちているわけではないので、自分で木を切って作らなければなりません。これがまた重労働でストーブを焚くまでもなく汗ダクになってしまいます(;^_^A

2回目は薪を焚いたときです。ファンヒーターは温風が体の表面だけを温めるのに対し、薪ストーブは遠赤外線効果によって身体の芯から温まると言われています。

3回目は炎を眺めているときです。炎のもつ1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムは心を優しく温めます。

 

しかし!消防士にとっての薪ストーブはもっともっと温かいのです!!

自然災害等により多数の倒木が発生した場合、大いに活躍するのがチェンソーです。薪を作るためには木を切り倒し切断する必要がありますから、チェンソーワークを身に付けるには格好の機会と言えるでしょう!

さて、山で切り倒した木はどのように運ぶのでしょう、肩に担いで持ってくるわけにもいきませんよね?...正解はロープです。ロープは工夫して使うと自分の力よりも何倍も強い力を生み出すことができ、この技術はそのまま山岳のロープレスキュー技術に応用することができるのです。

次は薪割りです。実際にやってみるとイメージしていたよりもずっと難しいです。「全然割れない!!」この一言に尽きます。重たいオノを振り回すための筋力はもちろんの事、効率の良い身体の使い方など、消防士に必要な総合的な体力が養われます。

04-honoo3-20180116そして最後!これが一番大切なことかもしれません。みんなで働いて汗を流し、薪ストーブに焚かれた炎を囲み食事をとれば、消防活動をする上で必要なチームワークが高まること間違いありません!

 

結論

「消防士にとって薪ストーブは7回温かい」

さて、今日も薪割りしますか…。

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友人の訪れ

ほのおのにっき 2018年1月12日

先日、昔からの友人が子どもを連れて消防署へ訪れました。子どもは満面の笑みで消防車や救急車を見て走り回っています。友人には車に乗って空気呼吸器を背負ってもらいました。『初めて消防車に乗った!いつもこんなに重いの背負って現場に行くんやな!』と興奮気味に話しをしてくれてました。プライベートでしか友人と顔を合わせることにがないため、多少なりとも自分の仕事を知ってもらえたことに嬉しく思いました。

友人の許可を得たのでそのときの写真を掲載します。

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嬉しそうでしょ!!

最近、子育ての本をよく読むのですが、やはり子育てに積極的な父親の存在は、子どもにとって多大なるプラスの影響を与えるらしいです。

お互い頑張ろうな!父ちゃん!!

市民駅伝と広報活動

ほのおのにっき 2018年1月11日

皆さん、消防士ってすごい体力を持った人たちばかりだと思っていませんか?

「その通りです。みんな体力には自信があります!」と言いたいところですが全ての消防士がすごい体力の持ち主ではありません。

そんな中、日頃から休みの日でも身体を鍛えている消防士もいます。

私たち中濃消防組合では新年を迎えたこの時期に関市内で行われる「関市駅伝競走大会」に毎年のように参加しています。「自分の限界に挑戦する」とか「走ることが好き」などの目標や思いを持った職員が集まり頑張っています。

これは単に日頃のトレーニングの成果を試すために参加していると思われるかもしれませんが、実は他にも理由があります。

それは、この大会には一度に数千人の市民が集まることで、その一大イベントを活用して火災予防広報を実施するためです。

参加する職員は普段職場で着用している消防隊のネイビー、救助隊のオレンジ、救急隊のグレーの服を着てアピールします。

数年前には火災現場で着用している防火服を着て走ったこともありましたが、重さと通気性の悪さから駅伝には向いていないということになり今は着用していません。

本格的に上位の成績を狙って参加しているチームもあり、その職員は着用するユニフォームにもこだわりました。なんと、ハーフパンツには「住宅用火災警報器」の設置を推進するイラストが描かれています!

こういった活動を通して市民の皆様に少しでも火災予防の広報ができればと職員一同頑張っています。

今年の「関市駅伝競走大会」は1月21日に開催されます。今年も中濃消防では出場予定で準備しています。

こんな些細な事ですが普段の消防業務とは違った角度から、参加している職員を応援して頂けたらと思います。

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消防職員専科教育予防査察科 ~まだまだ勉強で~す。

ほのおのにっき 2018年1月10日

私はアラサー消防士です。

平成30年2月8日~2月23日までの約2週間、岐阜県消防学校で行われる「消防職員専科教育予防査察科」に入校します。

 

なんだそれは??って思った方が多いと思います(笑)

 

岐阜県消防学校とは・・・岐阜県の消防職員や消防団員に対する教育訓練を行うところです。
新規採用された消防職員が、即戦力となるような基本的な教育を実施する場所だけではなく、ベテラン職員も複雑多様化する災害に対応するため、救急・救助をはじめとする災害事故現場や火災などの災害を未然に防ぐため、消防に必要な最新の知識・技術を修得する場所でもあります。

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消防の仕事には、お店や工場、老人ホームなどの事業所に設置されている消火器や火災警報器などの消防用設備が適切に管理されているかや、避難経路などを含めた防火管理が行われているかをチェックする査察業務があります。

予防査察科とはその業務について専門的な知識や技能を修得することが目的の課程です。

 

消防職員は火を消すだけではなく、「火災を未然に防ぐ」ことも大切なのです。

皆さんが安心して過ごせる町になるよう、しっかり消防学校で学んできます。

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ペットも家族。寝室に住宅用火災警報器を設置しましたが・・・効果は・・・

ほのおのにっき 2018年1月9日

「住宅用火災警報器を設置しましょう!」と、平成18年6月1日から法律が施行されて10年以上経過しましたが、現在のところ全国的にも「設置率100%」ではなく、消防では継続的に設置広報を行っています。

設置されている方についてはおさらいになりますが、「どこに設置したらいいの?」ということでは『寝室と階段』になります。種類については『煙』で感知するものと決められていますが、人によっては様々な考えがあるものです。

ところで、少子化・核家族化の進展により、ペットが家族間のコミユニケーションに役立っているようですが・・・・  皆さんのご家庭はどうですが?
我が家では6年前から子どもにせがまれてウサギを飼っています。飼い方は贅沢にも8畳間で伸び伸びとさせています。04shinoda2018010902

住宅用火災警報器とウサギとどういう関係があるの?ということになりますが、我が家ではこのウサギ部屋に住宅用火災警報器を設置しています。04shinoda2018010903

ウサギに分かるのか?と考えると、仮に警報音が鳴ったり煙に気付いても、耳をピーンとさせただけで終わりかもしれません。犬や猫でしたら鳴き声で危険を知らせてくれるかもしれませんが・・・

 

飼い始めてから6年、ウサギの傍若無人の振る舞いにも我が家の大切な家族であることから、崩壊しつつある和室には目をつぶっています。ペットの寝室に義務化はされていませんが、大切なペットも家族の一員と考えられるのなら、命を守る一つのものとして考えてみてはどうですか。04shinoda2018010901

ベトナム人防災研修

ほのおのにっき 2018年1月5日

中濃消防組合管内には種々の工業製品加工業の事業所がたくさんありますが、一部の事業所では積極的にその技術を学ぶ外国人研修生を受け入れています。

武芸川出張所にも、日本に入国して間もない外国人研修生の方が「日本における防災についての心構え」を学びに年に数回来所されます。

今年度、11月に武芸川出張所に来られたのは、ベトナム人の若い2人の研修生でした。

 

所員もベトナム語はさすがに話せませんから(笑)、通訳の方もご一緒してもらうことにしています。研修が開始されるとお互いに少し緊張しつつ、こんな感じ。

 

担当者:「シンチャオ !」 [Xin chào. おはよう/こんにちは/こんばんわ]

 

早速スマホで調べたあいさつをしてみます。ここで一気に和んだ雰囲気に。

ベトナムでは「おはよう/こんにちは/こんばんわ」とあいさつを時間帯によって使い分ける必要がなく、いつだって一言でOKなのですね! 最低でもこれだけは覚えておきたいところです。

 

所での研修内容はストーブの取扱い(彼らの住んでいるところではストーブは使っていないようでした)やタバコのマナー、地震に遭遇したときの対処法(一応、ベトナムでも地震はあるみたいです)などのスライドによる講義です。

 

最後に水が出る訓練用消火器を使って「消火器の取扱い方法」を体験してもらい、終了後には武芸川出張所の消防自動車(と、言っても消防ポンプ自動車と救急車の2台だけですけど)も見学してもらいました。

「今日のお話で、日本とベトナムで特に違っていると感じたところはありましたか?」と聞くと、「消防自動車の装備が違う!(先進的という意)。」と感動されていたのが印象的でした(なお、消防車は同じく赤色、救急車も白色だそうです)。

 

日本での加工技術の研修期間は3年間とのことでしたが、今後、この武芸川の地域で学んだ日本の技術を本国でも継承していってくれることを期待してやみません。

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臨機応変

ほのおのにっき 2018年1月4日

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いきなりですがクイズです。上の写真の爪楊枝を1本動かして正しい数式にして下さい。これは仕事の休憩中に後輩から出題されたクイズです。私は悔しながら解けませんでした・・・

 

正解は-3+8=5です。

「-3」という発想ができるという頭の柔らかさが問われる問題です。

何気ない休憩時間でしたが、『これは消防の現場活動でも大切な事だな』と感じました。

火事や救急の現場活動は1度として同じものはなく、予期せぬ事態も発生します。基本的な取決めをした「救急隊プロトコール」や「出場体制」というマニュアルはありますが、全てを網羅するものではありません。

救急隊が傷病者を病院へ搬送中、交通事故現場に遭遇!!と言う事もありえます。

もちろんマニュアルにどうするべきかの記載はありません。

これはマニュアルが悪いわけではなく、毎回毎回異なる災害現場であるため記載ができないのです。そんな時に何が大切か・・・

 

臨機応変です。

いかなる時も傷病者や要救助者に最大のメリットがあるように、今できる事をする。

その為には「-3」という発想ができるかが大切だと感じました。

 

では最後にもう一問

下の写真の爪楊枝を一本動かして別の数式を完成させなさい。

頭を柔らかく!!固定観念にとらわれないで!!!

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一年の計は元旦にあり

ほのおのにっき 2018年1月1日

新年あけましておめでとうございます。

平成30年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

さて、「一年の計は元旦にあり」ということで、皆さん今年の計画・目標を立てられたでしょうか。
新しい年を迎えたことで、気持ちを新たにして、何かに取り組んでみてはどうでしょうか。

ちなみに、消防としてまず第1の目標は、大きな災害や火災が発生しないこと、救急件数の減少というところでしょうか???????

ところで、「一年の計は元旦にあり」の意味や由来ですが、諸説あるようです。

意味としては、文字通り「一年の目標や計画は、一年の最初の日である元旦に決める。」ということでしょうが、これが転じて「物事は最初が肝心である。」ということになるのでしょうか?????

さて由来ですが、調べてみたら2つの説がありました。

まず1つ目ですが、三本の矢で有名な戦国武将 毛利元就の言葉からというものです。
その言葉とは「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴(鳥が鳴く早朝)にあり」というもので、「なんでも物事の初めにしっかり計画を立てて、素早く開始しなさい」ということになるのでしょうか?????

2つ目としては、中国の「月令広義」にあるというもので、その中に「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」というものです。意味としては「一年の計は元旦にあり、その積み重ねの一生は、まじめに働くことであり、養う一家は、健康できまる。」 さらにわかりやすく変換すると「どんなことでも、しっかりと計画を立て実行し、健康に気を付けてまじめに働けば、いい生活ができる。」ということになるのでしょうか?????

いずれにせよ、物事を始める場合はしっかりと計画を立ててから実行に移し、実行する場合は、スタートダッシュが肝心だと思います。最初にある程度進めれば、後は惰性で進めることができます。

ということで、今年が災害のないことを願い、さらには安心安全な地域づくりを目指して、今年一年邁進していきたいと思います。

 

初日の出?????

04新年のあいさつ(消防長)

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