ほのおのにっき

ほのおのにっき

夜間訓練実施

ほのおのにっき 2020年10月1日

365日24時間年中無休・・・それが消防署です。

災害は日中だけではなく夜間にも発生します。

同じ災害でも夜間の災害は、暗くて周りが見えなくなってしまうため、日中の災害と比べて危険が増します。

ですから、夜間にも訓練を実施して災害出動に備えています。

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(はしご車 夜間訓練風景)

夜間は照明(灯り)がないととても危険です。車両のあらゆる照明を点灯させ訓練しています。

いつ何時でも出動があれば、住民の皆さんのご期待に応えられるように、これからも頑張っていきます。

何のための網?

ほのおのにっき 2020年9月29日

みなさんのお家の窓ガラスってどんな窓ガラスですか?

先日、我が家のアパートの窓ガラスについて、妻とこんな話がありました。

「うちのガラスは網が入ってるから、防犯になるし、台風で物が飛んできても安心だね!」

これは台風が接近しているある日、ベランダを整頓中に窓ガラスを見ていた妻が言った一言です。現在私たちが住んでいるアパートの窓ガラスは、『網入りガラス』といって、ガラスの中に格子状の鉄網(ワイヤー)が入っているガラスが使用されています。

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この網入りガラスですが、実は火災時の延焼拡大防止効果を目的として作られたものです。

ワイヤーがあるおかげで、火災の熱でガラスが割れてもバラバラに飛び散りにくく、隣家へ延焼しにくい構造となっています。

さらに、強風などで物が飛んできたときにガラスが割れたとしても、破片が大きくならず、大けがをするリスクの軽減にもつながります。

残念ながら、防犯用ではありませんので、ワイヤーの強度が高くなく、容易に引きちぎる事ができます。また、ガラスが大きく割れない性質上、割ったときの音が小さく、不審者が進入する際の音が小さくなるなどのデメリットも含んでいます。

まだまだ台風が到来する時期ですので、これを期に皆さんのご自宅のガラスがどんなガラスなのか確認してみてはいかがでしょうか。

数年ぶりのイベント

ほのおのにっき 2020年9月28日

運転免許証の更新にやってきました!

マスクを着用し、手指消毒用のアルコールも持参し、準備万端!!

受付を済まし、次にやってきたのが、この日最大の難関となるであろう、アイツ…

そう!「深視力検査」です!!!

深視力?なにそれ??と思われる方も見えるかもしれませんが、大型免許を所持している私には、通常の視力検査とは別にこの検査があるのです。

「深視力」とは、物体の遠近感、立体感、奥行き、動的な遠近感を捉える能力の1つで、通常の視力検査で「目がいい」とは異なる能力です。

何を隠そうこの私は、深視力検査が大の苦手なのです…

まぁ、通常の視力も悪く、コンタクトに頼っていますが(笑)

 

この深視力を測るのが「三桿法(さんかんほう)」といわれるもので、

  • 機器内に3本の棒が並んでいる
  • 真ん中の1本だけが前後に動く
  • 3本の棒が横1列に並んだ時に止める

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簡単に言えばこれだけで、止めた時の誤差で合否が決まるのですが、前回更新時の検査では、棒が動き出したのに気付かず、職員さんに「始まってますよ」と教えてもらう始末(涙)

しかし!再び同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。

今回は携帯のアプリを駆使し、事前に何度もトレーニングを重ね…一発合格!

最大の難所を乗り越え、その後の講習を受講し無事免許更新となりました。

 

この深視力、大型車の運転では側方や後方確認にはミラーを多用しますが、この奥行きを感じる能力がないと、実際の距離感との間隔が掴めず、非常に危険な運転となります。

自家用車よりも大きな消防車や救急車、災害に向かう途中で私が事故を起こす訳にはいきません。今後もこの深視力を衰えさせることなく、日々安全運転に心がけていきたいです。

若い隊員と体力錬成

ほのおのにっき 2020年9月17日

消防士になり、25年。現在40代の私ですが、振り返るとあっという間に感じます。

しかし、私の心の中は常に20代の気持ちなのですが・・・

いざ20代の隊員の動きと比べると、動けなくなってきたなあ~と感じることがちょっぴりあります。しかし、その現実を受け入れたくない・・(気持ちは20代ですから・・・笑)

真夏のある日若い隊員が、「消防資器材を使用して一緒に体力錬成しませんか?」と挑戦的な態度で誘ってきました。

(受けて立とうじゃないか:笑)

 

そのメニューはというと・・・

「坂道でホース5回のばし、しまだ折りに5回する。」

「坂道のホースカーけん引

※ 総重量は約180㎏です。

※ もちろん、全て空気呼吸器着装です。

 

坂道のホースカーけん引でへこたれそうになりました。

しかし、若い隊員は回復が早い。回復力には脱帽です。次の日、足が筋肉痛になりました。

この体力錬成は、体と心によい刺激となりました。

今後も体力維持に続けていきたいと思います。

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坂道でのホースのばし

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しまだ折りホース

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ホースカーけん引(65ミリホース9本入り)

※実際の現場は電動で使います。

 

私の「新しい生活様式」

ほのおのにっき 2020年9月16日

新型コロナウィルスの影響は、まだまだ続きそうですね。

以前は、インドア派の自分なんて想像すらできませんでしたが、「新しい生活様式」が少しずつ当たり前になり、読書をする時間が多くなってきたと思います。

 

そんな中、たまたま読んだ漫画で、特にハマってしまったサッカー漫画を紹介します。(いつも漫画ばかり読んでいるわけではありませんよ 汗)

 

~あらすじ~

主人公のT.T.君はサッカー未経験者です。

そんな彼がいろいろあってサッカーの強豪、S高校サッカー部に入部することに!T君は、入部当初のランニングについていけず迷惑をかけていました。しかし、持ち前の忍耐力と向上心で走り続け、いつしかチームで一番走れるほどの選手に!そんなT君がチームメイトとともに全国制覇を目指していくストーリーです。

 

主人公のT君がひたむきに努力し、チームメイトからの評価も変わっていくそんな姿に胸が熱くなるおすすめの漫画です!!

私はいま、水難救助隊員(正規隊員)になる前の育成隊員として頑張っています。正規隊員になるためには、2年間の水難救助に関係する訓練を無事に修了することが必要となります。

水難救助の活動は危険が多いため、泳力が必要不可欠です。私も、T君のように忍耐力と向上心を持ってこれからも訓練に取り組んでいこうと思います!

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これから続くと思われる「新しい生活様式」の中で、仕事も私生活も充実したものにしていこうと思います。

SUPPER

ほのおのにっき 2020年9月15日

私がSUP(サップ)という言葉を知ったのは、先月のことでした。

職場の先輩と一緒に川で泳いでいるときのこと、川の横断や潜水をし、岩場にしがみついているときでした。

私「え!なにあれ!川でサーフィン!?けどパドルで漕いでるし!!」

先輩「あれSUPってやつだよ!かっこいいよね~!」

※SUPとは、スタンドアップパドルボードの略称で、名前のとおりボード上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく水上スポーツです。

初めて見る乗り物に興味津々になりました。

後日その先輩から、「明日SUPの体験行くけど、どう?」とお誘いがあり、体験に行くことになりました。

午後から3時間ほど川でSUP体験を行いましたが、うまくバランスがとれず、川へ落ちてばかり。ですが、落ちれば落ちるほどコツもつかんでいき、最後はあまり落ちることなく体験を終えることができました。普段使わない筋肉を使い、身体はヘトヘトでしたが、非常に楽しい思い出を作ることができました。

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つい先日なんと!マイボードを購入しました。今回のほのおのにっきでみなさんにお見せできればと思ったのですが、間に合わず(泣)。本日からSUPPER(サッパー)として楽しい思い出を増やしていこうと思います。

話は変わりますが、今年は例年に比べ水難事故が多くありました。川へ行くときは十分気を付けて遊泳してください。

夏の思い出

まだまだ暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?今年の夏はコロナ禍の状況でなかなか遠くに外出することも難しいですよね。

しかし、もともと色白であるはずの私の肌は、例年以上にこんがりと日焼けしています。では何焼けなのか?というと・・・

「プール焼け」なんです。

ただ、プールといっても遊びに行っているのではありません。この「ほのおのにっき」を普段からご覧になられている方はご存じかもしれませんが、中濃消防組合には水難救助隊という専門部隊があり、隊員になるためにはまずは育成隊員として厳しい訓練を受け、適性が認められなければなりません。

私は現在、その育成隊員として訓練を積んでいる職員の一人です。技術的な部分はもちろん、泳力的にもまだまだ未熟な私は、非番の日にも積極的にプールに通い基礎的な泳力向上に努めています。

今年の夏も中濃消防組合管内では多くの水難事故が発生しています。

そんな現場を経験する度に、また、毎回プールに行く度に出会う他の育成隊員や先輩隊員から刺激を受けながら、まずは正規の隊員になれるように、そして、水難救助隊員として一人でも多くの人を助けるために、今後も訓練に励んでいきます。

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念願の・・

ほのおのにっき 2020年9月9日

新型コロナウイルス感染予防が当たり前の世の中になり、今やどこを見てもマスクを着用している人々ばかりです。

 

振り返ると、小学生の息子を持つ私としては、3月からの突然の休校には衝撃を覚えたものですし、約3カ月もの休校期間は既に懐かしい記憶になりつつあります。

今日は、そんな休校中の話題を一つ。

バスケットボール好きの私に半ば強制的にバスケットボールクラブに入団させられた二人の息子たちは、週4回の練習に殆ど休まず参加していました。お兄ちゃんは6年生。やっと今年は試合にも出られるぞ!と意気込みも空しく、小学校は休校になり、スポーツクラブなど外部活動も自粛となってしまいました・・・

そんな中、息子たちを応援する父として思いついたことが、「バスケットゴール」の設置です。

私が中学生のとき、父にバスケットゴールを買ってほしいとお願いしたことがあるのですが、「値段が高い」「設置する場所がない」という理由で願いは叶わず、電柱をゴールに見立てて練習をしたものです。

しかし、今ではバスケットゴールは比較的安価で購入することができ、設置している家も珍しくなくなりました。

問題は「設置する場所」。

こんなときだからこそ、重い腰は動くものですね。昔は取り付く島もなかった私の父が、孫のためにと自宅裏の休耕畑の持ち主にお願いし、土地をお借りすることができました。

さあ、後はバスケットゴールを用意し、場所をそれらしくするだけです。

 

太田悠 画像

お借りした畑に防草シートを敷き、ガムテープでラインを引くと・・

なんちゃってバスケットコートの完成です!

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                   【完成!!】

学校やクラブの活動も再開され、少しずつですが日常を取り戻しつつある今、このコートは息子たちの練習だけでなく、私の運動の機会と仕事の疲れを癒すリフレッシュの場所にもなっています。

 

私の念願だったバスケットコート。まさかコロナ禍を機に達成できるとは・・・。

 

わたしたち消防の仕事でもコロナ禍の影響により、立入検査や消防訓練、防火指導など、いわゆる外回りの業務が停滞していましたが、こんなときだからこそ、各所属では消火・救急・救助訓練を今まで以上に積み重ねています。

地域住民の方々の安心・安全のため、今だから出来ること、今しか出来ないことに取り組んでいくことが大切なんですよね。

 

○○○中毒者!!

ほのおのにっき 2020年9月8日

最近サウナが巷で流行っているのをご存知でしょうか?

私は昔からよくサウナを利用することはあったのですが、サウナの正しい入り方というものは最近まで知りませんでした。サウナの正しい愉しみ方を知ってからは、完全なサウナ中毒者となってしましました。

そこで、この場を借りて皆さんにサウナの正しい入り方を紹介したいと思います。

 

先ずは普通にサウナに入って汗をかきます。

そして重要なのはここからで、次に体がしっかりと冷えるまで水風呂に入ります。

水風呂の後は、露天があれば外でなければ脱衣所などの椅子やベンチに座って10分ほど休みましょう。これを外気浴と言います。

休んだらまたサウナに入ります。

この“サウナ⇒水風呂⇒外気浴”のセットを3~4回繰り返します。

 このセットを繰り返しているうちに、次第に体が心地の良い状態になります。

この状態を、“ディープリラックス”や“整い”、“サウナトリップ”等と言われており、その気持ちのよさから“合法のドラッグ”とまで言われるほどです。

 

またサウナには、

・疲労回復

・自律神経の調整

・美容

・ダイエット

などにも効果があると言われており、まさに良いことづくしなのです。

 ここで注意点です。公衆浴場やサウナ等での救急搬送が多発しております。サウナに入る際にはしっかりと水分補給を行い無理のない範囲でサウナを愉しんで下さい。

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☝よく利用する地元の温泉

備えあれば憂いなし

ほのおのにっき 2020年9月7日

『準備が整っていれば、どんな事が起きても案ずることはない、日ごろからの準備が大事である。』

私は、このように後輩に指導しています。ということで、今回紹介する「備え」にフォーカスした訓練は、燃焼実験

粉塵爆発」です。

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「ボッ!(写真(上))

どーや!こんな反応するんやぞ!」

後輩君 

「オー!○○さん凄いですねー」

私が想定していたやり取りです。笑

まー、そんなうまく再現できなかったわけで、先輩としてカッコイイ所をサクッと見せることはできませんでした。笑

ですが、裏を返せば条件が整わないと火災が起きないリアルを実感できたのではないでしょうか。ちなみに粉塵は、小麦粉、粉糖を使いました。

 

本題に戻りますが、なぜ燃焼実験を実施したか?疑問に思われますよね。

訓練の目的は、若手職員の育成です。

近年、高気密高断熱な建物が増加しています。このような建物は、従来の建物と比較し、いざ火災が発生すると、フラッシュオーバーやバックドラフトといった爆燃現象が起こる可能性が高く、非常に危険の伴う消火活動になるのです。過去に殉職事例も何度か発生しています。

我々消防職員は、いつどのような危険に遭遇するか未知数です( ;∀;)

火災件数は、10年前の7割程度と減少傾向ですが、当組合ではここ数年の大量退職により若手職員は年々増加。建築物の近代化に伴い危険度が増している中、経験値の少ない職員も増加!と、課題が浮き彫りになっています。

火災現場は、様々な危険が隠れています。火災を、知っているからこそ恐怖心を掻き立てられ、知らないからこそ恐怖心が生まれない。

経験の少ない若者が多い事実をどうするのか?

 この課題の対策として、今回小規模の爆燃現象を体験し燃焼のメカニズムを学び、実際に起こりうる危険に備える事を目的として燃焼実験を行ったわけです(^^)

これからも、現状の問題を認識しながら「今ある資機材、知識、技術」をフル活用して多岐に渡る事案に備えたいと思います(^^)

 

実験の模様です ! ご覧ください!

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