ほのおのにっき

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びっくり金魚

ほのおのにっき 2017年9月20日

消防署の事務室
カウンターの上で涼しげに金魚が泳いでいます。

 

来庁される方々へ一服の清涼剤
「お疲れさまです」の思いを込めて。

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…え? 枡の中に金魚!?

 
ちょっとびっくり
そう、これは絵の具で描かれた金魚
住宅用火災警報器設置促進のメッセージも添えてあります。

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消防からみなさんに広くお願いしたいことはいろいろあります。
けれども、いかにみなさんへうまくお伝えするかが思案のしどころ。

 
こんな広報媒体もおもしろいですね。

 
ちなみに「びっくり金魚」、作り方は簡単ですよ
用意するのは、アクリル絵の具セットと液体樹脂「レジン」のみ

① 好みの容器に半分くらいレジンを注ぐ
② レジンが完全に乾いて硬くなったら、その表面に金魚の形を描く
③ 絵の具が乾いたら、その上にレジンを1~2ミリ注ぐ
④ レジンが乾いて硬くなったら、その表面に②よりちょっと小さめに金魚の形を描く
⑤ ③、④を4~5回繰り返すと完成、上からのぞくと驚くほど立体的に見えます
※ ただし、1回のレジンが乾くのに丸1日、完成までに一週間くらいかかるのが難点(汗)

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初めての移動

ほのおのにっき 2017年9月19日

関消防署西分署には 消防車・救急車・広報車の計3台が配置されています。実はこの3台の中に約20年以上働き続けている車があるのです!

それはどの車でしょうか・・・

 

正解は、消防車です!

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この消防車は、1996年に西分署へ配置されてからずっとここで働き続けており、故障や修理を繰り返しながらも様々な火災現場へ出場して活躍し、今年で21年を迎えました。

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消防車の天板には遠くへ放水できる放水銃がついています。

カッコイイデスネ~☆

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今年度西分署の消防車が更新されることになり、この消防車は22年目で初めて勤務先が変わることとなります。

次の勤務先は関消防署です。“予備車”となり他の消防車が修理する間のピンチヒッターとして活躍していくことでしょう。

のんびりと第2の人生?車生?を過ごして欲しいですね♪

古い消火器にはご注意を!!

ほのおのにっき 2017年9月15日

04-honoo2-20170915この写真、どう思いますか?

つい最近、親戚の家を訪れたところ、処分を相談され、思わず撮った一枚です。

確認すると、何と購入したのは数十年前!?

即座に処分と新しい消火器の購入を勧めました。

 

皆さんのご家庭に設置してある消火器はどうでしょう?

写真のような消火器になっていませんか?

 

過去、全国では消火器の破裂事故も発生しており、死傷者が出るほどの悲惨な事故も報告されています。

 

この消火器は底部が腐食し、安全ピンも無くなり、いつ事故が発生してもおかしくない状態で保管されていました。

『事故が起きてから』ではもう遅いのです。

住宅用消火器の使用期限はおおむね5年です。(保管状況により多少異なります。)

 

万が一の事態に備え、この機会にご家庭の消火器を見直してはいかがですか??

 

※一般住宅に消火器の設置義務はありません。消防署が販売することもあり得ませんので、不適切訪問販売にはご注意ください。

手先が器用な消防士

ほのおのにっき 2017年9月14日

 関消防署には、筋トレ大好き消防士や、大食い消防士など、個性あふれる消防士が勤務しています。

一般的に筋トレ大好きな人ばかりだとみなさん思っていませんか?

今回は、手先が器用な消防士を紹介します。

 

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消防車のメンテナンスもおまかせです。

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消防のイベント用看板を修理しています。

この看板は購入したものではなくすべて写真に写っている消防士の手作りなのです。

 

この消防士は、とても手先が器用です。工作はもちろんのこと、署内で使用する日用品の修理や消防資機材などのメンテナンス、修理を行っています。

困ったときに相談してみると、快く引き受けてくれるとても頼もしい消防士です。

しかし、この消防士にも小さな悩み事があります・・・後継者が・・

今、若い消防士に消防資器材のメンテナンス方法を教え、後継者を育成中です。

趣味!?いえ、ボランティアです。

ほのおのにっき 2017年9月13日

消防には、ボランティアでスポーツ少年団やクラブの指導者として活動をしている人達がいます。

私もその一人で、とある中学校のバスケットボール部の社会人コーチをしています。

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平日、土日、祝日と空いている時間はフル活動!家族そっちのけ!?(+_+)
いえいえ、家族の理解と協力のおかげで、30歳のころから始めましたが、今年で9年目を迎えています。

これまでにたくさんの子どもたちと出会い、成長を見届けてきました。
最後の大会が終わったときには練習の日々を思い出し涙を流すことも・・・
こんな感動体験は大人になったらなかなか味わえません。

 

スポーツ指導は大変ですが、メリットはたくさんあります。

①体力維持
中学生と一緒に練習することで体力維持にもつながります。大人になると運動する機会が減っていき、メタボまっしぐら・・・なんてことも回避できます。

②指導力
指導には伝える力が必要です。子どもたちに分かりやすく技術を教えるには「トーク力」が必須ですし、知識も必要なため日々勉強です。
後輩の指導力不足も改善されるかも!?

③趣味として
大好きなスポーツをいつでも楽しむことができます。試合になれば大人も子どもも関係ありません!中学生相手でも本気です。(アラフォーの私は最近中学生にも普通に負けます(-_-;))

 

このようにボランティアとしてスポーツに関わっていくことは、自分のためにも大きなプラスとなっています。
また、地域貢献にもなりますし、最近話題になっている部活動顧問の残業問題の解決にも寄与していると思っています。

もちろん、いいことばかりではなく、そのためには家族の時間を犠牲にすることもありますが・・(息子たちよ・・ゴメン(-_-;))

 

さあ、今日も練習行ってきます!

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仕事終わりの一杯

ほのおのにっき 2017年9月12日

「よーし、仕事終わりに一杯ひっかけていくか!!」

職場の上司や同僚と、仕事帰りに居酒屋でビールを飲みながら交流を深める。日本のどこにでもある風習かと思います。

最近では、そんな風習が失われつつある...。なんていうニュースを目にしました。

私たち、消防の世界には仕事終わりに居酒屋に行くという風習はありません。

というのも、私達の仕事は24時間勤務。仕事が終わるのは決まって朝のため、居酒屋に行きたくても、そんな時間にお店は開いていません。そこで代わりにいく場所があります。

それは、“喫茶店”です。

この地方といえばモーニングサービスの激戦区であり、コーヒー一杯で色々なサービスが付いてきます。

サービスの内容も店舗によってさまざまで、私の最近の楽しみは、仕事終わりに同僚を誘い新しいお店を開拓することだったりします。これが、消防の仕事終わりによく見られる風景です。

職場の仲間と仕事場以外の場所で交流を深めることは、良い職場環境にしていくために重要なことだと思います。私達はこういう風習を大切にしていきたいです。

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大切にしている習慣

ほのおのにっき 2017年9月7日

指差呼称

私たち消防士が、ミスやヒューマンエラーを防止するために、いつも行っていることですが、皆さんの暮らしの中でもよく目にすることがあると思います。

そうです!駅員さんが前方後方の確認を、指を差し声に出して確認している風景です。

消防と鉄道会社さんとの共通点は1つのミスが命取りになる!ということです。

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「右よし!左よし!信号よし!対向車よし!」見て、指を指し、声をだす!

人間は5感を少しでも多く使うことによって、「誤認」・「思い込み」・「雑念の排除」などの危険なインシデントを排除しやすいといわれています。

さらに、行った場合とそうでない場合では、ミスが6分の1まで減少するという統計がとれているそうです。

 

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「指差呼称」は日常生活にも使えます
例えば、外出前の火の元の確認や施錠の確認にも効果があります。うっかり火の元の確認を忘れてしまい、火事になってしまった!こんな事例もあります。そういえば、某ユーチューバーも・・・。

「恥ずかしくてやりたくないな~」とういう声も聞こえてきそうですが、うっかりして火事になることなどと「指差呼称」することを天秤にかけてみてください!

答えは即答できるはず?ですよね!笑

 

以上が、私が大切にしている習慣でもあり、みなさんにオススメしたい習慣です(^^)

 

息子の背を見て・・・

ほのおのにっき 2017年9月6日

当消防組合では毎年秋になると、「昇任試験」というものがあります。

これは「消防士長」、「消防司令補」、「消防司令」の階級へ昇任するため(いわゆる出世です。)の試験です。

その中で私は、「消防士長」への昇任試験に挑むことになりました。

 

1年くらい前から少しずつ勉強はしてきてはいましたが、やはり遠い試験より目の前の仕事をこなすことで精一杯になっており、これではいかんと本腰を入れて試験勉強するも、小学1年生の息子の夏休みとなり、自分の勉強より子供の勉強、遊び、家族サービスが優先されるようになりました。

「試験勉強したいけど、中々時間が取れないから仕方ない。」を武器に試験勉強をおろそかにする作戦にしました。(でも、少しは頑張っていましたよ。)

 

そんなある日、息子の宿題を見ていると、夏休みの始め頃に比べ算数の計算は格段に速くなっており、音読はスラスラと読め、苦手な腹筋も10回できるようになっていました。

いつも1時間くらい勉強して、あとは遊びに全力の息子ですが、この1ヶ月でここまでレベルアップしているとは・・・。

 

夏休みも終わり試験まであと1ヶ月、「試験勉強したいけど、中々時間が取れないから仕方ない。」の武器はもう通じません。

とうちゃんも息子の成長を見て、これからはとにかく毎日全力で勉強して、何が何でも受かるぞー!

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消防署の受験生

ほのおのにっき 2017年9月5日

中濃消防組合にも現在、2人の受験生がいます。受験といっても高校や大学の受験ではありません。2人が受験するのは救急救命士国家試験です。

救急救命士というのは、救急現場で医師からの指示を受け、点滴や薬剤の投与など高度な救命処置ができる国家資格であり、国家試験に合格することで取得ができます。

しかし誰でも受験できるというわけではありません。

救急救命士の専門科目がある大学や専門学校を卒業した人、私のように消防職員となってから5年以上または2000時間以上救急業務に従事した人などに受験資格が与えられます。

消防職員が受験する前には、救急救命東京研修所をはじめとする、全国各地の研修施設で半年間専門的な学習や実技訓練を行い、受験する流れとなります。(研修所について気になる方は8月18日の「ほのおのにっき」を見てください)

試験は毎年3月に実施され、筆記試験のみとなりますが、200問の問題が出題されます。内容は人間の体に関する問題や社会保障、外傷や中毒などここには書ききれないほど様々です。興味のある方はインターネットにも過去の試験問題が出ているので調べてみては、、、

試験まであと半年!!猛勉強で試験合格を目指します!!

頑張れ!!俺たち

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防ぎましょう 子供の事故! 守りましょう 子供の命!

ほのおのにっき 2017年9月1日

8月9日に関市幼年消防クラブ連絡協議会の研修会として、救命講習が関消防署で行われました。

関市内の保育園の保育士さんと幼稚園の先生を対象に、心肺蘇生法とAEDの使用方法を勉強していただきました。

今回の講習では8歳以下の子供に対する心肺蘇生法が中心で、3時間という限られた講習でしたが、講義ではメモを取り、実技を何度も何度も繰り返すなど、真剣に講習に取り組んでいました。

私にも3歳の子供がいますが、子供を預ける保護者の立場から考えると、保育士さんや先生が応急手当や心肺蘇生法を知っていただいていると、とても安心して預けることができますね。

しかし、保育園や幼稚園に預けているときは安心できますが、家庭の中にもいろんな危険が潜んでおり、おもちゃを口に入れて窒息したり、お風呂やプールでおぼれたりする「不慮の事故」が子供の心肺停止の原因の1位となっています。

この「不慮の事故」を未然に防ぐのは、やはり家庭で一番長く接している家族の皆さんの役割ではないでしょうか。日頃からしっかり子供を見守ってあげましょう。

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※豆知識

トイレットペーパーの直径の芯より小さなものは子供の手が届くところにはおかないでください。トイレットペーパーの芯の大きさは子供の口と同じくらいですので、口に入れてしまいます。喉に物が詰まるのを未然に防ぐためです。

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